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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第32話 

「あの子は誰なの?」


「幼馴染の妹」


「北条の妹さんか」


「北条?」


「・・・俺とタツの中学の同級生で」


「俺に関しては小学からの幼馴染だ」




美晴ちゃんに会って話をした後、


俺は3人と合流したのだが、どうやら美晴ちゃんのことが気になる様子。


特に高橋さんは俺の幼馴染のことを知らないからな。


めっちゃ気になっている様子だ。




「北条さん・・・って5組の?」


「知ってるんだ?」


「うん、スズちゃんが学年一の美少女と言われているでしょ」


「「うんうん」」


「・・・あなたたち?」


「それとは別で、今年の一年女子はレベルが高いって言われているんだよね。


その中でもトップ5の女子の1人に北条確か・・・美優さんがいたけど」


「うん、間違いないよ」


「幼馴染なんだ・・・って話しているところを見たことないけど?」


「完全に仲違いしているからな」


「仲・・・っていうよりはすれ違いかもな」


「「すれ違い?」」




瀬戸川さんには幼馴染がいることは説明したが、どうして仲違いが起きているのかは教えていなかったなそういえば。




「・・・・ってことがあってね」


「あぁ~~~なるほど。そういうことが」


「・・・その子が意気地なしなだけじゃない」


「言うね・・・瀬戸川さんは」


「けど気持ちはちょっとわかっちゃうかな」


「そうなの?楓」




どうやら、高橋さんは美優・・・北条さんの気持ちがわかるみたいだ。




「女の子ってね。どうしても周りを気にする生き物なの


・・・スズちゃんのような一部の女子は違うけどね」


「私が普通の女の子じゃないみたいな言い方じゃない?」


「違うの?」


「・・・・・」




うん、瀬戸川さんは普通の女の子じゃない気がする。


自分でもわかっているのか反論しない。




「特にグループだとね。カーストとかも気になっちゃうから」


「周りに合わせないと仲間外れになるってことか」


「そういうことだね・・・だとしても、幼馴染を悪く言うのはどうかと思っちゃうな」


「・・・・・しかも、その幼馴染のタツに聞かれていたのがなぁ」




あれで俺が聞いていなかったらこういう感じにはならなかったかもしれないが、


俺は聞いてよかったと思う。


幼馴染の本性を知ることができたのだから。




「昔のようにはもう戻れないって俺は思っているんだが・・・あっちはなぁ」


「何度か仲直りしたいって思っているんだろ?」


「仲直りっていうよりは昔の関係に戻りたいって感じかな」


「過去を悔い改めて、新しい関係を築いたほうがいいと思うんだけどな」


「楓の言うとおりね。北条さんは過去のあなたとの関係にとらわれている感じがするわね」




俺との関係か・・・それは・・・




「あの時はあいつしか信じれなかったんだよな」


「家族との拗れと周りが比べ続けていたもんな」


「地獄だぞあの生活は」




ずっと姉・兄の話を聞かされるんだぞ。


こっちは別に聞きたいわけじゃないのに。


あっち行ったら「姉はすごかったんだよ」


こっち行けば「お兄さんはこうだったんだよ」


ってな感じでだれも俺個人を見ることはなかったな。




「先生にもほめてもらった記憶がないぐらいだ」


「頑張ったねって言われたことないんだろ?」


「うん」


「「・・・・・・」」




女子2人は絶句しているんだが。


特に高橋さんは俺の過去について初めて聞いたからか、




「大変だったんだね・・・ジュース買ってこようか?」




とめっちゃ気を使われたんだが・・・そんなことよりも。




「こんな話、遊園地でする話じゃないな」


「それはそう」


「そうだね・・気分転換にもう1回ジェットコースターに」


「それはやめて!?」




と全員気持ちをリセットして遊園地を楽しむのだった。




その後、遊園地を出て、俺とマサは瀬戸川さんと高橋さんを家まで歩いて送り、


マサと2人で歩いていた。




「ある意味気分転換になったか?」


「まぁな。美晴ちゃんに会ったのはびっくりしたけどね」


「・・・妹ちゃんの応援に行くのか?」


「行かないと怒るからな」




そう。家族の応援に行かない選択肢はない。


そういうのを母は嫌うからな。




「大変だなお前は」


「・・・マサは引っ越し終わったのか?」


「あぁ」


「・・・お前の引越しの手伝いで来れないって言い訳を考えたんだがな」


「・・・なんかすまん」


「・・・謝るなよ」




って感じでそれぞれの家へと別れた。


そして、歩いていたら・・・




「・・・龍也兄さん」


「・・・美晴ちゃん」




何と・・・美晴ちゃんと早すぎる再会だった。




「どうしてここに?補導されちゃうよ」


「少しだけ・・・話をしたかったので」


「・・・ちょうど近くに公園があるから、そこで話そうか」

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