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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第29話 紫穂の考えと夏休みスタート!!

この人は何を言っているんだろうか?




「瀬戸川さんのことをどう思っているか?」


「そう・・・涼香は可愛いでしょ?」


「まぁ・・はい。今でも告白は絶えないですし」


「そうよね。私もそうだったし」




それは自慢かな?


だとしたら・・・俺はこれ以上会話するつもりはないぞ。




「そうですか・・・」


「私はね・・・涼香には私のようになってほしくなかったの」


「それは・・・どうしてですか?」


「・・・君は私が涼香に何を言ったかは知っているんだっけ?」


「はい。瀬戸川さんを家に送るときに聞きました。」




確か、




『涼香。あなたは私に追いつくことはできないわよ』


『そんなにあなたが頑張っても私の隣に立つことができないわ』




だったけ。




「これは・・・言い過ぎなのでは?」


「そうだけどね・・・私の真似をしすぎてはいけないって感じかな」


「またどうしてですか?」


「簡単な話、涼香は涼香。私は私ってことかな」


「なるほど・・・瀬戸川さんの個性がなくなることを恐れていたってことですか」




これは・・・なんとなくわかる気がする。


弟や妹って、兄や姉の真似をすることって結構あると思う。


そうなると・・・模倣に近い感じになっちゃうんだよね。


それに・・・




「姉や兄の活躍を聞かされたりして、自分はそこまで活躍できないから


だいぶ苦しくなって楽しくなくなるんですよね」


「それって・・・実体験?」


「はい」




本当にそれ。


姉の真似して書道したが・・・2年で辞めたんだよな。


結構言われてたんだよね。


『お姉さんはこの時もう書道〇段だったよ』


とか言われて・・・苦痛になっていくんだよな。


勝手に期待されて、勝手に失望する。


本当にやめてほしいんだよなこれを。




「・・・涼香にもなってほしくなかったからね」


「自分の真似をして・・・絶望してほしくなかったてことですか?」


「そう」


「それは・・・瀬戸川さんも優秀だと思いますけど」


「そうね・・・できるからこそ比べてくるのよ。


私と涼香の細かいところを」


「似ているからこそ・・・細かい部分の差がものをいうってことか」


「そういうこと」




なるほどね・・・けど。




「言葉足らず過ぎますよ」


「やっぱり?」


「瀬戸川さんはあなたに対する憎悪でいっぱいみたいですよ」


「いいんだよこれで」


「えっ?」


「私を憎み超えようと努力をしているのよね。それでいいの」




どういうことなんだそれは?




「私の横じゃなくて超えてほしいからね」


「・・・憎まれ役を買ったてことですか?」


「そういうこと」


「・・・にしては不器用すぎませんかね」


「否定しないわ」




・・・この姉妹不器用すぎやしませんかね。


と思う俺なのであった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




そんな感じで、日常を過ごし遂に。




「・・・夏休みだ!!」


「お前は引っ越しだろ?」


「そうなんだけどな?」


「・・・期末はどうだったんだ?」


「・・・赤点回避だぜ!!」


「それは良かった」


「・・・何位だったんだ?」


「俺は・・・22位」


「マジか・・・俺は115位だぜ」


「・・・もっと勉強頑張れ」


「・・・おぅ」




俺とタツに瀬戸川さんは喫茶店にいた。


学年全体で344人だから、まだいい成績だとは思うけども・・・


帰宅部だからこそもっといい成績を取ってもらわないとな。




「瀬戸川さんは・・・1位だよな」


「もちろんよ」


「・・・高橋さんは大丈夫だったかな?」


「・・・メールで来たんだけども、土下座のスタンプが来たのよね」


「・・・不安しかないんだけど」


「勉強教えた私が一番不安よ」




ちなみに、雫ちゃんも期末は何とか乗り越えることができたみたいだ。


結構顔は不安顔だったが。




「・・・高橋さんきたよ」


「・・・・・」




これは・・・もしかして・・




「ダメ・・・だったやつか?」


「どうなんだろうか?」


「・・・楓。どうだったの?」


「・・・スズちゃん・・・やったよ!!」




と一気に元気に。


順位は175位で、ギリギリ赤点回避したのだ。


それでも・・・これは・・・




「もっと勉強頑張らないとね」


「えっ・・・」


「1年の期末でこの順位よ。帰宅部だし・・・もっと頑張ってもらわないとね」


「・・・はい」




もっと頑張ってもらわないと・・・学年末が怖いな。




「とにかく・・・夏休みだぜ」


「スズちゃんのおかげで補習に出なくてすむよ本当に」


「・・・もっと向上心を持ってもらわないと困るわ」


「・・・向上心っていうよりは危機感をだね」


「そうね」


「「・・・はぁ~~」」




これからがちょっと怖いと思った俺と瀬戸川さんであった。




そして・・・




「来週さ。ここの4人で遊園地行こうよ!!」


「「「えっ!?」」」




まさかの誘いに驚く俺たち・・・どういうこと?

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― 新着の感想 ―
家族間の問題は難しいね 最終的には家を出るしかないからねぇ
身をもって知っているなのに不器用と思うかな 家族に同じ言葉を言われたらどうするのかね
こういうの、不器用って言うこと多いけど違うと思うんですけどね。 単に人並の配慮が出来ない、非常識な人間というだけで。 必要もないのに誰かを憎み続けるのが最も不毛で苦しいのに、それが分からないのだから。
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