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窃盗団を捕らえよう。

闇ギルドに行くと、ギルマス(ギルドマスター)の呼び出しを受ける。


「アーロン、また何かしたの」


「してないよ」


「本当?」


「うん、とにかくギルマスの所に行ってみよう」


ギルマスの部屋に入った。


「マスター御用ですか」


「ああ、お前らにこの依頼を受けて欲しい」


依頼書を受け取り確認する。


【窃盗団の捕縛】


【最近、深夜に商人の屋敷に忍び込み、金品や商品を盗む者達が出現している。

 ここ数日の間にも3件の被害が出ているので冒険者ギルドに依頼を出したが

 捕まえられなかった。】


【出来るだけ早期の解決を求める】


「ギルマス、この件、分かっている事はありますか」


「深夜に、空を飛んでいたとの証言がある」


「鳥ですか?」


「鳥だよね」


「ともかく2人共頼んだぞ」


「「はーい」」


2人は、アジトを出て、街を歩いていた。


「さて、どうする」


「聞き込みからするか」


「そうだね」


2人は、手分けして聞き込みを始めた。


アーロンは、酒場に寄った。


「おーす、マスターは?」


「俺に用か」


「ああ、聞きたいことがあってな、最近盗賊が出てるだろ。

 その事で、知っている事を聞きたい」


「そうか、冒険者達も前に聞いて来たが同じ事しか言えないぞ」


「頼む」


「うちの客が、深夜に帰る途中に、大きな荷物を持って飛んでいる姿を見たそうだ」


「どっちに行ったかとか分かる」


「聞いてみたが、分からないそうだ」


「そっかぁ、ありがと、また来るよ」


「ああ、頑張れよ」


アーロンは、手を振りながら酒場を出た。

イリスも、色々調べて分かった事は、ゲオルグ商会の仕入れが、普段以上に多い事と

盗まれた商品と同じ種類が多く売られているという事だった。


2人は合流し、話合った結果、昼は、ゲオルグ商会を見張る事にした。


翌日から、2人は店の前で張り込んだ。


「なぁイリス、ここは交代でいいだろ、

 2人も要らないだろ」


「・・・・・」


「なぁ・・・」


「五月蠅い!用の無い時にあなたを1人にするのは、駄目なの!」


「なんで?」


「なんでも!

 あたしの家に住んでいるんだから言う事聞きなさいよね」


「はいはい・・・」


アーロンは、諦めて、イリスの尻尾を弄って遊んで時間を潰した。


「いいなぁ、イリスの尻尾は、気持ちいいなぁ」


「ちょっと・・・・」


「スリスリ」


「もう・・・・」


「スリスリ」


「アローン、やめてよ。

 集中出来ないでしょ」


「あっ、ごめん」


「もう・・・」


アーロンが、イリスの尻尾で遊んでいると荷馬車が到着した。


「積載量と荷馬車の数も普通だね」


「うん・・・」


「もしかして、盗賊の出た次の日を調べた方がいいかも」


「そうだね、今日は出直そう」


2人は、その場を離れた。


2人は、家に戻り、一度寝てから深夜の張り込みに備えた。


「イリス、起きなよ、見張りに行くよ」


「z・・・・・」


「起きてよ・・・じゃぁ、先にいくね」


アーロンが、部屋を出ようとすると後ろから服を掴まれた。

(やっぱり1人で行かせてくれないんだね・・・聞き込みはよかったのに・・・)


「何処にいくの?」


「見回り。行く?」


「うん、行くよ」


2人は、家を出て、商人の家を重点的に見回った。


2件目、3件目と見回り、4件目に行こうとした時に、空を飛ぶ一団を発見した。


「イリス、上見て!」


「追ってみよう」


2人は、魔法を唱えた。


「「フライ」」


「アーロン、姿も消して」


「分かった」


アーロンは、手を繋いでから、魔法を唱えた。


「インビシブル」


2人の姿が、消えて見えなくなった。


「追うよ」


「うん」


2人は、空を飛ぶ盗賊団の後をつけた。




本日、投稿を続けます。

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