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この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

灰の夢、血の月

作者:JNT
朝のない街。
赤い月が空に浮かび、灰色の光が静かにすべてを包み込む。
時を失った世界で、響くのは歯車の回る音と蒸気の吐息だけ。

少女はその街で、生きているはずの人々の中に微かな異変を感じていた。
日常に潜む違和感。消えかけた記憶。知らぬはずの「夢」という言葉。

ある夜、青白く光る猫と出会う。
導かれるように辿り着いたのは、錆びた鉄扉。
遠くで響く鐘の音が、少女の心を揺らす。

その一方で、地下の闇に住まう者たちは動揺していた。
誰もが忘れた時間の底から響く鐘の音に、ざわめきが広がる。

そして、長く閉ざされた塔の中で、ひとりの男が静かに目を覚ます。
時が動き始めた今、彼はかつて失ったものを思い出す。

世界の歯車が少しずつ回り出す中、少女の物語は動き始める。
灰の夢の中で、血の月が照らす先へ。


■□■□■□■□■□■

R15指定は念の為です。
全年齢向けとして書いておりますが、それが自分の思い込みで全年齢向けじゃない可能性もないと限らないので。

此方の物語は音楽生成AI用の歌詞を考えていた時に歌詞内容から、思いついた世界観を元に書き始めました。よろしくお願い致します。
プロローグ
第一章:地上と地下
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