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02「英国崩壊」


皆様の貴重なお時間をこの小説に費やして下さり、心から感謝致します。



初めて書いた作品なので読者の皆様、どうか温かい目でよろしくお願いします!感想や今後の展開などのご意見をいただけると嬉しいです! ブックマーク・評価も執筆のモチベーションになります!


何卒よろしくお願います!

     

 



  現在イギリス時刻、午前11時25分

 



 イギリス、ロンドン上空に浮かぶ宇宙船の謎のデジタル時計がカウントダウンを始めていた。残り、300秒……。

 




 その頃イギリス全土では混乱が続いていて、この事態を落ち着かせる為、女王陛下自ら宮殿より中継で国民に向け必死に励ましの言葉を送っていた。首相もまた同盟国と連携をとり、軍の厳重警戒の中、謎のカウントダウンが終わる時を待っていた、国民も不安と恐怖の中でその時を待っていた。





 世界で一番先にカウントダウンが終わる為、全世界にその様子が中継されていた。当然、楓もその様子を見ていた。

 





  そしてついにその時が訪れる……。





  カウントダウン5……4……3……2……1……

 




   



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







 イギリス、ロンドン上空にて巨大なブザーの様な音が鳴り響き、その瞬間ガチャンと音が鳴りモニターにWAVE1という文字と、0になったはずのカウントが172800秒として突然現れた!





 そして同時に宇宙船の中心部のゲートが開き、大量の虫の様な物と、数百体の地球外生命体がイギリス全土に降りてきた!





 この様子は全世界に衝撃と恐怖を与えた

そしてこの時改めて自覚した、人類は滅亡すると!




 この瞬間を見ていた国連は後に地球外生命体を全世界共通の敵と認知し、地球防衛対策チーム(earth)を発足し速やかに対応していた、そして隣国のフランス、ドイツからイギリスに軍が派遣された。





 後に侵略してきた地球外生命体の名前をearthは【ヴォロス】と統一して呼ぶ事にした。





 次第に世界中にその名は知れ渡り、楓達にも伝わった! もちろんearthの存在も。





 降りて来たヴォロス達は何か探してるかの様にロンドンの街を少し見渡し辺り一帯を破壊して回り始めた、軍も厳重警戒から戦闘態勢に入り必死に抵抗する。

 





ヴォロスの大きさは3メートル!


 人に近い姿をし目は無く、鋭い爪、硬い皮膚 グロテスクな口をしている。動きは俊敏でイギリス軍も怒涛の攻撃をするがヴォロス達に圧倒されてしまう!





そして虫型のヴォロス。

 

 小型で集団行動をしている、見た目は蚊のような姿をし、両手は鋭利な爪で出来ている。




 避難していた国民達を襲い始め国民は悲鳴あげ

イギリス中が血と恐怖で戦場と化した。




 宇宙船にも戦闘機が攻撃するが、バリアが張ってあり無傷、手も足も出ずにいた。


 




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






  日本、現在21時30分

 





 俺はそんな状況をテレビで見ている事しかできなかった。もちろん恐怖を感じたし絶望的だとも思う。そして日本の外にもヴォロス達がカウントダウンと共に放たれる、日本も壊滅する、そんな事も考えた。





 だが同時に、貴大が言っていたフォントベルトによるDNAの覚醒、その事も頭にあった!





 楓はこの時考えた。 もし覚醒をすることが出来たとしても一体こいつらに何ができる…… 。




 自分の救いたいという気持ちと、何もできないという自分との狭間で格闘していた。だんだん考えていくうちに苛々してきた。





 いてもたってもいられなくなった楓は、玄関ドアを開け1人外に飛び出し宇宙船に向かって叫んだ!!




 「くそがぁあああ!! 絶対、お前らくそエイリアン共をどんな方法を使っても皆殺しにしてやるっ!」






 「楓……? 何やってんの?」


 


  女の子が話しかけて来た。


  名前は大原波音おおはらなみね




 同じ高校で3年間同じクラスだった。

波音はすごいお人好しで面倒見もいいせいか

友達も多い、美少女ゆえに男子からも絶大な人気があった。



 

 ただ、凄いドジで天然。この欠点さえなければ完璧なのだが……。 まぁこいつとはご近所ってのもあって高校時代、波音に飯とかご馳走になって、助かったこともあった。まぁ勝手に異性の唯一の友達って思っている。






   話を戻そう。

 

 




 「え? 波音? 何してるって何もしてないよ!」





 「ねー楓、夜だよ? うるさいよ? 家隣なんだから丸聞こえですよ? 相変わらずバカだね〜。

そんな事したって無理だよ……。このままみんな死んじゃうんだから」





「はぁ? ふざけんな! 俺はまだ彼女もできた事ないし、やりたい事だっていっぱいあんのにこんな短い人生で死んでたまるかよ! 泣きべそかいてんなよな! このバカに任せとけ……」



 

