登場人物紹介&おまけの設定(ネタバレあり)
趣味丸出しの設定で、申し訳ありません…(汗)
〇 ユウカ(武内優香)
こちらの世界に来たときにはパニックになっていたが、順応性が高かったのか今ではすっかり馴染んでいる。ヴィルのことは好意を持って受け入れているが、それが『愛』と言えるのかは現時点では微妙。だってまだ16歳だもんね。(← 大丈夫、時間はたっぷりありますから。ヴィル談)魔力を持つようになったが“血の契約“由来の魔力なので、厳密にいえば人間が持つ魔力や魔女の魔力ともちょっと違うらしい。本当にほんのちょっとの魔力なので「痛いの痛いの飛んでけー」とか「開けゴマ!」レベル。だから大して気にしていないし影響もない。
〇 ヴィル(センペルヴィレンス)
黒竜さん。人型のときは黒髪金瞳。竜たちの長的存在。(正確な年齢は覚えていないが、ディーナよりずっと年上です。)ディーナと知り合ったのは、セージュの件があったとき。当時何があったか全部知っている。ユウカが転移してきたときにその存在に魅かれ、魔女の森にやってきた。伴侶としてユウカを求め、長い時を一緒に過ごすために“血の契約”を結ぼうとしたが、ディーナに「本人がそれを望んだときに」と強く言われて優しい薬屋さんを装って接していた。ユウカが望まなかった場合は考えていない。というか、絶対に振り向かせると自信満々だった。ユウカの前ではいつも優しいイケメンさん。(もちろん、ユウカに害があると判断したときには容赦しないが、ユウカには絶対にばれないようにしている。黒竜だけあって、腹の中も相当黒いようだ。笑)言い方は悪いがどさくさ紛れに“血の契約”を結び、ユウカをでろでろに甘やかしている。
〇 ディーナ(メイアンディナ)
大魔女さん。(200歳は超えているらしいが、女性に年齢を聞いてはいけません。)『大魔女』というのは魔力量がとんでもなく多く、魔女社会のリーダー的な存在。ただし1人とは限らず、現在は何人かいるらしい。魔女の修業を始める前にセージュと出会い、いろいろあってハッピーエンドにはならなかったが、それがきっかけとなって魔女として驚異的な成長を遂げた。(→ 普通はあり得ないことなんです。)魔女としては珍しく人間社会と関わりを持っており、ユウカの転移をいち早く察知して保護した。「魔女」は血でつなぐ存在で、人間とはちょっと違う種族なのかも。(ちなみに「魔術師」は魔力を持つ人間が修行を経てなるもの。)飄々とした印象だが、実はかつての恋人をいつまでも忘れられない純情乙女です。
〇 ルカ&マディ(ファルカシュハージ&マグレディス)
若い竜の夫婦。自分たちのけんかが原因でユウカが大けがをしたので、ヴィルににらまれている。まあ、おかげで“血の契約”ができたこともあり物理的な報復はされなかったが、精神的には…ねぇ……。2人(2匹?)が自分にとてもよくしてくれる理由をユウカはよくわかっていないので、勝手にお友達認定している。(でも、あまり親しくするとヴィルの機嫌が悪くなるようだ。汗)
〇 デュシェ公爵
国王の弟であり、臣籍降下して公爵となった。(ユウカは40代だと思っていたけど、実はまだ34歳。ちなみに独身。)異世界に並々ならぬ興味を持ち、高位の魔術師を雇って異世界からの『もの』をこっそり集めていた。(この時点ですでに法律違反)集めた『もの』の使い方を知りたいと願うあまり、ユウカを拉致監禁、挙句の果てには重傷を負わせた。公爵自身は魔力があるため、不発弾が爆発したときにはとっさに防御魔法を使って軽傷で済んでいる。結局、いろいろな罪が発覚して爵位剥奪、辺境の小さな屋敷に幽閉されることになった。でも、公務も社交もなくただひたすら異世界についての研究に没頭できる環境は、本人にとっては幸せなのかもしれない。
〇 セージュ・ユーサ(湯浅清十郎)
ユウカより以前に現れた『来訪者』。はっきりとした記録は残っていないが、江戸時代の武士の家の出らしい。転移してきたときにディーナと出会いお互いに恋心を抱いていたが、その存在と剣の腕を知られ、当時は王宮魔術師の足元にも及ばなかったディーナを守るため、交換条件として王国騎士団の剣術指南役となった。こちらの世界の剣術とセージュの剣術をうまく合わせたことで王国騎士団は大陸最強とも言われるようになったが、セージュ自身は後に王宮での政争に巻き込まれ、その生涯を閉じた。(それがきっかけとなってディーナが驚異的な成長を遂げることになる。)誠実な人柄で多くの女性から思いを寄せられたらしいが、セージュはただ1人の女性に心を捧げており、ずっと独身だったという。
〇 『真名』について
精神的身体的な拘束力を持つため、よほどの相手でない限り絶対に教えることはない。ディーナとヴィルがお互いの『真名』を知っているのは、大昔からの知り合いで気心が知れていることと、特に今はユウカを守るために協力関係にあるから。(北の山の夫婦については、ヴィルの制裁の一環としてディーナも教えてもらった。)拘束力の強弱は、真名を呼んだ方の精神状態によるらしい。小屋に帰ってディーナとヴィルがお茶を飲みながらお互いの真名を呼んだときは、どちらも「何言ってんのよぅ」くらいの気持ちだったので特に拘束力はなかった。(北の山の竜の夫婦については、突然背筋が凍るような恐怖を感じたことがあったとかなかったとか…。)
〇 『来訪者』について
セージュみたいに知識や技能を持っている場合もあれば、ユウカみたいに何もないごく普通の人間の場合もある。(ただし、ユウカはヴィルが伴侶と認識していたのでかなり特殊な例かもしれない。)異世界から何かが来ると特殊な気配が感じられるが、かなりの魔力がある者しか察知できないらしい。『もの』であれば動かないのですぐに場所を特定・回収できるが、『人』や『動物』は動き回ってしまうため、見つけるのに時間がかかるし、すでに命を落としている場合もあるようだ。ちなみに、異世界からのものはすべて国への報告義務があり、個人で所有してはいけない。デュシェ公爵はいろんな『もの』をこっそり所有していたので法律違反ですね。ディーナは森の結界と古代魔法を利用したペンダントで、ユウカの気配を認識させないようにしていました。(魔女だから国の法律には縛られないんだけど。)
番外編として考えている話もありますが、一旦完結とさせていただきます。