34
翌日起きると、領主様の使いが宿に来ていた
諸々の書類を受け取り、使いの人にお礼を言って朝食を食べる
朝はごく簡単なサンドイッチ
それと水
食べながら村長と相談
村でやることがたくさんあるので、早めにラザイエフさんに挨拶して村に帰ることにした
(せっかく来たんだから、開拓道具でも買って行ったら?)
ラザイエフさんに挨拶がてら初回の交易で持って来てもらうよ
あ、でも当座の小麦とか買っていこう
さすがに村人全員分までの粉は無いしね
宿を出て、リブロフ商会から当分の間の小麦粉を買う
初回の交易の時も多めにお願いした
用事も終わったので、早めに村に帰る
かーちゃんたちが心配だ
村に着いたのは昼過ぎ
俺たちが着陸したところへ村人たちが集まってきた
「皆の衆、喜べ!アウグスのリブロフ商会がきてくれるぞ!領主様のお墨付きじゃ」
開口一番、村長が話すと歓声があがる
「フレイ様とテルのおかげで、今まで以上の物資を受け取ることができるぞ」
さらに歓声があがる
指笛吹いてるやつもいる
「しかし、あくまでも交易じゃ。働き、耕し、育てなきゃならん。今まで以上にみんなには頑張ってもらわないといかん。」
歓声が止み、軽いブーイングも聞こえる
「心配するな、立派な開墾道具も農機具も最初の交易で用意してもらっとる。それにわしらにはフレイ様がついとる。今までと違って、働けば働くだけ豊かになる。」
今日一番の歓声の後、これからの仕事の分担を決めることにした
主だった村人を残し、みんなは自宅に帰っていく
コナに簡単な昼食を作ってもらい
食べながら話し合う
主に村長が仕切っているので、口を挟まずモクモクと食べながら聞いている
アウグスからの帰路で打ち合わせ済みなので異論もない
当初の予定通り、明日から開墾することになった
基本は俺が土魔法で開墾して整地していくので、細かい整地以外はやることがない
なのでその間、みんなには漁をしてもらい、普段の食事と交易用の干し魚や貝類の加工品を作ってもらう
漁は男たち、加工はかーちゃんたちが担当
畑の開墾が終わり次第、塩田のための整地と塩作りをフレイに教わりながら始めることにした
塩はこの村のメイン産業にする予定なので村人全員参加
とりあえず、今日のところは明日からの忙しい毎日に備え休養とした
午後は明日以降の開墾作業の予習をして過ごす
コナとかーちゃんは仲良く干し肉と干し魚を作っている
以前に獲って『収納』していた魔物肉と魚を提供して明日以降の練習がてら作ってもらっている
夕方になる頃、二人の作業も一段落
早めに夕飯を食べ早々とベットに入って寝てしまう
明日から忙しくなるなぁ




