13「英雄の帰還」
皆様貴重なお時間をこの小説に費やして下さり心から感謝致します!
今後とも宜しくお願いします!
習作なので読者の皆様、どうか温かい目でよろしくお願いします!感想や今後の展開などのご意見をいただけるとすごい嬉しいです! ブックマーク・評価も作者の原動力になります!
どうか宜しくお願い致します!
ーー戦いが終わり世界中が歓喜に包まれていた!!
イギリスは街中破壊され、多くの人が犠牲になったのにも関わらず、安堵と喜びに満たされていて楓達は英雄と称えられ、イギリス全土で一際大きな歓喜が鳴り響いていた。
ーー街中で気を失っていた楓達の元に国民達が駆け寄る、そして慶悟がゆっくりと大歓声のなか目を覚ました……
「なんだっ………! 一体何が起きてる!」
「よう! 警察官様お目覚めのようだな……
寝ているあいだに終わっちまったよ……」
「え、 え……シュウか?! おまえなんでイギリスに? それに終わったって、勝ったのか俺たち……」
「あぁ、勝ったんだよ俺たちは! 俺がここにいんのは覚醒して飛んできたんだ、しかも仲間引き連れてな、俺だけだと思ったか? ちがうぜ? 楓の演説聞いて、覚醒したいと強く思った物がなぜか覚醒したらしくてな、とりま日本人の覚醒者わんさか集めて連れてきたってわけだ! ほら見てみろ!」
ーーそこには軍と協力してヴォロス共と闘っていた数多くの覚醒者達がいた!
そして、みな勇敢な顔立ちでゆっくりとこっちに向かってくるのであった!
「そうか……ありがとな……シュウ……俺達、ずっと2人だと思ってたし、もうダメかと思ってた所だったからさ、それに楓も…… 楓! 楓はどこだ?!」
「そこで、気持ちよさそうに寝てるよっ、
まぁ日本に帰ってから詳しい話をするから今はこの国の英雄らしく何か、言ってやれよ」
慶悟は小さく頷き、ボロボロの身体で立ち上がり、中継で世界中にこう叫んだ!
「我々人類は負けない……今日この日から世界が一つになり、あいつらを打ち倒すんだ! この戦いはイギリス全土の勝利だーー!!!
そしてイギリス全土で大歓声をあげ、勝利を分かち合った! すると国民達が女王様は? どこにいるんだ? と声が聞こえてきた……
ーーすると、慶悟は大事なことを思い出すのであった……
「あ、あぁ……やばい…陛下を置いてきたままだったぁ!!」
さすがにシュウも驚いた。
「はぁ? この筋肉ばか! なんでそんな大事なこと先になんで言わねーんだよ! とりあえず迎えにいくから案内しろよ! 少し離れてろ……」
シュウは近くにあった巨大な瓦礫の石に触れただけでヘリが錬成された!
「いや、まじかよ……チートだな、シュウの覚醒……」
「後で説明するから早く乗れ」
シュウは慶悟を乗せ女王を迎えに行ってしまった。
1人残された楓は美女達に囲まれながら、贅沢にも膝枕をされて寝ていた……
そこへ連合軍と日本から来た覚醒者達がきた。
「へー あれが楓さんか! てかっ羨ましいー!俺たちも覚醒者として強くなって英雄と呼ばれるようになればあーなれるぞきっと……」
「楓さんは今やこの国の英雄だからなー モテるのもわかるなー、しかも膝枕してる人! 人気女優じゃねーか! いいなー楓さん!」 そう言って羨む兵士達。
覚醒者達と兵士達は謎の嫉妬心に駆られていた。
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そしてシュウ達は人里離れた村に降りた。慶悟は慌てて女王の元へ走る!
「女王様ー!!!」
女王は林の中に1人ポツンと座り込み、少し泣き顔でこっちを見ていた……
「遅いでわありませんか!! 忘れられていたのかと思いましたよ!!」
「遅くなりすみませんでしたっ!!」 そう言って慶悟は深々と頭を下げた。
女王は少し笑みを溢した…… そしてシュウも女王の元へゆっくりと歩いてきた。
「はじめまして、女王陛下…… 私は柊木 一といいます! この野蛮なやつを許してやってください……」
「こちらこそはじめまして! 私の名はシャーロット・レイ・フィーリアと申します。この度は誠にありがとうございました……! 許すも何も、貴方がたには感謝しきれませんなので大丈夫ですよ。
それと国民達が歓喜に満ちているって事は終わったのですねこの戦いが…… 」
ーー2人は大きく頷いた、そして女王を乗せて戻るのであった……
ヘリが街の広場に着陸し、陛下がヘリから降りる、すると国民達が大歓声を上げた! そして、女王陛下が国民達に言う。
「我々は今回大きな損害、数多くの人達を失いました! 悲しいでしょう……辛いでしょう….… ですが、私たちは生きています!
失ってしまった大切な物や人達の為にも我々がここで足を止めるわけにはいかないのです! 未来のために立ち上がりましょう! そして今日この日を救ってくれた3人の英雄、そして戦友達に感謝し、我が国を我々の手で再建させ未来に進むのです!!」
ーーイギリス全土が反動をつけ大きな歓声に包まれたのであった!
