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最終話 帰還

「だが俺たちにはあの人に教えてもらった奥義がある!」


 といきなり勇者が言い出した瞬間勇者パーティーの全員が「「「「「「覚醒!」」」」」」と言い出した瞬間身体から魔力の様なものが吹き出し光輝いていく。


 そして勇者以外の5人は光を完全に纏う前に勇者に光を送る。


 勇者の元々の光と5人から受け取った光で勇者が見えないほどに光り輝きそして光が収束するとそこには光の鎧を纏った勇者がそこに立っていた。


「 いくぞ!」


 勇者は俺に向かって剣を構えながら突っ込んでくる。

 やっている事はさっきと変わらないがスピードが桁違いに早くなっていた。


「なんだ?いきなり速くなったぞ。」


 勇者の仲間を見ると全員気を失っているのが見える。


(あれは…魔力どころか生命エネルギーも吸い取ってるな。こいつ自分が何してるか分かってるのか?)


「なぁ、それ誰がお前に教えた?」


「貴様なんかに言うか!魔王!」


 と言われて剣を振るが俺はそれを剣で受け止める。


(ん?力も上がってる?)


 鑑定!


 ________________________

 ステータス


 種族:人族

 名前:神崎光輝

 職業:勇者

 レベル:86


 能力値

 体力:100000+300000

 魔力量:100000+300000

 筋力:10000+30000

 魔力:10000+30000

 知力:10000+30000

 俊敏:10000+30000

 幸運:100


 スキル:

 ・剣術LV10・光魔法LV10・聖剣召喚・鑑定・言語理解・覚醒


 加護:

 ・創造神の加護LV1


 _________________


(レベルが思ったより低いな。

 ステータスもあんまり高くないけどあとのあの3万ってのがあの5人から吸い取ったステータスなのかな?)


 勇者はそのまま連続攻撃をしてくるが俺はそれを剣で受け止める。それを繰り返していたら俺の剣から嫌な音がする。

「ビシビシ………バリィン!」


 剣が剣身の真ん中で折れる。


 それを見た勇者は「いまだ!」と思ったのか聖剣を輝かせ俺の心臓目掛けて渾身の突きを放ってくる。

 俺はそれを避けられずに勇者の聖剣が心臓に突き刺さり身体が氷が砕けたように崩れ去る。


「魔王を倒したぞ!!!」


 と勇者は言うと後ろで目を覚ました仲間が喜び合っていた。


「ふっ、魔王は何度でも蘇る。」


 俺はそう言って空から羽ばたいて降りてくる。


「なに!魔王は今倒したばかりだ!」


「あぁ、あれか?あれは俺が操作していた人形だよ。

 ステータス的に10分の1の力も出せていないがな。」


 俺がそう言って勇者と話していると玉座の隣で立っていたミル達は椅子をだし座ってこちらを眺めながら楽しそうにお喋りをしていた。


「柚季楽しんでる。」


「おもちゃが手に入った子供のようなのじゃ」


 と言いながらお菓子まで食べていた。


「じゃあネタバラシでーす。」


 俺は勇者にそう言った後スキルの半龍化を解く。

 その格好は元の人間の姿だ。


「なっ、お前は氷薔薇!なぜお前が魔王なんだ!」


「魔王はあそこでお菓子を食べている小さいの。」


「聞こえてるのじゃ」


「まずなんでお前は魔王討伐をする事になった?」


「それは魔王が魔物を使って俺たち人族を脅かすからだ!」


「へぇー、魔族と魔物は別物だ。魔族だって魔物に襲われる。それに魔族は1回もお前ら人族に攻撃を仕掛けていない。こちらから攻撃するときは攻撃された時の防御だ。」


「!…………」


「人族がこの魔族の領地と魔族を奴隷にしたいが為に俺たちを召喚したに過ぎない。」


 俺はそう勇者に言っていると遠くから魔力の塊みたいな巨大な物が5匹迫ってくるのが分かる。


「おぉ、ようやく来たのじゃ」


 飛んできた5匹は城の前で止まり中に入ってくる。


 1人を俺は見たことがある。


「ライゾネスか?」


「おお!柚季ではないか!」


「じゃあ他の4人も?」


「そうなのじゃ、その赤い髪の毛のやつがフレイアスで白い髪の毛のお爺さんがスカラスでその爆乳のやつがウロボロスで肌が黒いのがタルトレアなのじゃ。」


「よろしくな!」


「よろしくのー」


「うふふー、こんにちわー」


「………」


「なんだ、もう終わったのか?」


 ライゾネスがそう言ってこっちを見てくるが俺は勇者を指差し「見ての通り」と言う。


 フレイアスはクレナと話に何処かに行った。


 勇者は仲間を連れて王国の王城に帰って行く。


 俺は勇者に「地球には帰れるからな。」

 とだけ言っておく。


 そのあとウロボロスに話を聞く。


「なぁ、ウロボロスさん?で良いのか?」


「いいわよー。」


「俺たちを地球に送れるよな?」


「出来るわー、フロスティアを送ったところに送ればいいんでしょ?」


「そうだ。こっちに送られた俺と同じクラスの人と俺とそこのミルとクレナとアリアとミルティーを送ってくれ。」


「いつにするー?」


「いつかは俺が言った時にしてくれ。」


「わかったわー」


 その後勇者達は王国の王城に戻り魔王の討伐が完了したと言う。


 王は地球に帰る手段はないと言ったが勇者はクラスの全員を集めて城から出る。


 そのまま魔王城に向かい俺に「帰れるんだろ?」

 と言ってきたので俺は「てめぇ、負けたくせになに上から目線なんだ?」と言うと黙って「地球に帰らしてください。」と言ってくる。


 この魔王城にいたウロボロスに頼み俺たちは地球へと送られる。


 送られた先は転移した時と同じ場所同じ時間だった。


 1つ予想外だったのが俺以外のクラスの人の記憶は消され、俺が殺したはずのやつも生き返って元に戻っていた。


 ステータスを見ると創造神の加護のところに創造神の言葉が書かれていた。


「この2年間の異世界転移の記憶は消しておいたぞい。特別にお主だけは記憶をそのままにしておいた。

 地球でもそのステータスはそのままだから気をつけるんだぞ?あぁミル達も地球にいたという風に変えておいたからな。では」


 と書かれていた。


 もう1つ予想外だったのが何故かスキルに異世界転移と言う文字が出て行き先にあの世界の名前が刻まれていた。


 魔族達は俺が創造した空間にあの大地ごと移して人族に脅かされず暮らしていける環境を作った。これも神になったことで出来るようになったことである。



 俺はミルとクレナとアリアとミルティーと一緒に地球でイチャイチャしながらも時々起こる事件を異世界で手に入れた力で解決していくがそれは違う物語。








  〜END〜

 





まだ全然書けてないですが終わりになります。


また新しい小説を書くので見てくださったら幸いです。



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