ユリウス・エレクレトス 1
勇者の剣はここ数百年、行方不明だった。
剣の剣身は一見黒いが光に当たると7色の輝きを示したいそう美しい。柄部分には細かい装飾があり、くわえて魔法呪文がかかれている。
これは魔法を剣に宿すことが出来るものだ。
火属性をかければ、剣をひと振りすると炎の刃が業火するという。
魔法呪文は極めて希少であり、現在ではそれを剣に施せる職人は極わずかである。
勇者がいたようにこの世界には【魔王】という存在もいた。
話によると魔生が奇跡的に別種族へと進化し
奇跡的にそれが魔生達の王へと進化したのだと。
魔王に人間味はほぼなく、薄紫の肌質と髪。黒い眼球と大きな2つの角と背中から生えている3对6枚の黒い翼が魔王というより天使のように感じさせてゾッとするほど綺麗だと伝えられている。
前代勇者の詳細や当時の魔王との関係は
情報が少なく数百年たった今でも解明されていない。
わかっているのは勇者が使った剣が
神から与えられた神剣であるとの伝説と
前代勇者と魔王の死体の行方がわからないという事である。対消滅したとの考察が最有力候補らしい。
勇者の神剣は気づいた時には消えていたという。
ユリウスの元に神剣が現れた時、それはとても美しく出現する時でさえ神々しい光を帯びていた。
だが幼少期から伝説として聞いてきた話と違うのは剣が妙な力をやどしていた事だ。それは魅了の力だった。しかし神剣に選ばれた勇者にその力は通用しないので力について知るまで1人では分からなかった。
ユリウスは鞘に神剣を入れ自身の元にきた祝福を
周りの人に伝えようと外にでた。
しかし村人達は一変したように剣を見つめ魅了状態になり剣を奪おうと反乱が起きたのだ。
ユリウスが森に逃げて身を隠していた所
魅了された1人の友人に見つかってしまった。
掴みかかられたユリウスは友人を殴ると魅了が解けた。剣の魅了は衝撃を与えると解けるとユリウスは理解した。
友人は申し訳ないと謝りユリウスに礼を言った後
ユリウスを魅了された民衆から守ろうとしたが
聖魔達に新たな勇者と神剣が出現したと
連絡する事が先だとユリウスに急かされ森を後にした。
混乱しつつ聖魔達の助けを待ちながら民衆をまこうと森をさまよっているとアロ を見つけたのだ。
これが勇者ユリウスとアロの出会いであった。
次回はユリウス視点にて書く予定です
*聖魔達への連絡は水晶玉に魔力を通して可能です。
聖魔達はこの世界についての深い探究心があり
そして魔生の衝撃を止めたり、研究をしたりと
各々活動をしています。国が認めているなんでも屋さんです。