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12 「最後の希望」

習作品なので読者の皆様、どうか温かい目でよろしくお願いします!感想や今後の展開などのご意見をいただけると嬉しいです! ブックマーク・評価も執筆のモチベーションになります!


皆さまどうかよろしくお願いします



ーー街中にて


残りカウント15時間……




ーー軍もまた、迫りくる大量のヴォロスに劣勢になりつつあった、こちらも時間の問題である!




 そして…… 楓と慶悟は暗黒騎士に攻撃の隙を与えず、隙があれば大技を喰らわす作戦に出た!!

文字通り最後の賭けだ!




「雷歩!! 雷刀!!」





ーーーッ!!





 楓は目にも止まらぬ速さで暗黒騎士に連撃を繰り出す!! やがて隙ができ、暗黒騎士の首を目がけて一刀を振る!!




ーーキィンッッ!!





「くっそ!! こいつまじで硬い…… でも流石に俺の速さにはついて来れないようだな!!」





ーーだが暗黒騎士は徐々に楓の速さに順応してくるのであった!!




ーー2人の攻防は続く!




「こいつ……順応のしてきやがる! これ以上速度を上げるとオリジンが…… 慶悟まだかっ!」






ーーーーーーーー





「準備完了!!」


《慶悟の新たな大技をイメージした! それは炎拳を右手だけに集中させ炎と炎をぶつけ合い炎の爆発を起こし、圧縮させた、超強力な打撃である!》



ーー名を【爆炎拳】(ばくえんけん)とした!!





「なんだ…… すげーなあの技! どんなことイメージしたんだよ! こっちまで熱くなってきたわ!」





ーー楓は必死に隙を作ろうとする!




ーーキィンッ! キィンッ!





 楓は奴の懐に入り込み下から上に渾身の雷刀を振った!



 

 暗黒騎士が振りかざしてきた大剣とぶつかり、衝撃で大剣が少し弾けた!




「慶悟! 今だ!!」




ーー慶悟は、炎を使い加速し暗黒騎士の懐に入り

超強力の爆炎拳を打ち込んだ!!




「うぉぉおおー!!」





ーー周囲に凄い衝撃走る!!




 暗黒騎士はもろに技を腹部に喰らい、辺り一体と共に吹き飛んだのであった!!





「どうだ!! 今のは効いただろ!」





ーー暗黒騎士はかなり吹き飛ばされたが、平然と起き上がり、腹部の鎧だけにヒビが入った程度であった。





 楓も慶悟も信じられない様子であった…… だがそんな事を考えてる暇もなく暗黒騎士がさっき以上に猛攻してくるのであった!





「慶悟! あと一発いけるんだよな! 俺がもう一度隙をつくるから、腹部にもう一発いれろ!!」





ーー慶悟は汗を垂らしながら深く頷いた!





 楓は迫りくる暗黒騎士の猛攻を自分に引きつけ超スピードの攻防が続く! その時、 楓の一振りが盾に塞がれ弾かれた!

暗黒騎士はすかさず右手の大剣を楓に振るうのであった!





「楓ーーーー!!」




ーー楓はもの凄いスピードで吹き飛ばされる!!

その瞬間は全中継によってイギリス本部、全世界中の人たちが目撃した!





 世界中が絶句した。





「貴様ぁぁ!!」





ーー慶悟は我を忘れて暗黒騎士に向かい爆発拳を

放とうとする! だがそんな時、楓の言葉が頭をよりぎる。




 (慶悟……絶望的な状況になった場合冷静さを失えば必ず負ける、人生もそうだ……)





 慶悟は打つのをやめ、冷静に物事を考えた……そういえば楓がやられたのか確認してない!相手の隙を見て確認しに行く……




「おい! 楓……しっかりしろ!」




 楓は前から斬られていたが、昔習っていた剣道の足技を使いとっさに後ろに避けたおかげで傷が浅くて済んだ。





「うるせぇ……泣いてんじゃねーよゴリラ……」





ーーゆっくりと起き上がる!





「あいつまじで頭きた! かなり出血したおかげでアドレナリンどばどばでてくるですけど!!

頭冴えるわっ!! 慶悟、俺があいつに強力な一撃入れる! 絶対に避けられないはずだ! 俺を信じて追撃で全オリジン使って打ち込め!」



「あぁ……わかった!! 必ず当てる!命かけても必ず!!」





ーー全世界中が楓の立ち上がりに歓喜した!






ーーーーーーーー







 そして楓は暗黒騎士にむかって言う。



「おい! 斬られたとこ、くそ痛ぇーんだかんな! 言ってもわかんねぇーと思うけど、今度は俺の全力喰らえや!」 





 楓は全オリジンを雷に変化させ全身に圧縮し一気に体内で爆発させた、それは全細胞を活性化させ、自分の身体能力の限界値を超える事ができる力が出せる様になった! 楓の身体からは青白い稲妻がバチバチと音を立てて纏っていた……



 その名を…….

【纏 雷閃】(まとい らいせん)とした。



 そして腰を落とし、居合いの体勢になった!!




 楓は昔、父親から剣道を習っていたが本当は親父がやっていた、殺陣の方が格好良くて好きだった。




 更に鈴木家直伝の居合いの型がある……

楓は幼少期、隠れてそればかりや練習していた。

そんな中親父に練習している所を見られ、怒られると思ったがその時、唯一親父が褒めてくれた。それが居合いの型である。




「こんな所で使えるとは思ってもなかったよ……

親父……鈴木家直伝借りるぜ……

 




【雷閃一刀】(らいせんいっとう) 居合いの型 葉切り」




ーー楓は雷閃を使った一刀を繰り出す!!



 光の如く目にも見えないスピードで一直線に向かい、暗黒騎士を葉っぱを切るように斜めにスパッと斬った!



