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4

説明を聞き終えた皆は、直ぐに行動に移し、

警備の状態、何処かに穴が無いかを探りに行った。


翌日、アーロン達は、もう一度集まっていた。


「今回の目標は、カーター商会とソーマ オリビエ男爵だ。

 生き残りは要らない、全滅で頼む」


その後、昨夜の偵察の内容を報告した後に、チーム分けを発表した。


「カーター商会に、イリス、エレノア、アンネ。

 ソーマ オリビエ男爵邸にダリル、ジョゼと俺の3人で行こう」


「はい!」


話し合いが終わった後、各自で準備をして、深夜までの時間を過ごした。

深夜、イリス達はカーター商会に向かった。

カーター商会に着くと、屋敷には護衛が警備についていた。


「アンネ、お願い」


「うん」


アンネは、2人の護衛を簡単に倒し、屋敷への侵入に助力した。

イリスとエレノアは、屋敷に侵入し、アンネはそのまま周辺の様子を探る為に

その場に残った。

侵入した2人は、確実に敵を倒して回り、屋敷の1階を制圧し、

そのまま2階に進んだ。

2階に上がり、イリスが手前の扉を開けると、そこにはカーターがベッドの上で

女を抱いていた。

その様子を見たイリスは、顔を真っ赤にしながら、銃で2人を撃ち抜いた。


「なんて物を見せるのよ・・・」


イリスは、そう言い放ってから部屋を出て行った。

その後、屋敷を制圧し、生き残りがいない事を確認してから

金や財宝を集めた。


その頃、オリビエ邸に到着していたアーロン達は、インビシブルで消えてから

屋敷に侵入し、制圧を2人に任せ、アーロンは、ソーマ オリビエを探した。

アーロンは、奥の部屋から順に扉を開け中を確認していくと

3室目にして、ソーマ オリビエを発見したので有無を言わさず撃ち抜いた。

頭を撃ち抜かれ動かなくなったソーマ オリビエを放置したまま

次の部屋に向かった。

そして、出会った敵を倒しながら2階を制圧し、1階に下りて行った。

1階に下りると既に制圧が終わっており、

ダリルとジョゼは、金と財宝を集めていた。


「2人共、おわったの?」


「はい」


「なら、やるべき事をしてからここを出よう」


「はーい」


その後、3人で必要な物を回収し、ダリルとジョゼに屋敷に帰るように指示をしてから

アーロンは、カーター商会に向かった。

そして、イリス達が集めていた物をアイテムボックスに収納してから、皆と屋敷に戻った。


翌日、アーロンはクラスの手紙を持って、クロード邸を訪れていた。


「こちらは、お嬢様、クラス マルセフ様からの手紙で御座います」


アーロンはそう告げて、メイドに手紙を渡すと去って行った。

手紙を受け取ったメイドは、ニルスに渡した。

ニルスが手紙を開けると、一言だけ書いてあった。


”任務 完了”


ニルスは手紙を焼いてから、グラン元を訪ね、手紙の内容を伝えた。

グランも内容を知ると、ニルスと一緒にセインの元に行った。


「グラン様、如何なさいましたか?

 もしかして失敗を・・・・・」


「いや、逆だ、全て終わったそうだ」


「え!」


「どうした?

 そんなに驚いて」


「まさか、こんなに早く片付くとは・・・」


「そうだな」


「ならば、もう安心ですね」


「そうだな、だがこの事は誰にも話してはならぬぞ」


「承知しておりますので、ご安心下さい」


「では、後は任せたぞ」


「はい、前回といい、今回も大変お世話になり、有難う御座いました」


セインと別れた後、お互いに屋敷に帰っていった。




数日後、聖王帝国にビースト テイマーのヌエが監視の業務から戻り、報告をしていた。


「何!カーターがやられただと!」


「はい、私のフクロウで監視しておりましたので間違い御座いません」


「そうか、想定外だな、そんな者があの国にいたとは・・・・・」


「ついでに申しますと、ソーマ オリビエ男爵もやられました」


「生き残りは、いるのか」


「いえ、全滅です」


「同じ奴らか」


「はい」


「追跡は?」


「申し訳ございません、空を飛ぶ者がいましたのでそれ以上の追跡は止めましたが

 顔を覚えましたので探せば良いかと」


「ならば、先遣隊に伝えよ、奴らを探せとな」


「畏まりました」


ヌエは、命令を受けて下がった。


不定期投稿ですが宜しくお願い致します。

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