そして、女王陛下の希望により、少し経ってから国民の前で楓達、戦友達に簡易な形式ではあるが受勲式を行うと発表した……
ーー楓の元に近づく慶悟とシュウ……
「おい! 楓! いつまで寝てんだよ!」
「楓……相当ダメージあったのかな……?」
「んなわけねーだろ、楓は俺たちと同じ覚醒ならもう、少しは回復してんだろ! こいつ美女に膝枕されてるからってあえて寝たふりしてんだよ! お見通しなんだよ! このムッツリ!!」
楓は少し目を薄めてこっちを睨みまた閉じた。
慶悟は驚いた表情で言う。
「おい楓! 起きろ! 受勲式だぞ! 準備もう少しで終わるらしいから、早く起きろっ! 早く起.き.ろ.よ このムッツリスケベ!!」
楓が少しイラつき目を開ける!
「ぅるせぇな! 美女に膝枕してもらえるなんて
一生ねぇかも知んないんだからいいだろ!!」
シュウと慶悟が冷たい目で言う。
「それでこそいつも通り貪欲な楓だな……」
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そこへ一機の軍のヘリが着陸して来た。 そのヘリから降りて来たのはエマとアリスだった。
走って駆け寄るアリスとエマ
「慶悟〜 大丈夫?!」
「大丈夫か、英雄たち?!」
ーー楓達はエマ、アリスと少し話した、エマが熱い眼差しで語り出す。
「今回は君達のおかげで我が国は救われた、本当にありがとう!! 慶悟から聞いたが、日本も残り時間が少ないと……
我々も日本に援軍出すと決めた!! 数は少なくてもうしわけないが…… 断るなんて考えないでくれ! これは私達のケジメでもある! 自分の国も大変なのに他国の為に戦う君達を見習い、我々も世界にも示さなけばいけない!」
ーー楓が口を開く。
「こーして会うのは初めてだなよろしく! こっちにいるのはシュウだ、って素性はもうバレてるよな……
確かに断れなさそうだな、でもそんな急に大丈夫なのか? こんな大変な時なのに……」
「大丈夫だ! もう大統領も熱い人でね、日本に援軍を派遣すると即決したよ! お互いの首相同士、話はついてるようだ」
「そうか、じゃまた日本で会う事になるな! そん時はよろしく頼むよ、エマ、アリス!」
エマとアリスが大きく頷いた!
そしてアリスが楓達の傷の具合いを見る!
「うんっ! みんなそのくらいの怪我なら大丈夫そうだね! 楓君は徐々に回復してる! この前、超回復薬打ったから少しは回復スピード上がったのかもしれないね!
よーし! もう受勲式が始まるよ! いってらっしゃい! 英雄さん達!」
そして楓達は女王が待つ広場に向かって行ったのだった!
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広場には沢山の民衆たちがいて、高台には女王が待っていた!
簡易的な受勲式だが楓達は胸を張って、民衆達の真ん中を歩いて女王の高台に登った!
ーー世界中の人々もこの光景を目に焼けつけていた!
「楓! 筋肉バカ。 こーゆう時は陛下の前で膝をつくんだよ!」
「おっおう……! こんな事やったことねぇーから膝ガクブルなんだよ!」
ーーこんな口論をしていた俺たちに女王は笑っていた。
「御三方、始めていいですか?」
「あ、はい! すいません!」
ーー女王は付き人に合図をおくる、そして受勲式が始まった! 民衆は笑顔で楓達を見ていた!
楓達は1人ずつ呼ばれあるものを渡される!
「貴方達を英国の英雄として、最上位の敬意を払い、フィーリア家代々に与えられたし、リングを勲章とし、授与いたします! どうぞ受け取ってください!」
ーー楓達は大歓声の中一人一人膝をつき受け取った!
「最高の名誉でございます! ありがたく頂戴致します! シャーロット女王陛下……」
楓達は受け取ったリングをはめた、すると身体中が光だし、みるみる内に傷や体力が回復し、オリジンレベルが爆発的に上がった!!
ーー慶悟は驚きのあまり声に出た。
「なんだ、これ……嘘みたいに力が上がったぞ…… 傷も治ってるし! まさかアステラスに接触したのか! このリングがアステラス?!」
「なんだ? アステラスって! このレベルアップが関係してるのか?」そう言って驚くシュウ。
「これがアステラスの力か! 間違いないな、このリングはアステラスで出来ている!!
シュウ、帰ってから話す事が山ほどあるぞっ!」 楓は嬉しそうにシュウに言った。
ーー女王陛下や、民衆もこの出来事に驚きを隠せなかった!
「これは一体……」
ーーアリス達も
「えーーー!! あれは間違い…… アステラス……まさかフィーリア家がアステラスと接触していたなんて……しかもリングにするとは、先代様はきっと凄いお方だわ!」
そして、その光もゆっくりと消え、騒ぎは収まった。 楓達は全回復しオリジンもレベルアップしたのだった。
楓達の騒ぎ後、式が通常通りに行われた。
日本人から来た100人ほどの覚醒者達、連合軍にも女王陛下から勲章が贈られた!
こうして、英国大戦は終結し、英国は再建を始めるのであった!!
そしてカウント13時間を残して、次の戦いへ……イギリスの次の舞台は我が国は日本である。
楓と慶悟は全回復したおかげで飛んで帰ろうとした、シュウもまた100人乗せれる オスプレイを作り飛び立とうとした!
そこへシャーロットや民衆が見送りに来た!
楓達は突然シャーロットに別れのハグをされた!
「え?、あっありがとうございます!」
「また必ず会いましょう! どうかご無事で!」
「あぁ、また必ずな!」
楓達、日本から来た100人ほどの覚醒者達は日本に帰還したのであった……
英国大戦編 完
英国大戦編無事終わりました!
ここまでお読みいただき感謝しきれません。
次の章も楽しみにしていてください!
皆様今後とも是非宜しくお願いします!!
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