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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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19/44

第19話 決勝トーナメント開始!!そして、嫌な応援が・・・

幼馴染との2度目の邂逅が終わった俺は、水分補給を済ませた後、

グラウンドに戻ってきた。


「俺たちはまだ試合はないんだよな」

「うん。この試合の勝ったクラスと対戦するんだよ」

「俺もう緊張しているんだが」

「まだ試合やっていないんだぞ」


と何人か緊張しているクラスメイトをみつつ、次の対戦クラスがどっちになるかを観察していたが・・・


「これは勝つのは2年4組かな」

「どうして?まだ試合は始まったばかりだよ?」

「だって、向こうの3年がサッカー部がいないからな。ボールの支配率も2年の方が上だよ」

「マジか・・・勝てるかね?」

「勢いそのまま俺たちに挑んでくるだろうが・・・上手く作戦にハマれば勝てるかもな」

「作戦があるのか香田?」

「作戦っていうよりは向こうの思考かな」

「思考?」


そう。これは作戦とかではなく相手の立場だ。


「3年に勝ってイケイケな状態で次の対戦が1年でサッカー部がいないクラス。どう思うよ」

「絶対に負けない相手ってこと?」

「それと」

「・・・相手が舐めてかかってくる可能性があるってことか?」

「正解。俺たちはそこをつくことができる」


相手は確実に俺たちを舐めるだろうし、勝算はそこしかないんだよな。


「そこをうまくつければ、勝つ確率はグッと上がるだろうな」

「問題は・・・予選より試合時間が長いことだね」

「そうなんだよな。予選より2分長いからな」


決勝トーナメントは前半後半7分ずつで、1分の休憩を挟む。

そこで作戦を考えたりして後半に備えようという話だ。


「前半はガンガンパスするから、フォワードの2人はどんどん走ってくれ」

「オフサイドがないからな。分かったぜ」

「少ないチャンスをものにしないとな」


という風に作戦を立てつつ、次の対戦相手がどっちになるのかを観察するのだった。

結果は、2年生のクラスの勝利だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「次のクラスはコートに集まって!!」


という先生の合図の元、俺たちは対戦相手である2年4組との試合に挑む。

ボールは相手からのスタートだ。


ピィ!!


という笛の合図の元、試合が開始した。

相手はパスを回しつつすきを突こうとしているみたいだが、


ドドドド!!

「もらい!!」

「何!?」


フォワードの1人の鈴木がボールを奪うことに成功した。

やっぱり相手は俺たちを舐めているのが分かるな。だって今のパスの弱さで分かるんだもんな。めっちゃ弱かったぞ今の。


「鈴木!!」

「渡すぜ香田!!」

「新堂!!」


と俺は鈴木がインターセプトしたボールを受け取り、もう一人の経験者である新堂にパスを通した。


「フリーだ!?」

「いつの間に!?」


「決めろ!!」

「外したら許さないからな!!」

「うんなもん分かってるわ!!」


と受け取った新堂はキーパーとの1対1の勝負で上手くフェイントを入れることで相手を釣ることに成功し、見事に決めて見せた。


「ナイスシュート!!」

「あれを決めれなかったら元サッカー部の恥だっつうの」

「決めれなかったら、笑いものにしていたかもな」

「鈴木お前」

「鈴木もナイスカットだった」

「先輩たちが舐めていたからな。あれは絶対に奪わないとな」


とみんなでシュートして決めた新堂とパスカットに成功した鈴木を褒めた。


「香田も」

「うん?」

「俺へのパス完璧じゃねえか?」

「あれ凄かったね」

「綺麗に通したよね」


と俺のパスもみんな褒めてくれた。

そんな時、


「1年生が先制したって」

「マジで、相手2年生だろ?サッカー部もいる」

「ヤバいよさっきの攻撃。一瞬でカウンター決めたぜ」

「それよりもさっきのパスだろ。貰ってすぐに出したぞ」

「めっちゃ正確だったよな」


と周りから俺のパスが褒められていた。

こんなこと今までなかったな。


「パス出したのって・・・香田?」

「香田って言ったら・・・あの恭平先輩の弟の?」

「だったら納得かもな」

「香田先輩の弟もできるんだな」


と俺が一番嫌な褒め方をされた。


「・・・大丈夫?香田君」

「なんで・・・そんなこと聞いてきたんだ?」

「顔がめっちゃ怖いからかな?」

「・・・すまん」


いつの間にか顔が引き攣っていたみたいだ。

本当に嫌になる。兄が凄いからって弟も当然だよなってのが癪に障る。


こういうパスだって練習して磨いてきたものなのによ。

弟だからできて当然ってか?ふざけるんじゃねえぞこんにゃろ!!


その後の試合は、2年生も気を引き締めて隙を突くことができず、

こっちもしっかり相手の攻撃をシャットアウトすることができ(委員長のディフェンスがマジで神がかっていた)、

1-0で勝つことができ、準決勝にコマを進めることができたのであった。


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