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*転生先が魔王城な眷属さん 【*T/M眷属】  作者: 白珠シロ
第弐章*夢ノ牢獄・転生²編
12/23

#12 余分な一色 h

夢の牢獄に閉じ込められてから約半日。


まだ全員動揺している様子だった。体感だとものすごい時間が過ぎているようだ。

そして、ルカは僕のタレンター『クリエイションマジック』が脱出の鍵となると言う。ルカも同じの持ってるのに、どうして…?


ーそして、新たな鬼才(きさい)が開花しようとー。

「ルカ、それはどういう事だ?詳しく教えてくれ。」


僕はルカに言及する。どうやら向こうはグイグイ詰め寄られるのが苦手…らしくて、あたふたしている。


「だ、だから!ナギ君のタレンターとあたしのタレンターは、一見同じに見えても全然違うものなの!!」


「私も最初から気づいていたよ。ルカの瞳は、 ”七色” の虹色。でもナギさんの瞳は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と、あともう一つ……”黒”」


ノアは知っていたんだ……もっと早く教えて欲しかったな。


でも、それじゃあ()()とは呼べないな…


「あたしのタレンターは、虹色のクリエイションマジック、…そして、ナギ君のタレンターは、()()色の、”クリエイトアルファ”。」


「クリエイトアルファ?!…アルファって、あの…α(アルファ)眷属の…?」


「そう、そのまんまだよ。君の……っナギ君避けて!!!」


刹那、何者かが僕を狙って刃物を投げ飛ばしてきた。避けたはずなのに肩にそこそこ深い切り傷が。


「あっ痛って……!!」


「っっっ!!ナギ君避けて!!!!」


その何者かはまた刃物を投げ飛ばしてきて、今度は反射が遅くて…背中から刺さった。


「ア゛ッグハッッッ!!ア゛ア痛い…」


僕はこっぴどく血を吐いた。


『可哀想ですねぇ…傷口を何かで縛った方がよろしいでしょうに…夢の中で死んでしまうと、もう起きることはありませんよぉ?もっと…身体を大事にしなくてはぁあ…。』


何者かは笑顔を浮かべながら僕にそう話してくる。


「お前、ナギさんに酷い目合わせて…ふざけるのも大概にしろよっ!!!」


と、ノアがそいつに攻撃を仕掛ける。


『てめぇみたいな小娘にぃ、私の相手は務まらないでしょうにぃい。イングルーヴ』


何者かが技を出すもノアは華麗に避け、距離を縮めていく。


「ノア、これ以上は危ない!よせ!!」


レヲンもノアの方に走り出す。


『初対面でぇ、お前呼びは失礼ってものじゃないのかなぁ。私にも名前があるんですよ?D(ドゥリマー)って名前がぁ!!!』


「「知らねえな!知らないって事は、認知されないくらい弱いんだろうな!!」」


ノアとレヲンは息を合わせてそう言う。かっこよすぎるだろ。…でも僕ももう見てられない。辛すぎる…


◇ ◇ ◇


「ナギ氏、大丈夫か?」


ニハルが僕を手当てしながら心配そうに尋ねる。


「ダ、大丈夫…だったら、手当て、…シしてもらってないよ…」


「そうだな、すまない。」


するとワンドリが言う。

「僧侶が不在の今、ナギを救える手は限られてしまっている。何か救える手は無いか…?」


「ワンドリ氏、落ち着け。あるっちゃあるが、危険を伴う。ナギ氏はやってみるか?」


そんな、…実験的なことを僕でやらないで欲しい。まぁでも、助かるならやらない手は無いよな。


そして僕が頷くと、ニハルはラナとワンドリにも手を借りて何かをし始める。


「ちょっとニーハ、これ大丈夫なやつ?」


「大丈夫、…では無いな。本当はやるの禁止されてる。でも夢だから、大丈夫。」


◇ ◇ ◇


『本っ当にすばしっこい人達ですねぇ、虫ですかぁ!』


「人を虫呼ばわりか、いい度胸だなッッ! アイスファングっ!!」


Dの元へ、百本程の氷の刃が一斉に撃たれる。

それを弾くD。だが、数本は刺さった。


「爆ぜろ!アイスショックウェーブ!!」


刺さった刃が爆ぜて、Dの腹に風穴が空く


「君、精神魔法使う当たり…α眷属でしょ。だとしたら弱すぎかなぁ。」


レヲンがそう煽る。結構フラグ立ててないか…それ。


「ルカ、時間は作ったよ。後はお願い。」


ノアがそう言う。そして空間からルカの姿が段々と濃く映る。


「ありがとう。ノアちゃん、レヲン君。やはりそうだった。生き物は何かに本気で集中すると、他の何も手を付けられなくなるんだね。おかげで生物探知を()い潜ることが出来たよ。」


「喋ってないで、ッ早く、して!!」


レヲンが呆れたように言う。



ーここからは彼女らの ”反撃” だー。


◇ ◇ ◇

【*T/M眷属】小話

ナギ君に発覚した『クリエイションアルファ』。

クリエイションマジックとは違う点があります。それは、α眷属の能力と関係してきます。


ナギ君とα眷属には、一体なんの関係が…。



話に応じての重要登場人物に『』を付けます。


素直に ”良い” ”悪い” と思ったら是非、ポイントや感想、アドバイス等してくれるとより成長できると思います!


それではまた次回。 【* T/M眷属】

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