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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第18話 幼馴染との2回目の邂逅と雪解けはない

マサとボールを蹴りあった後、


俺は1人でゆっくりしていた。




体育館の方では女子のバレーの予選が行われている。


そっちに男子の半数が行っているんだよな。


それと同時に、兄貴の所のクラスの予選も行われていて、兄貴を一目見ようと一部の女子が応援と評してきている。




「決勝トーナメントに残るとはな・・・」




決勝トーナメントは予選グループ1位通過した11クラスと全部のグループで2位以下のクラスで1勝1敗かつ、得失点が少ないクラスを合わせた12クラスで行われる。




俺たちはシードのため、準々決勝からの出番になる。


そのため時間が少し空くのでゆっくり体を動かしたい。


そのため、軽いストレッチをしていた時、俺に話しかける人の影が。




「・・・龍也」


「・・・どうしたんだ?北条さん」




現れたのは北条美優だった。


俺が北条さんって呼んだら、一瞬悲しい顔をしたがすぐに取り繕って、




「決勝トーナメント進出おめでとう」


「・・・ありがとうと言えばいいのかな」


「やっぱりサッカー上手いね」


「そんなことはない。兄貴と比べたらまだまだだと思うしね。北条さんもそう思うだろ」


「・・・私はそんなこと思っていないよ」


「そっか。そっちはもう出たのか?」


「私はテニスだから午前で終わっているよ」




とありきたり?な会話から始まったが、突然北条が頭を下げた。




「ごめんなさい!!」


「・・・急に何?見方を変えると俺が告白断れているみたいでいやなんだけど」


「私は・・・あの時あなたを傷つけてしまったから」


「・・・あの時って中学の時か」


「うん。友達に流されて聞かれていることにも気づかずにあなたを傷つけてしまった」


「・・・・・本心なんだろ?俺にもっとしっかりしてほしいし、本当は俺なんかよりも兄貴と一緒にいたいんだろ」


「そんなことない!!」


「・・一緒に登校していたのも俺のことが心配じゃなくて、幼馴染という腐れ縁で仕方なくだったんだろ」


「・・・・そんなこと言わないで。お願いだから」




と泣きそうな顔をしていた。


何でお前が泣くんだよ。俺の方が泣きたかったわ。




「最初は一緒にいてくれて嬉しかった。家族内で居場所がなかった俺にとって一番信じれる存在だったから」


「龍也・・・」


「けど、お前は俺が邪魔だったんだよな。兄貴に近寄るための道具だったんだよな」


「違う・・違うよ」


「けど、そう言っていたじゃねえか」




それを嘘とは言わせねえぞ。実際にこの耳で聞いて、目で見ているんだからな。


それを「はい嘘です」とは絶対にありえない。




「あの時の言葉を嘘だって言えるのかよ」


「そうだよ!!空気に流されて言っただけで」


「空気でね・・・流されたにしても否定してくれた方が良かったよ」


「それは・・・」


「分かってる。女の子はそこらへん敏感だもんな。仕方ないもんな


けど、俺はお前を信じることができないんだよ」


「・・・・・」


「俺が残念だったこと、頼りない男だったこと。


俺よりも兄貴のことが好きで俺を会うための出しにしていたんだろ」


「そんなことは・・・」


「俺より兄貴が好きならば、さっさと会いに行けよ


俺のような無能と一緒にいようとするな・・・じゃあな」




と幼馴染を置いて俺は水を飲みに行った。


・・・好きだった。だけど、もうあの頃のように一緒に遊んだりすることはもうできないだろうな。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


<美優side>




「・・・龍也」




私はずっと後悔している。あの時何で友達の言葉に同調したんだろうって。


あれが無かったら今でも龍也の隣にいたのかな。




皆は龍也を無能とか罵っていたけど、私にとっては太陽のような人だった。


どんなにバカにされても頑張って努力をしていたのを一番近くで見ていたんだから。


そんな龍也に憧れて、そして恋をした・・・のに。


私はそれを自分の手で台無しにしたのだ。本当に最低だ。




「・・・まさか苗字呼びされるなんてね・・・本当に中学の私の馬鹿」




本当にあの時の私に馬鹿って言いたい。


大好きな人に陰口を言った自分を殴りたい気分だ。




「どうしたらいいのかな私は・・・謝ったところで許されるわけがないし、龍也は私を拒絶している。それに・・・」




中学2年の時、龍也は家族と喧嘩して仲は一気に最悪になった。この喧嘩は近所の私の家にも聞こえた。その時の龍也の声は今でも覚えている。




『・・・結局、誰も俺のことを見てはくれていないんだな』


『どんなに頑張っても褒めてくれないなら、頑張る意味もないや』




これを聞いたとき私は胸がズキってきた。


龍也の悲痛な叫び越えは今では夢にまで出てくる。


・・・本当にあの時の自分は龍也を・・・憧れていた人の心を傷つけたんだと実感する。




償いをしたところで結局は自己満足にしかならない。


それでも私は・・・




「龍也が好き」




だから私は龍也のために頑張りたいって思う気持ちに嘘をつきたくないのだから。




「だけどやっぱり・・・龍也に名字で呼ばれるのは結構くるなぁ」



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― 新着の感想 ―
ないわ。 幼馴染は有る意味家族同然というか家族に近い存在だと思う。 むしろ最後まで信じられる存在なのに其れを否定されたらアウトだね。
無理だね、もう。 主人公は別に女同士の関係の面倒臭さとか、そういうの理解してないわけじゃないし。 理解した上で、彼にとっては一発アウトの行為だったわけで。 好きな人より女同士の関係を選んだんだから、そ…
自分の立場と相手への想いを天秤に掛けた結果、自分の立場に傾いたってだけでしょ。 要するにその程度の想いでしかなかった。 それが相手にも伝わったから嫌われた。 そりゃそうだ。相手の立場次第でいつ切り捨て…
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