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番外編*動物+αの井戸端会議



時・ある日の午前


場・カフェ前⇔カフェ内→森





涼真「あ、ゴジラ、ラッキーとハッピーがもう来てる。仲良くするんだよ?」


犬「ぱぅ」



黒猫「にゃにゃあ!(きゃあ涼真!撫でて!)」


鴉「おお撫でたス!聞こえてるんスか!」


黒猫「会話はできないけど私たちは以心伝心。通じあってるの(自意識過剰)。あ、もう中に行っちゃった。ゴジちゃんは涼真と暮らしてて羨ましいわ!」



犬「涼真パパはとても優しい。でもボクが意気地なしだからガッカリさせてるかも」


鴉「ゴジはまだ仔犬だから仕方ないス。オイラもまだ子供だから仲間にバカにされてるス」



犬「でもパパはボクを番犬にするために側に置いて、怪獣の名前までつけてくれたのに」


鴉「安心するス。毎晩涼真の家をドリームの部下がペア一組になって日替わりで見張ってるス」


黒猫「バカッ、バラしちゃダメ!」(猫パンチ!!)


鴉「しまったス。おまけに痛いス」


犬「ボクが弱虫だから…ぱうぅ」(うるうる)



黒猫「泣かないで!大丈夫よ、涼真は優しいからゴジちゃんが側にいるだけで安心してるわ!」


広瀬「うん涼真君は優しい少年だ。僕の食い逃げを優しい眼差しで見守ってくれている」


鴉「そうは見えないス。見張ってるだけス。……いつ来たんスか?」




(カフェ内)


涼「あ、広瀬さんも来てる。いいですね動物と話せて」


清水「ですがあの方が話せるのは黒色の動物だけです。ゴジラさんとはお話できないはずですよ?」



涼「ゴジラ買ってくれてありがとうございます。犬があんなに高価だと知らずに甘えてしまいました」


清「いいんですよ。一軒家にひとりでは家族も欲しくなります。パグは愛嬌のある顔なので癒されますしね」


涼「はい、可愛いです」




(カフェ前)


犬「ボクはおうちに泥棒が来ても追い払えるくらい強くなりたい」


黒猫「偉いわゴジちゃん!勇敢だわ!健気だわ!」



鴉「けど涼真の最大の敵はこの王子さんな気がするス」


広「え?僕?なんで?」


犬「王子様は悪い人なの?」


注)ゴジラは優しい広瀬と食い逃げ広瀬が同姓なだけで同一人物と思っていない。



広「ラッキー通訳を頼む。ゴジ君はなんて?」


黒猫「王子様を疑ってるわ」


広「どうしてかな。僕は涼真君の親友のつもりなのに」



鴉「ゴジ、そのうち家でも食い逃げ犯のグチを涼真が言うかもしれないスから、よーく聞いておくといいスよ」


犬「うん、食い逃げは最低行為だもんね!」



(ラッキー、小声で広瀬に通訳)


黒猫「コショコショコショ」


広「…………」



黒猫「あらら、王子様撃沈かしら」


鴉「涼真の好物のイチゴでどうにかなるス」


広「名案だハッピー!さっそく買いに行こう!失礼!」



黒猫「後でまた食い逃げする気かしら?でもコーヒー注文するよりイチゴの方が高価よね?」


鴉「おかしな人ス」


涼「あれ広瀬さん帰ったのかな?さてゴジラ散歩の続きしながら帰ろうか。みんなにバイバイは?」



犬「バイバイ。また遊んでね?」


黒猫「もちろんよ。ゴジちゃんかわいいわあ」


鴉「バイバイっス。気を付けて帰るんスよ?」


犬「ありがとうバイバイ!」



(10分後)



黒猫「王子様来ないわね」


鴉「実は相当ショックで家に帰ったのかもしれないス」


黒猫「そんな繊細な人かしら?」




(どこかの森)


広「おーいドリーム。寂しいんだ。僕の話聞いてよ。僕のガラスの心が痛んでるんだ。おーい」


蝙蝠「(小声で)うるせーな。夜勤明けなんだ、ゆっくり寝せろ」


広「おーい、おーい……」




えんど。


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