第49話 文化祭は何をしよう?
「・・・・・・」チ~~~ン
「なんか、デジャブを感じるな」
「頑張った・・・俺は頑張ったぞ」
「後はこれで・・・赤点じゃなければな?」
「・・・それは言わないでくれよ~~?」
中間テストが終わった日。
完全にマサは伸びている様子。
「隣を見ろ」
「うん?」
「・・・・・・」
「さすがは瀬戸川さん」
「これぐらいは余裕を持てるようになってくれ」
「それは・・・勘弁してください」
瀬戸川さんなんて余裕な表情だぞ?
「皆!!注目!!」
「どうしたんだよ委員長?」
「先生に言われてね。11月の初めに文化祭が行われます」
「そういえば・・」
「そうだったな!?」
「準備期間は1カ月の中で、今回僕たちのクラスの出し物を決めたいと思います!!」
という感じで俺たちのクラスの出し物を決めることに。
「委員長。これって出し物がクラスで被った場合ってどうなるの?」
「基本的に被りは出てくるのは生徒会もわかっているみたいで、飲食店の場合のみ3クラスぐらいまでなら被りオッケーらしいよ」
「お化け屋敷とかは1クラスのみらしいけどね」
なるほどね。文化祭の出し物は主に1・2年生のみだ。
それでも22クラスはあるからね。ある程度の被りは妥協しているのか。
「それで・・・僕たちは何をやる?」
「俺は喫茶店がいい!!」
「えっ~~~私はお化け屋敷だよ」
「私はクレープ屋さん!!」
「ここはあえてフランクフルト店をしようぜ!!」
とクラスのみんなが思い思いにしゃべっているのを俺は聞いていた。
「タツは何がやりたい?」
「俺は何でもいいよ。飲食の店ならある程度は料理できるから問題ないからな」
「喫茶店なら・・・メイド喫茶とか?」
「佐島君?」
「・・・ナンデモアリマセン」
瀬戸川さんが俺たちの話を聞いていたみたいで、
メイド喫茶を提案したマサをめっちゃ怖い目で見ていた。
「メイド服嫌いなんだ?」
「・・・ナンパされるからよ」
「「あぁ~~~」」
凄い納得しちゃった。
ってあっちはどうなったかな?
「これは・・・」
「黒板がすごいことになっているな」
「どれがいいかで決まらなさそうね」
「俺としては飲食店でお願いしたい」
「バイトで慣れているからか?」
「まぁな。試食もできるかもな」
「それは・・・めっちゃ魅力的じゃねえか」
「私は裏方でお願いしたいわね」
瀬戸川さんが裏方はもったいない気がするんだが?
「ナンパ対策ってことね?」
「そうよ・・・中学の時がそうだったから」
何でも、中学の文化祭で売り子をやっていた時にいろんな人ナンパされまくったそうだ。そのおかげ売り上げに貢献したみたいだが。
「嫌悪感が大きいのよ」
「モテるのも大変だな」
「俺の兄貴もそうだったぞ」
中学の時にあの人を一目見ようと女子でいっぱいだったからな。
あれは・・・圧倒されたよな。
「・・・決まりました!!」
「どうやら決まったみたいだぞ」
「何になったかな?」
「僕たちのクラスがやる出し物は・・・クレープ屋さんです!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ってな感じかな?」
「クレープ屋さんですか・・・いいなぁ」
「雫は食べたいだけでしょ?」
「うぐっ!?」
話し合いが終わった後、俺と瀬戸川さんはバイトをしていた。
そこに。
カランカラ~~~ン
「いらっしゃいま・・・って楓」
「スズちゃん!!」
入店してきたのは高橋さんだった。
「スズちゃんと香田君のクラスは何になったの?」
「その前に・・そこだと他のお客様の入り口の邪魔になるわよ」
「そうだった。ごめんごめん」
って感じで席に着いた後、改めて聞いてきたため、クレープ屋さんになったことを話した。
「クレープ屋さんかぁ~~~」
「女子のほとんどがクレープ屋さんだったのよね」
「女の子は甘いものに弱いからね」
「作る側からしたら・・大変なんだけどね」
しかも俺は料理ができるからってことで調理チームに。
「しかも、俺以外全員女子って」
「肩身が狭そうだね?」
「・・・けど、他のみんなが燃えているからね」
「・・私はいやなんだけどね」
「どうして?」
「瀬戸川さんは接客側に回ったからね」
そのほうが話題性があるってことで押し切られちゃったんだよね。
「ほんと最悪」
「ここまでヤサグレているスズちゃんは久しぶりだなぁ」
「前はいつ?」
「前は中3の文化祭」
「1年前か」
その周期で見れるってことかな?
レアって感じがしないぞ。
「さてと・・・マスター借りますね」
「練習かい?」
「はい。今のうちにある程度は練習したほうがいいと思いまして」
と俺はクレープの材料を買っていて、マスターのご厚意により、
キッチンでクレープの試作を作ることにした。
「皆食べてね」
「わたしたちにも?」
「サービスってことで」
「ありがとう!!」
「さすが龍也さん!!」
って感じでバイト中ではあるが、ゆるっとした空気が流れるのであった。
「楓」
「なに?」
「中間はどうだったの?」
「えぇ~~と」
「雫ももうすぐ中間だろ?大丈夫なのか?」
「それは・・・」
「「こりゃダメだな・ね」」




