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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第50話 出し物の決定と家族との・・・

その後、文化祭の実行委員も決定した後に、クラスの出し物の決定と


抽選みたいなことがあった結果、俺たちのクラスは見事、クレープ屋さんの権利を勝ち取ることができたらしい。


実際にはクレープ屋をやるクラスは俺達だけだったみたいだが。


他のクラスは焼きそばや綿あめにかき氷の料理の出し物や、


輪投げやお化け屋敷などの定番のクラスに、


何故かクイズ大会とか、写生の展示をするという変わり者のクラスもあったみたいだ。




「ってことで、僕たちのクラスはクレープ屋さんに決まったんだけど・・・」


「なんか・・・一捻り欲しいのよね」


「一捻りか・・・」


「確かに・・・ただのクレープ屋さんになんか一つ欲しいよな」




と一捻りについて考えることになったのだが・・・誰も提案が出てこない。


って言っても何がある?




「実際、この教室で出すのよね」


「だな・・・制服とかを変えるとかだよな」


「服ね・・・和服とか?」


「もしくは仮装みたいな感じかな?」


「「「「「それだーーー!!」」」」」


「「えっ?」」




俺と瀬戸川さんは一捻りって言ったら服装を変えるぐらいしかなくない?


って感じで話していたんだが、まさかこれが通るのか!?




「確かに・・接客するときの服装を面白おかしくして、目立つ様にすれば人の気を引けるかもな!!」


「和服とか・・・メイド服とかにしてみる?」


「「メイド服!!」」


「男子なら・・・執事服もアリなんじゃないか?」


「いろいろ考えてみようぜ」


「待って。服を変えるのは僕も賛成なんだけど・・・誰が服を作ったりするのかな?」


「「「あ・・・」」」


「そこは問題ないよ」


「白石さん?」


「私の家にあるんだよね・・・服が」


「なんで!?」


「・・・お姉ちゃんのコスプレ衣装」




うん、これは触れないでおこう。


クラス全員の意識が統一したな。一瞬。




「なら、後はその服を持ってきてもらってから、サイズとかを調整する感じかな?」


「そうなるね」


「後はメニューだよね。クレープはどうしようか?」


「皿で食べるタイプと、持って食べるタイプの2つに分けて売る感じにするか」


「それと・・・ドリンクとかも出してみるのはありかもね」




と全員で提案をどんどんしていくのであった。


ちなみに、




「軽く話したことがそのまま通るとは」


「言ってみるものね」


「そうなのかな?」


「じゃなかったら・・・もっと話は長くなっていたわよ」


「・・・だね」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「ってな感じかな」


「コスプレ喫茶みたいですね?」


「売るのはクレープだけだけどね」


「それでも・・・スズ姉さんのコスプレは見たいですよ」


「・・・私はやらないわよ?」


「・・・そんな!?」


「・・・でも、瀬戸川さんは接客のほうだったよね?」


「それは・・」


「ってことは・・・見れるんだ!!」




めっちゃ喜んでいるなこの子は。


それに対して、瀬戸川さんは苦虫をかみしめている。




「本当に嫌なんだけど」


「決まったことだから仕方ないんじゃない?」


「ちなみに・・・龍也さんは?」


「俺は料理班だからしないよ?」


「ズルいわね」




そんなこと言われても。


ジト目でめっちゃみられている。


そんな感じでバイトをしていた。




「文化祭1週間前からバイトは休みます」


「ごめんなさい。叔父さん」


「別に問題ないさ。その分、雫には頑張ってもらうからね」


「分かっているよ!!」




本当に頑張ってほしいな。


とカランカランと音が鳴った。




「いらっしゃい・・・ませ」


「・・・」




入店したのは兄貴だった。


アレ?・・・久しぶりに見たな。




「・・・常連の割に全然来なかったのはなぜ?」


「・・・お前がいたからな。俺が嫌いだろ?」


「・・・嫌いでも好きでもないさ」


「っ!?・・・そうか」




そう。俺は兄貴のことも他の家族のことも嫌いになったわけじゃない。


ただ、無関心になってしまっただけだ。




「ご注文は?」


「コーヒーのブラックを」


「ミルクと砂糖は?」


「別でお願いする。砂糖は2つで」


「かしこまりました」




ってな感じで接客をして、マスターに注文内容を伝えた。




「本当に兄弟の会話とは思えないですね」


「それぐらい・・・溝が深いんだよ。俺と家族とはね」


「家族全員と仲が悪いんですか?」


「そうだね・・・俺は自分が家族の一員と思っていないだけだよ」


「それはそれでどうなのよ」




うん、自分でも言っていて何言っているんだと思っているよ。


けど・・・本当にそんな感じなんだよね。




「俺だけが頑張っても結果を残せないからね」


「そうなんですか?」


「努力しても越えられない壁に挑む勇気がなくなったんだよね」


「・・・・・」




瀬戸川さんは俺のほうを見て少しだけ悲しそうな顔をしていた。


どうして君がそんな顔をしているのかな?




「あなたのその顔が・・・空元気に見えるからよ」


「・・・凄い否定できないや」

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