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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第48話 ・・・デジャブを感じるな

体育祭が無事?に終えた俺たちを待っていたのは・・・


中間テストだ。




「「・・・・・・・・・・」」


「・・・・・・・・・・・」


「あれは・・・いったい何だい?」


「あれは勉強を教えてください瀬戸川様って感じでお願いしている図ですね」


「そうか・・・そんな季節か」




と俺はマスターに説明していた。


今いるのは俺と瀬戸川さんがバイトしている喫茶店。


現在は放課後で瀬戸川さんは休みなのだが、




「ただいま!!・・・ってスズ姉さんがいる?」


「お帰り雫。今日は手伝わなくていいからね」


「ありがとうお父さん」


「そっか・・もうすぐ中学校の体育祭か」


「そうですよ!!」


「俺たちは・・中間だからなぁ」


「・・・私は10月ですけど、そっちは早いんですね?」


「だね。9月の下旬にやるからね」




これは文化祭や運動部が新人戦があるからの処置である。


前にも説明・・した気がするが、俺らが通っている高校は赤点に厳しいからな。




「・・・私は別の高校にしようかな」


「雫は香田君や涼香ちゃんと一緒の高校を目指してもらうからな」


「なんで!?」


「家から一番近い高校かつ、お前が勉強をサボらせないためだ」


「うっ!?」




雫ちゃんは勉強が嫌いだからな・・・頑張ってほしい。


結構佳織さんからも相談されているしな。




「佳織さんも言っていたからね。雫ちゃんの勉強意欲をどうやったら上げれるかって」


「お母さんまで・・」


「こういっちゃなんだが、勉強は確かに将来必要かって言われたら微妙かもしれないが、勉強を自主的にやることに意味がある。それをわかってほしい」


「・・・分かったよ」




と言いつつ、雫ちゃんが中に入ったと同時にあっちにも動きがあった。




「それで・・・楓に佐島君は中間が不安だと」


「はい」


「だから、お願いします。私たちに勉強を教えて下さい!!」


「・・・・」


「悩んでいるね?」


「香田君はどうするの?」


「俺はなぁ~~~」




別に俺としては教えても問題ないと思うんだけどね?


それだと・・・この2人の力にならないんじゃないかって思うんだ。


ただ・・ずっとウルウルとした目で見てくるのは正直辞めてほしいが。




「・・・俺としては2人のことを考えると1度は自分たちで頑張ってほしいって思ってはいる」


「そうよね」


「・・・」


「っていうかマサは中学の時に言ったよな?『高校は勉強を頑張る』ってよ」


「それは・・・」


「それにあの糞と離れられたんだろ?尚更できるんじゃないか?」


「そうだよな」




あの毒親と離れられたんだからな。勉強は十分できるだろう?




「楓も。少しは自分で頑張ってみなさい」


「うっ!?・・・分かった。頑張ってみる!!」


「もしわからない問題があったら教えることはするわ」


「うん!!」




という感じで今回の中間は勉強会をせずに個人でやることが決まるのであった。




「頑張ろう!!佐島君!!」


「そうだな!!」


「・・・正直不安だけどね」


「それは同意するわ」




本当に大丈夫かね?




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「で?どうしたんだ風花?」




バイトが終わり(そこでマスターが賄いとしてオムライスを作ってくれたので晩飯を喫茶店で食べた)、家に帰ってきて風呂に入った後、今日の授業の復習と宿題をやっていた俺の部屋にノック音が。


入ってきたのは風花だった。




「来週さ。体育祭に来てくれる?」


「来週か・・・それは難しいな」


「どうして?」


「兄貴から聞いていないのか?その次の週に中間があるんだよ」


「そうなの?恭平お兄ちゃんは来てくれたけど」


「俺と兄貴は頭の出来が違うからな。俺は正直来れない」


「そっか・・・ねぇ龍也お兄ちゃん」


「何だ?」




と風花の目は少し寂しい感じの声でこう言った。




「龍也お兄ちゃんは私のこと嫌い?」


「それはどうして?」


「龍也お兄ちゃんと他のみんなとの間に・・距離感がある感じがして」


「そうだな・・・」




距離感・・・はある。


正直俺としては嫌いっていうよりは、




「家族に対して俺が無関心なだけだ」


「えっ・・・」


「ずっと姉や兄のことばっかり褒めて、俺はずっと比べられ続けていたからな。お前は知らないと思うが、悪意ある攻撃をされっぱなしだったんだ」


「そんな・・・」


「正直、嫌いっていうよりは無関心って感じかもな」




そう。どんなに頑張ってもほめてくれない。兄貴と姉と比べてもっと頑張れって心無い応援をされる。


そんな家族と一緒になんて・・・俺には無理だよ。


小学生の時は頑張った。けど・・・中学になって頑張っても無理なものは無理だと感じることができてしまったのだから。




「俺は・・・家族を好きになることができない捻くれ者なだけだ」


「・・・・・」


「兄貴は・・・てあの人も来れないんじゃないか?」


「えっ」


「だって、兄貴の場合センター試験があるだろ?」




そういえばあのひと3年生だったな。


すっかり忘れていたよ。

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