 その洗練された一撃は周囲の建物までも綺麗に真っ二つに斬るほどであった……




 そして、暗黒騎士の鎧が完全に砕け、やつに深い斬撃を喰らわせたのだった……


 



「あいつを斬った…… 後は任せたぞ慶悟!」



ーー慶悟は楓と同じタイミングで飛び出した為

完璧なタイミングで暗黒騎士の腹部に全力の一撃を喰らわせたのだった!




 そして凄まじい衝撃と音共に暗黒騎士は数キロにまで吹き飛んだ!




「……はぁはぁ、どうだ……やったか……」





ーー楓もなんとか立ち上がり、飛んでった方を見ていた




「俺たちやったのか?……んっ?あの文字が消えないって事はまさかまだ……

ーー!! 慶悟後ろだぁ!!」





 慶悟はとっさにガードするも暗黒騎士の右パンチを喰らい、吹き飛んでその衝撃で気を失ってしまう!




「慶悟ぉぉおおー! クッソ!こんな時に体が動かねーなんて……」




ーー楓は必死に身体を動かそうとする!

だが葉切りの反動で動けなくなっていた!



 暗黒騎士もかなりのダメージを負ったが回復しつつあるのであった……



「いよいよ、ここまでか…… なんで……なんで誰もこねぇーーんだよーーーーー!!」





 暗黒騎士が落とした大剣を拾い楓に斬りかかる、楓も覚悟した……その時!!!




ーーキィンッ!! 




楓はゆっくり音の方へ目を傾けた、そこに居たのは……




「よう! 遅くなったな! 楓、慶悟、

これでも急いだんだ、ゆるせっ! こっからは俺がやる!!」




ーーなんと助けに来たのは柊木 (ひきらぎはじめ)通称シュウ!!



楓は驚きのあまり、言葉を失っていたが

話し出した……




「シュウ、お前助けに来てくれたのか……って事はお前も、覚醒したんだな…… だがこいつには勝てない強すぎる!」




「らしくねーなー楓!俺の知ってる楓はもっと頑固で貪欲で諦めの悪りぃー男だと思ってたけど、覚醒して変わっちまったのかな? まぁとりあえず休んで見てろよ、お前らがここまでダメージ与えてくれたから勝てるからさ! 後は俺がやる!! 詳しい話は後でだ!」




ーーシュウは持っていた盾で暗黒騎士の攻撃を弾く! そして、すかさずそこにあった鎧の破片を少し取り、錬金術を使った!! 出来たものは銃であった!!



 鎧の破片を使っている為 黒い銃、そして暗黒騎士に打ち込んだ! 残っていた鎧の部分が簡単に砕ける! 楓は目を疑った。



「なんであんな簡単に……それに錬金術かよ、あいつの覚醒……便利すぎるだろ」



ーーシュウは遠距離に間合いを取り黒い銃で銃弾を撃ちまくる、攻撃しつつ砕けた鎧を拾い弾に変える、そして、鎧を全て砕いた! そして圧倒的強さ!



 暗黒騎士も、盾や大剣でガードするも同じ素材でできてる弾をうまく弾く事が出来ずにいた!




 そして、少し鎧をまた拾いもう一丁作った、二丁拳銃で暗黒騎士を滅多打ちにする!



 暗黒騎士は動けずダメージをうける!




「やっぱりか!! この素材はダークマター、宇宙空間に存在する最高硬度を持つ物質だ!」




「どうゆう事だシュウ?」




「要するにこの素材は地球上で最も硬度があり宇宙空間でも3本の指に入るとされている素材だ!

そしてこの同じ素材で硬度の物質がぶつかり合えば 当然どちらも砕ける、だが俺は二丁拳銃で手数も圧倒してるから、勝てるって事だ! しかも弾だって1円玉サイズの鎧の破片が有れば200発は作れる!」



「まじかよ…… チートだろ、それにあいつにも弱点があったとは……」



ーー暗黒騎士はその場から動けず反撃の余裕もなく徐々にボロボロになっていく!



ーーシュウは左手で銃を撃ち続け、右手で鎧の破片を掴み、一本の刀に変えた!




「楓! 少しは回復したか? これやるよ! 自分のケツは自分で拭けよっ!」




 シュウは鎧の破片で作った刀を楓に投げ、黒い刀は楓の前に刺さった!



「……全く! 最高だよおまえは! ありがたく使わせてもらうぜ……!」


 

 楓は膝をついていたがゆっくりと立ち上がり黒刀を手に取った!!




「楓! 俺が援護するから、さっさとキメてこ!そんで早く帰ろうぜ!」



「おう……! これで本当に終わりだ! 雷刀!」



 黒刀に雷を纏わせ、雷の威力と黒刀の切れ味が合わさり地球上で最強の刀となった!



そしてシュウの援護のおかげで隙ができ、楓はここだとばかりに最後の力を振り絞り、黒刀を振り抜いたのであった……




「うぉおおおーー!!!」





ーースパッ!!




 黒刀の切れ味は凄まじく暗黒騎士を真っ二つに斬ったのであった……





そして直後に楓はその場でオリジンオーバーーの為気を失ってしまう!



……そして遂に悪戦苦闘した、暗黒騎士を討ち倒

したのであった!! そして暗黒騎士は消滅した……



宇宙船に映っていた文字は消え、次第に宇宙船も消えかかっていた……そして残っていたヴォロス達も消滅したのだった。



「楓、慶悟 俺たち人類の勝ちのようだ…… よく頑張ったな」




ーーこの模様は全世界に希望を与え、大きな歓声が全世界でとどろいたのだった!!




こうして長い戦いが幕を閉じた……







12話もお読みいただきありがとうございます!



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