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春のおとずれ/蒲公英
「春のおとずれ」
白い雲のあいだから
青く澄んだ空が見える
冬の白い大地に
茶色くあいた穴がある
小枝の先はふくらんで
地球を彩る準備をしてる
そばでは動物たちが
お客さまへの歓迎の踊り
雲が逃げ 空がだんだん晴れてきた
さぁ、お客さまがやって来た
ずぅーっと 待ってたんだ
ほぉら
雲に隠れてたお日さまが顔を出した
“おはよう!お日さま。ねぇ、聞いて!
春が来たんだよ!!”
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「蒲公英」
僕らにとって、
「生きる」こととは何だろうか。
たぶん、僕は
一生答えられないと思う。
そして、僕らはそれを
ずっと、追い求めなければならないだろう。
「幸福」を夢見て、飛び立ってゆく
蒲公英の綿毛のように―。
by 中学三年生、春。