表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/46

地を治める者 ララエル



怒りで禍々しいオーラーを放つ少女を見て

俺は咄嗟にユリウスの上半身を起き上がらせて盾にする。人として最低といいたいか?いやこれも立派な生き方だよ。


少女がぐったりしたユリウスを見て目を丸くした。


「ユリウスではないか!貴様...いや今は妾の民達を

運ぶのが先か」


ふむ。と少女は一息ついた後指をパチンとならした。

少女の背後に数名のフードで顔を隠した人がずらりと並んだ。既視感があるな...あ忍者か。


「ララエル様」

「ふむ。民達をあの土山から救出し民家へ。

怪我や顔色が悪いものは治療せよ」


少女はララエルというらしい。

ふわりとララエルのドレスが揺れ、召喚されたやつらが一斉に村人達の方に走り出した。

とんでもない速さである。


目をこらすと土のクッションに埋もれた村人達を救出し民家へと運び出しているようだ。


少女...ララエルがユリウスに近づき優しく頬に触れる


「む。何かと思ったらやはり魔力回路が潰されておるな。悪意ある何者かによるものだな」

「治りますかね」

「...」


ララエルがチラリを俺を見た後

眉をひそめて呟いた。

「魔力回路は人間の目には見えぬ。たまに見える輩もおるが治療までにはいたらぬ」

「魔力回路が治らないとどうなるんですか」

「魔法が使えなくなる。無理に使おうとすると今みたいに気を失う」


ユリウス君ピンチすぎない?

勇者なのに大丈夫なの?というか魔力回路潰したの誰だよ。試練とかいらないから。

俺は都合のいい展開の異世界ライフしたいんだが。

毎度ピンチに陥るのは気の所為だろうか。


「お主の事についても色々と聞きたいことはあるが

今はユリウスが先じゃ。エルフの国にいく。」


エ、エルフの国だと!?

まさかここにきて俺のエルフお姉さんとイチャイチャできる願望が叶いそうになるとは。

神は俺の味方のようだ。


「俺もいきます」

「お主がか?足でまといになるとは

考えなかったのか?」


心外である。ユリウスは俺を監視する役目があるんじゃなかったのか?

エルフの国にどうしてもついて行きたい。

どうせ行くあてがないのだ俺は。旅をしよう。

ララエルが傷ついた顔の俺を見て

少し考えた後


「いやお主がまた妾の地で、土を盛り上げたり

竜巻を創造したりするのは困る。

ついてきても良いぞ」


たしかに自分の所持する土地でやられるのは俺でも迷惑だな。すみませんホント。魔法をちゃんと習いたいな。

ユリウスが起きたら、聞いてみようと思う。

ララエルが今度はきちんと俺に向き合い

自己紹介をした。


「妾はララエル。ここら一帯の森林と村を治める者だ。」

「俺はアロ。ユリウスの監視k...いや仲間だ」


よろしくと握手をした。

ララエルが俺の言葉に仲間じゃと?と何やら

悩んでいたが少ししたあと考えるのを辞めたようだ。

エルフは嫌いじゃ。奴ら小賢しく傲慢で腹が立つと

初対面の俺に愚痴を吐いている。


こうしてユリウスとララエルと俺の旅が始まろうとしていた。



ララエルが所持する土地はとても広く

国ではないですが、村や集落、森などが多くあります。

ララエル「ユリウスは妾の部下(フードの人達)に

担がせるぞ。荷物もあやつらがしてくれる」

なんて精神だよ。部下さん...ご愁傷さまです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