恋愛ゲーイベント
「ここだよ 私の家」
高橋さんが見覚えのある所で止まって言った。
おいおいおいおいおいおーーーーーい!!!ここの隣俺の家なんですけどーーー!
「そ、そうなんだ ここが高橋さんのオウチナンダー」
「おい、裕人片言になってんぞ」
と、友達の達也が一言
「イヤイヤ カタコトジャネーカラ」
それに俺は片言で答える。
「いや、片言やし…」
夏美がツッコミをいれる。高橋さんはそれを見て笑っていた。笑いが収まると、「さぁ入って入って〜」
と、誘導する。
「「「お邪魔しまーす」」」
みんなで言う。
高橋さんは微笑み、ほかの部屋の方へ行く。
「あれ?メイっちどこ行くん?」
夏美が問う。
「クリスマスケーキ持ってくるから待ってて〜」高橋さんの返答が帰ってくる。みんなはーいと返事をしてソファに腰をかけた。みんな楽しそうに話してる。まぁ2人きりになれないけどこれはこれでいっか。俺はそう思った。その時、高橋さんがケーキを運んできた。
「わぁすげぇ美味そう」
達也が食べる気満々で言う。
アハハと笑いながらも高橋さんは
「初めてケーキ作ったんだけどどうかな。美味しいなら良いんだけど…」不安そうにいう。すると夏美が
「えっこれメイっちが作ったの女子力高いな〜」関心しながら言う。確かに俺も思った。初めてにしてはこの出来は上手すぎる!なぜかって?決まってるだろ。この形整ってやがる!! クリームの量にもムラがない!初めてにしてはおかしすぎるくらい美味しそうなのだ。そうやって俺がひとり心の中寂しく熱くなってると、高橋さんがさぁ食べようと言ってケーキを配る。みんなありがとうと言って受け取り、ケーキを口に頬張る。このケーキの感想を20字で簡潔にまとめるとだな、上手い、やばい、高橋さん マジ最高!だ。みんなも美味しいと言って食べた。
みんなは家が遠いので俺より早く帰った。そして俺も帰ることにした。
片付けも終え、帰ろうとした時高橋さんは急いでこっちに向かってきた。
「えと、今日はありがとう あ、これ大したものじゃないけどクリスマスプレゼント。」
一息ついてから高橋さんが言って、プレゼントと思われるものを差し出してきた。
はぁ!何この展開!もうこれ死ぬしかないじゃな、これダメなやつだ やめとこ。
「ありがとう 高橋さん大切にするよ。」
俺は紳士の如くカッコつけながら言った。高橋さんは笑いながら
「何それ変なの。あ、そうそう これからはさん付け禁止!高橋かメイって呼んで、出来たらメイの方で呼んでほしい」
俺は恋愛ゲーの何かを見ているような気がした。嬉しすぎる。美少女に呼び捨てで呼んでほしいなんて。しかも顔真っ赤だ。「わかったよたか、じゃなかったメイ」
「うん!」
もうその時の高橋さんじゃくてね、メイの笑顔は神々しくとても可愛かった。
その顔を目に焼きつけ、俺はメイの家をあとにした
ーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか表記変でしたので編集させて頂きました