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5

イヴ達のアジトを襲撃されてから2日が経った。

この間、アーロン達は、必死で情報を集めた、

その結果、敵のアジトらしき場所を発見する事ができた。


「アーロン、これは本当なのか?」


「はい、奴らの出入りする様子を何度も確認できました。

 ただ、山中にも、アジトらしき場所があります」


「え!?、どういう事だ」


「はい、発見してからこの場所を張り込んでいると山の中に入って行く

 メンバーもいたので、コッソリと尾行をしたら山中の砦に入って行きました」


「わかった。ではこの2カ所を攻撃する。

 メンバーは、ケリーのチームとアーロンのチームだ」


チーム発表後、アーロンは、ケリーに話し掛けた。


「ケリーさん、今回は、宜しくお願いします」


「アーロン、こちらこそ宜しく。

 それから、砦の方は、俺に任せて貰えないかな」


「分かりました」


「有難う、それでアーロンのチームにはヤンを付けるよ」


アーロンは、ケリーの申し出に了解をし、ヤンと行動を共にする事になった。

その日の深夜、ケリー達とアーロンは、王都近郊の街中にある敵のアジトに向かった。

アジトに到着すると、イリス達を残し、ケリー達を山中のアジトと思われる砦に

案内した。


「ここだね」


「はい、中までは調べていませんが、この砦に入って行く所は確認しました」


「十分だよ。

 後は、任せてくれて構わないよ」


アーロンは、ケリー達と別れ、王都近郊の街中のアジトの見張りに戻って行った。

皆と合流した後、アーロン達は敵のアジトに侵入し、そこにいた者達を

倒したが、その中には敵の幹部は誰もいなかった。


「ここは、兵舎みたいな物だったのかなぁ」


「そんな感じだと思うよ」


「それより、俺はケリーの所に行くぜ。

 なんか、今日のアイツは危ない感じだったからな」


「そうなんですか」



「ああ、長い付き合いだからな」


そう言うと、ヤンは山中の砦に向かって走って行った。


「ヤンさん、場所知らないよね」


「そうだよね」


「・・・・・行ってきます」


「アーロン、待って、私達も行くよ」


アーロン達は、ヤンを追って山に入って途中で合流し、砦に案内した。

砦に着くと、丁度ケリーが、1人で砦に向かって歩いている所だった。


「これは・・・」


「ケリーが1人で方を付けるから手を出すなって言ってきかなくて・・・」


「え?」


「アイツ、凄く怒っていたからな」


話をしている間にケリーは、砦に到着していた。


「誰かでてきてくれないか!」


ケリーの問い掛けに砦の中から、男達がゾロゾロと出てきてケリーを囲んだ。


「貴様は、何の用で此処に来た?」


「俺の仲間がお世話になったからお礼に来た」


「貴様、闇ギルドの者か!」


敵が話しかけて来るのと同時に、ケリーは周囲の敵を切り殺した。

そして、周囲の敵が全員倒れたのを確認してから歩き出した。


「さて、先に進みますか」


ケリーは、砦の中に入ると襲って来た敵を次々に屠り、奥の部屋に進みかけた所で

立ち塞がった者がいた。


「私は、ネウロ・・・」


ケリーは、ネウロが話をしようとしたが、一気に詰め寄り、

相手を待たずに切り掛かり首を落とした。


「ごめんね、空気を読む気は無いんでね・・・」


だが、先に進もうとした時に、突然魔法が飛んできた。


「わぁっ!危ないなぁ」


その言葉と裏腹に、ケリーは余裕を持って躱していた。


「なんだ、ばれていたのか・・・」


「アハハハ、いや、気が付いてはいなかったよ。

 ただ、遅すぎただけだよ」


「貴様!!」


敵は、怒って直接攻撃で襲い掛かって来たが、ケリーは、剣を構える事も無く躱し

相手の剣を奪い、その剣で敵を倒した。

その後も、現れた敵を倒して行くと大きな扉を発見した。

ケリーは、躊躇する事なく、扉を開くと奥の玉座にツェペスが座り、その両隣に

チャムとデボラの双子が、待機していた。



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