第2話「エリスの弟 」
最近よく寝る前にFFやテイルズなどのBGMを聴きながら寝てるんですけどものすごく気持ちよく寝れるんですよ〜!!
やっぱゲームBGMはすごいですね!!
て事で今日はamazarashiの「季節は次々死んでいく」を聴きながら寝ます!
それじゃ本編入るゾ!
オー!!
エリス「ただいま。あれ、電気が点いてないわね」
…………
エリス「出掛けてるみたいね。帰ってくるまでゆっくりしててね」
エマはそこにあった椅子に座った。
しばらくエリスにこの森の話を聞いていたらドアが開く音がした。
?「ただいま」
エリス「あっおかえりなさい 修行しに行ってたのかしら?」
?「そうだよ、これでも騎士団の団長だからね。ん?そこにいるのは誰?」
エリス「この子は迷い子よ。森の中で倒れてたからここまで連れて来たわ」
?「ふーん 俺はクラインって名前だ。お前名前はなんて言うんだ?」
エマ「エマ…私の名はエマ」
クライン「エマね。よろしく」
よろしくと言いクラインは握手をしようと手を伸ばした。
エマも手を伸ばしエマとクラインの2人は握手をした。
エマ「うん。よろしくクライン」
クライン「!?お前まさか人間か…?」
クラインは腰に身につけていた剣を握った。
エマ「…人間だ」
エリス「クライン!この子に手を出しては駄目よ!」
クライン「どうしてだ!?人間は100年前に俺らをこの世界に落としたんだぞ?人間は敵だ!今ここで始末しておかないと後ほど後悔するぞ!」
エリス「この子がまだ敵と決まったわけでもないし、それに記憶を失ってるのよ?」
クライン「もしそいつが記憶を失ったと嘘をついていたらどうだ…?」
エリス「……そんなはずはないわ。エマの目は嘘をついていない…!」
エマ「エリス庇ってくれてありがとう。だけどこれはクラインと私の問題。だから私達2人で解決するわ」
エリス「エマ…」
クライン「ほう?この僕と闘おうっていうのか?」
クラインはそう呟くと戦闘態勢に入った。
エマ「いやそんな事はしない。私は誰1人も殺しはしない。だから話し合いで解決をしたい」
クライン「話し合いで解決だと?笑わせるな!なぜ人間ごときの話を聞かなくてはならないのだ」
エマ「私から見たらクラインは人間に怯えて逃げてるようにしか見えないぞ」
クライン「なんだと?もう一度言ってみろ人間」
エマ「なら聞こえるまで何度でも言ってやる。クライン!お前はただそうやって言い訳をして逃げているだけだ!」
と言った瞬間クラインはエマに襲いかかった。
クライン「おのれ人間!図にのるなよぉぉお!」
クラインはエマに斬りかかったがエマの身体に当たるギリギリの所で避けられた。
エマ「この闘いに私が勝ったら話を聞いてもらうからな!」
クライン「いいだろう!だが貴様はこのクラインにやられる運命なのだ!」
エマは台所にあったフライパンでクラインの攻撃を防御した。
クライン「そんなもので私に勝てると思うなよ!」
クラインは一瞬でエマの間合いに入ってエマを蹴飛ばした。
その勢いでエマは外に吹っ飛ばされた。
エマ(今の攻撃かなり痛かった。多分肋骨3本は確実に折れてるな。)
クライン「どうした人間?お前の力はそんなものか」
エマ(チッ…肋骨が折れてるせいで上手く動けない…)
クライン「これで終わりだ人間!」
エマ(!?もうそこまで来てたのか!ヤバイ早く逃げないと殺される…だけど動けない…どうしたらいいんだ!)
…………
エマ(なんだこの感じ…力尽きてるはずなのに力が溢れてくる……!)
クラインはエマに攻撃したが避けられた。
クライン「!?なんだと!もう奴には逃げる力も残っていないはず!」
エマ「これで決着だ」
エマはそう言うと空中からクラインの頭にフライパンを叩きつけた。
クライン「ガハッ!!この私が人間にやられるだと…!?そんな事はあってはならないんだ…!この世界のみんなは俺が守らないと…!」
エマはクラインに向かって腕を伸ばした。
エマ「私はこの世界を壊すつもりもないし元の世界に戻りたいと思っている。だから話を聞いてくれないか?」
クラインはエマの手を掴み起き上がる。
クライン「そうか…約束は約束だ。エマ…お前の話を聞こう」
エマ「ありがとう」
エリス「クライン!エマ!大丈夫!?怪我はしてない?」
クライン「俺は大丈夫だ。エマの手当てを頼む。多分肋骨が折れているはずだ」
エリス「わかった。エマ手当てするからこっちに来てちょうだい」
エマ「うん」
エマ クライン エリスの3人は家の中に入った。
to be continued…