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07 「アリス」

皆様貴重なお時間をこの小説に費やして下さり心から感謝致します!


今後とも宜しくお願いします!




習作なので読者の皆様、どうか温かい目でよろしくお願いします!感想や今後の展開などのご意見をいただけるとすごい嬉しいです! ブックマーク・評価も作者の原動力になります!


どうか宜しくお願い致します!


       


ーーアリスはさっきまでの明るい表情とは裏腹に

真剣な顔で語り始めた……






「私たちのチームはアメリカ政府によって作られ

当時7人を極秘に人体実験していたの」



「彼らの事は隅々まで調査したわ、DNAの構造や脳の伝達信号、能力を使っている間どこの細胞に負荷をかけるのかを……」



「そして覚醒者には容量限界っていうものがあることも、その限界に達すると強制的に抑制されるのよね…… だけどその抑制を抑え込んで使い続けた子がいたの……」




「彼は私たちを遥かに凌駕する頭脳を持っていて

何かに取り憑かれたかのように見たことない数式を書いていたわ……」




「私たちはその子の暴走を必死に抑え込んでいたけど、彼はそのまま亡くなってしまったわ……

容量限界を超えるとDNAに傷がつく、それを修復する為に他の細胞を使って補うのよ、その繰り返しが続き、いずれは死に至る!」





ーー慶悟は話を聞き絶句した



「そんな……」





「それから彼が書いた数式や文字を学者達で読み解こうとしたけど、分からず調査実験は中止すると言われたの、そんな時、彼と同じ覚醒者の子がその数式や文字をみて少しだけ解けたの!!」

 


「それはあなたに使ってる薬の作り方の数式、

それと使う材料の名前! 名前は【アステラス】」





ーー椋が呑み会で言っていたアステラスがこんな所で出てくるなんて、思いもせず慶悟は驚きを隠せずにいた。





「アステラスだとっ……!

まさか地球の核脈から地上に突如現れる結晶のことか?」




「なぜそれをしってるの?!」




「俺の友達が冒険家なんだ、それを見つけるのが夢で今も探してるんだ!」




「そうだったのね。でもその夢は無理ね……

アステラスはアメリカ政府が厳重に保管してるもの。」




「しかもアステラスは、ほんの僅かしか地上に現れていない。私達もアステラスを実験に使うことを許可されるのに相当時間が掛かったわ」



「そしてこの数式とアステラスを使い、回復薬を作れたってこと、きっと彼は他のみんなにも自分のような事が起こらないようにする為この薬の作り方を書き残してくれたんだわ……」




「なるほど……この貴重で大切な薬は一体何個あるんですか?! 話を聞く限りではそんなにないはず! それを自分なんかに使うなんて……」




「あなたが言う通り、薬はそんなにないわ!

でもあなただから使ったのよ!他の子達も分かってくれてる!

あの戦いをみて明らかにあなた達が必要だと思ったの! だから私に後悔させないでよ……」





ーーアリスは頬に少しだけ涙を垂らす。






「……はい!後悔させません! 絶対救ってみせます!だから泣かないで下さい! 綺麗な顔が台無しですよ?! 笑顔〜笑顔〜!」





「そうね、ごめんなさい!

そろそろ効いてきたんじゃない? 効果を説明しなきゃねっ! 貴方達はオリジン って言ってるのよね、それじゃ私も! 打った薬にはオリジン限界で傷ついた細胞が完全修復する効果、それとオリジンが増える効果もあるの!

慶悟君のオリジンは前の2倍はあるわよ?」




「えっ! まじすか?!

おっーしゃ! これで楓より強くなって敵を一網打尽にできるってことか!! あ、アリスさん聞きたいんだけどこのオリジンを増やす方法って他には無いの?」



「一応あるわ、二つのやり方で! 一つは熟練度、精神を強くしたり、身体を鍛えたり、能力を頻繁に使い完全に支配できたら 増えるはずよ!地味に修行ってことね」



「あと一つはアステラスとの接触ね!

アステラスは地球の核の力、言わば生命力そのものなのよ……だから直接アステラスに触れたり干渉できたら一気にオリジンが増えるわ!」



「ちなみに慶悟君に打ったものはほんの一欠片分だから爆発的には増えないけど、でも確かに増えたはずよどう?」



「確かに! 自分のオリジンがだいぶ増えた気がする!これならすぐ合流できそうだ!」




「まだ行っちゃだめよ? あって欲しい人達がいるんだから!」





「会って欲しい人?」





ーーこうして慶悟はさらなる力と守るべき意志が増えたのだった……








七話も読んで頂きありがとうございました!



次話も是非ともよろしくお願いします。



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