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頑張ることを諦めた俺を気に入ったのは学年で一番クールなあの子!?  作者: ドラゴロイド


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第16話 球技大会当日は晴天なり

「・・・結局雨は降らなかったのか」


「往生際が悪いわね?」


「ハハハ」


「壊れているなタツ」


「だってな」




球技大会当日。


朝からお日様がニコニコ輝いていた時は絶句だったよ。


逆さテルテルまでしたんだけどな。




「女子は午前がテニスで午後はバレーだよね」


「男子が午前がバスケで午後からサッカーだからな」


「マサがドリブルミスって点を取られるに1票」


「お前なぁ」


「・・・こうなったら諦めよう」




うん、もうそれしかないよね。


しかもな・・・




「サッカー部がめっちゃ気合入っているみたいだよな」


「そりゃあ、全国大会出場して、レギュラーが怪我しないようにするために全力でやるなと言われていたみたいだからな」


「なるほど。お前のお兄さんが率いる3年に女子が集中するもんな」


「3年との試合は気合が入るんだと」




ちなみに予選の抽選と総合力を踏まえて、同じサッカー部がいない上級生のクラスと当たることになる。




「学年に1クラスらしいな」


「なら、決勝トーナメントにいけるんじゃね?」


「だとしても気が重いよ」




目立ちたくない、絶対に『恭平君(先輩)の弟』って言われるだろうからな。


高校生活までもが兄貴によって汚染してほしくないんだよ。




「気にしなくなったんじゃないのか?」


「面を向って言われて、たくさんの人に言われたらいやおうなしに気になるでしょうよ」


「・・・本当に大変ね」




と瀬戸川さんから同情の目で見られつつ、球技大会が開催するのだった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「ドンマイマサ」


「頑張ったんだけどよ・・・」


「全体で3位ってだけ凄いからな」




午前の部の結果、男子のバスケでまさかの3位を獲得した。


っていうかマサが無双していた。




「誘われていたけど断ったんだな」


「めっちゃ勧誘がしつこかったんだよな」


「そりゃああんなに活躍したらな。けどやらないんだろ?」


「・・・お前は知ってるだろ?」


「そうだな」




こいつは中学でバスケのエースで1年でスタメンに入り2年からレギュラーだったんだが、周りの嫉妬などでパスがもらえなかったり、チームメンバーと仲が悪くなった結果、3年の最後の試合は出してもらえなかったんだ。それで、バスケに踏ん切りをつけたんだよな。




「そういえば女子のテニスはどうだったんだろう?」


ワァ~~~~!!


「・・・めっちゃ声が聞こえてきたな?」


「行ってみるか?」




ということで女子テニスの方に向かうとそこには。




「瀬戸川さん凄い!!」


「流石!!」


「フフフ。褒めても何も出ないわよ」




瀬戸川さんが無双していた。一応ルールとして、テニスは団体戦で3戦取ったほうが勝ちだ。瀬戸川さんはシングルで一度も負けていないと言っていた。




「瀬戸川さん・・・とんでもないな」


「あの人1人でいいんじゃないか?」


「それだと体力の消耗ヤバいだろ?」




「瀬戸川さん。めっちゃ目立っているな」


「隣の席の俺に視線がより刺さりそうだな」


「しかもバイト先紹介してもらって一緒にバイトしているんだろ?


 嫉妬が激しくなりそうだな」


「・・・・・」




速く席替えしてほしいな?ガチ目に。


こうして女子テニスの方は瀬戸川さんの活躍の結果、何と準優勝したのだった。


そこは優勝じゃないのかって?仕方ないだろ。だって決勝の相手がな。




「まさかの決勝の相手クラスの全員テニス部なんてな」


「それでも瀬戸川さんは負けてないんだよね」


「あの人全勝しているんだが」


「風花を彷彿とさせるよな」




風花も初見のスポーツを難なくこなしていたし、中学で今も助っ人として参加しているからな。あの子は1人で3人分の仕事ができるからな。




「午後から頑張れよ」


「・・・やるか」




そこまで気合は入っていないが、無様な試合は見せないようにしよう。


・・・けどな。




「午前の部の奴らが凄すぎるだろ。どっちも上級性を押しのけて入賞しているとは」


「確かにそうだな」


「ってお前もその1人だからな」


「・・・プレッシャーになったか?」


「別に感じてねえけど・・・何かいらない期待を背負わされそうだな」




・・・後、サッカー部の奴らが気合入れているって兄貴から聞いたからな。


噛ませ犬にはならないようにほどほどに頑張ろう。



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