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種族【美少女】

アイアス村は一見小さく見える。

都市とまではいかないがこの辺りの村の中では1番大きく、村でありながら冒険者商会が設備されている。

冒険者商会は繁栄している都市にて設備されるのが基本だがアイアス村のある土地は

魔生や食物が活発で冒険者達に人気だった。

この広大な土地に冒険者商会を立てるのに

うってつけだった訳だ。

冒険者商会はアイアス村の中心に位置している。


気づいたらアイアス村の門の結界まで着いていた。

俺そういえば結界入れなくてユリウスに気絶させられた記憶あるんだけど今回は大丈夫なのかな。

出る時は問題なかったんだけど入る時はまた違うんじゃないか?


「アロ。どうして入らないのじゃ?」

「ああ、今入るよ」

前を見ると3人はもう中に入っている。

これでまたユリウスの時みたいにララエルにやられちまったら...でも入らない訳にはいかないしな。

仕方無い。つま先の先っぽだけ入ってみるか...?


俺のつま先が境界に触れたが何も起こらなかった。

あれ。もしかして前回聖魔様と1悶着あった時

俺の事知ってから結界いじってくれたのかな?

うん。そうゆう事だよね。ありがとう聖魔様...。


冒険者商会に向かっている途中

道を歩いていると様々な出店がでている。

行き交う人々は様々で村人や冒険者、獣人など多い。ララエルに気づいた人々から黄色い声が上がっているのが聞こえてくる。

「ララエル様だ...あぁ今日も麗しい...俺を抱いて!」

「なんだとテメェ!ララエル様は野郎なんかにやって溜まるか!」

「ララエル様の横のいる麗しき美貌のお方はどなただ?きっとあのお方もララエル様の素晴らしさに感嘆して着いてきたんだな...ララエル様さすがだ」


もはや狂信者である。最後に聞こえた話は複雑だが

ララエルを見ると自慢げにしながらどこか恥ずかしげに村人達に手を振っていた。

村人達のこの反応も彼女の努力からなるものなのだろう。


冒険者商会についた。

大きな建物で木製の扉を開けると広々とした空間にカウンターと赤いソファーが並んでいる。

ふむ銀行みたいだな。


ユリウスを赤いソファーに横にさせ、

ララエルの部下を護衛につかせた後ララエルと受付に向かう。


受付のお兄さんは知的な雰囲気のメガネお兄さんだった。俺と目があって微笑まれた。

うーん罪な男だ。

「ララエル様本日はどのようなご要件でしょうか?」

「妾の連れの鑑定をしにきた。

ここじゃなく、個室で行いたいのじゃが」

「なるほど!承知致しました。

個室と鑑定の水晶をご用意致しますね!」


受付のお兄さんがどこかに連絡しに行った。

少し待つとララエルと個室に案内された。

受付のお兄さんは水晶をララエルに渡して

立ち去ったようだ。


「よし。アロ。水晶に魔力を送るのじゃ」

魔力の送り方分からないんだけど。いやちょっとまた

念じてみるか?集中!

右手を水晶において、うーんうーんと唸っていると

水晶が輝いて水晶から光が出た。

その光が文字の羅列をポンポンと生み出していく。

どうやら成功したようである。

この世界の文字は初めて見るが勝手に脳内で変換されているようで情報が入ってきた。


【個体名】アロ -情報書き換え済- 【性別】無

【種族】美少女 -情報が改ざんされています-

【魔力】 -情報が改ざんされています-

【称号】次元を渡る者/始祖の加護/

【会得魔法】中級風魔法/上級土魔法

【適性】時空,大罪系,光


すげぇ!これ魔法が使えてきたらまたやって貰いたいと思う。やはり成長過程を楽しめるのは異世界の醍醐味だろう。

それよりエラーの情報改ざんもそうだが、種族【美少女】ってなんなの!?




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