「ふっ、ああはっ。 バカな楓見たら少しだけ元気出たよ……。 ねっ! 風邪引くから早く家に入りなさい! あ、でも今の日本のカウントダウンって……」




 「 あぁ…… 時刻にすると後、3日だな。まぁ、地球防衛対策チーム(earth)も何か打開策を考えてるはずだしな! それに後は任せとけって言っちまったしな、国連がダメなら俺が何とかしてやるよ! まぁ、寒いし、家入ります……」



 

 「まーた馬鹿なこと言って。でもまた怖くなったら楓の元気もらいに行くね! おやすみ! ありがとう」




 「おう、おやすみ!」







  この日の夜、俺は生まれて初めて心の底から強く願った。DNAの覚醒を………。


 

 貴大が言った通りなら、覚醒さえすれば身体能力は上がり頭も良くなるし、そうすれば普通の人間よりも生き残れる確率が上がるからだ。




  そして寝ている間に、ロンドンは崩壊寸前までにヴォロス達に追いやられていた。イギリス軍も派遣された軍も合わせて半数が壊滅、earth本部は頭を抱えていた。




  その頃寝てしまった俺の身体にはある異変が起きていた。

 





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





  ーーー翌朝



 ゆっくり目を開け起きた。



 まだ寝ぼけている俺はテレビをつけイギリスの状況を見て、一瞬にして目が覚めた。




 そして俺はある異変に気付いた。俺の髪が異常に逆立っているのだ、寝癖というレベルでは無い……





 疑問に思いつつもまさかと思い、何となく手と手を近づけてみた。すると指先から電気の様なものがはっきりと見えた。そして何より一番驚いてるのはテレビで外国人が話している事言葉がわかるという事、この時俺は瞬時に覚醒したと悟った!





  覚醒による超人的身体能力とIQの超大幅UP!





「おい、おい おいっ! まじか! 嘘だろ

ついに、ついに覚醒した……のか? 本当に?」




 貴大から聞いていた話とは明らかに違った!

なぜなら身体能力アップやIQアップの他に電気の様な物が出たからだ!






楓はすかさず貴大に電話した。




 だが貴大とは電話が混雑してる為繋がらない。





 そんな中、朝一にインターホンが鳴る!




 その相手は慌てた様子の慶悟だった!




 勤務の交代で家に帰り、そのまま寝てしまい朝になっていたらなぜか寝ていた間、周辺がが燃えていたとかで慌てて俺ん家に向かって来たらしい!慶悟もまた、覚醒に半信半疑であった。 




 「楓……。これってまさか俺、覚醒したんじゃ無いか? でも聞いた話と違うよな、身体から火が出るなんてよ」




 「俺もだよ、身体から電気が出で驚いてる所だ!

聞いた話と全然違う。ところで、土足で俺ん家上がるなよ! まぁ今テレビで英語で話してる内容わかるか?」




 「やばい……。分かる! てかIQが高くなるとこんな事も起きるのか! 信じられない。むしろこれに感動している!」




 「 俺も正直言ってびびってる……。でも、地球が俺たちを覚醒させたって事はきっとこの状況をどーにかしろって事だろ! それに俺たちの他にもいるかもしれねぇーしな」






 こうして俺たちは1時間もの間、2人して覚醒した能力を確かめ合っていた!





 そして予想通り、楓は雷 慶悟は炎であった!

この時使い方も試行錯誤し見つけた!





 ファンタジー系漫画の様な技や能力を具現化するのは能力者のイメージによるもの。そしてIQが高くなったせいで分かる様になった、自分のオリジン(力の容量) そしてをオリジンを超えるイメージは身体が勝手にセーブしてしまう事!





 楓は自分の中の能力を具現化できる、力の根源と容量を統一してオリジンと呼ぶ事にした! 何かの二次元アニメで聞いたのを使った。





2人は能力に悪戦苦闘するもなんとか形にできた。




 

「慶悟、仕事はいいのか? 俺、1人でもいいんだぞ? 覚醒してから、恐怖心がだんだん薄くなって来た」





「いいんだよ! これも国際的人助けだし、怒られたらその時はその時だ! 俺たちはもう、普通の人間には戻れないしな……」





「そうだな。 もう戻れない。 それじゃ覚悟はいいか?」


 


 「おう!」





 俺達は動きやすい服装に着替えて近くの公園に行き2人して空を飛ぶイメージをした! すると身体から雷、炎が発生し、とてつもない音と衝撃と共に上空に飛んだ!




   ーーーダンッ!!





 「やべぇーー!最高だわ!俺達空飛んでるよー!

てかとりあえずあっちだよなイギリス!?」




 「この高さは……本当にやばいな…… 楓! 置いてくなって!」





 楓はなぜか嬉しそうな顔をして言う。


 「待ってろ。イギリスー!!」







 こうして楓達はイギリスに電光石火の如く向かったのであった……






二話も最後まで読んで頂きありがとうございました!次話も楽しんでもらえるよう頑張ります!




【作者からのお願いです】


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作品を読んで面白いと思われた方、続きが気になるぞ!と思われた方は、是非とも評価をお願いいたします。


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