第11話 『冒険へ出発!』
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「パン3人分お願いします」
私たちは朝食を取るため、ギルドの食堂に来ている。
昨夜は、クリスマスで私たちは子供たちにプレゼントを配るミッションをしていた。
とても心が温まるいいミッションだった。
おかげで、再び屋根のある暖かい宿に泊まることもできた。
すると、ルークはパンをかじりながら、エタニエルの方を見る。
「そういえば、エタニエルって寒くないの?ずっと、その薄そうな服着ているけど」
「寒さなどこの大悪魔エタニエル様には通用しないのだよガハハハッ!」
その大声に反応して、周囲の冒険者たちの視線が一斉にこちらへ向いた。
まずい…。
私は慌ててエタニエルの耳元に口を寄せた。
「ちょっ!悪魔ってばれたらダメでしょ…」
「ああ。そうだったな。すまない」
もし、エタニエルが悪魔だとばれれば、私たちも処刑されてしまう。
そうすれば、何もかもが終わりだ。
「も~中二病だな~」
わざとらしく笑ってごまかすと、
周囲の冒険者たちも「なんだ」と興味を失ったように視線を戻した。
「ふぅ…」
パンを食べて一息つくと、私は冒険したいということを二人に切り出した。
「私、探している人がいるんだけど、冒険に出たいんだけど……いいかな?」
すると、2人はうなずいた。
「いいよ!あおいちゃんがそういうのなら、探しにこう!」
「ああ。もちろん。そのためにこの私が入ってきたようなものだからな。ハハハハ」
ルークは即答だった。
「いいよ!あおいちゃんがそう言うなら、探しに行こう!」
「ああ。もちろんだ。そのために、この私がいるようなものだからな」
二人とも、あっさりとうなずいてくれた。
よかった……。
私たちがギルドに出ると、前で待ってくれていたアクリスが私を見てこういった。
「あおい。昨日の件は話したのか?」
「うん。」
「そうか…。なら、東に向かうぞ」
「そうなの?」
「ああ。あおいの探している人の気配が東からする」
「わかった」
正直よくわからないけど、今は信じるしかない。
荷造りを終えると、私たちは街の門に集まった。
「さぁ行くぞ。あおいの探している人がいる場所へ」
アクリスが東を向いた、その瞬間
「待て待て。何を言っている、この龍は」
エタニエルが口を挟む。
「探している者は、西だ」
「ふん。笑わせるな。悪魔ごときが」
「ほぉ?ならば、戦って確かめてみるか?」
二人の間に、ぴりっとした空気が走る。
「ちょっとやめてよ!」
慌てて止めると、今度はルークが前に出た。
「そんなに、喧嘩するなら俺が決めてやる」
そう言って、剣を鞘ごと地面に立てる。
「これが倒れたところにあおいちゃんに探している人がいる」
……やってること小学生じゃん。
剣はゆっくりと傾き、やがて倒れた。
倒れたほうを確認する。
「今は真昼だし、太陽の位置から見て南ね」
「何だと!?この私の未来視が外れるなど……」
「決まりだな!さぁ行くぞ!」
「え、ちょっと待ってよ!そんな決め方で...…」
私の声を無視して、ルークはずんずん歩き出してしまった。
旅は、まだ始まったばかりなのに。
不安な予感しかしない。
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