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64話 魔王vs勇者

始まってから2ヶ月でようやくpv100000いきましたーありがとうございます!




 俺が魔国に来てから2週間、魔国の王都に住んでいる住民の避難が開始された。

 避難する場所は人族の領地から反対の奥地に行く。

 人族側に自分達の里がある場合は里を捨てて人族から遠くの地に里を作る。

 それをこの2週間で手配して今住民達が避難していっている。


「この調子なら1日も掛からずに避難が完了しそうなのじゃ。柚季はどうだ?」


「あぁ調子がいいよ。最高にハイってやつだ。」


「龍神になったのを自覚してから更に強くなったのじゃ。

 あ、あとフロスティアを除いた6龍達が来るそうじゃ。」


「へぇ、そうなのか。俺ライゾネスしか会ったことねぇからな。楽しみだ。」


 欲を言えばフロスティアにも会ってみたかったがな。


 地球に帰る手立てはもうあるし後は遊ぶだけだし、みんなに少し聞いてみるか。


 俺はミル、クレナ、アリア、ミルティーを呼ぶ。


「なぁ、俺と地球に行きたいか?」


 俺がそういうとみんなは目を見開く。


「帰れる方法分かった?」


「いや分かったって言うか……フロスティアが地球に来たんだから俺たちも帰れるだろう?前にアリアに教えてもらったけど光と時空を司る龍ウロボロスに転移してもらったんだろ?」


「そうなのじゃ。」


「地球に行けるなら私は行くよ!柚季と居たいし!」


 クレナはそう言う。


「私も付いてく。」


 ミルも…


「我も行くのじゃ。」


 アリアも…


「私はもちろん行きます。柚季様のメイドですから」


 ミルティーもそう言ってくれる。


「そうか。ありがとうみんな」


 俺は泣きそうになりながらも顔をみんなに見せずにお礼だけ言って城下町を見る。


 もうこの街には俺たちと魔王軍四天王しか居ない。

 だが街の外壁の扉から人影が見えてくる。


「ミル、クレナ、アリア、ミルティー、敵が来たぞ。」


 見えてきた人影は俺と一緒にこの異世界に召喚された勇者の神崎光輝、そして聖女の天宮雪音、剣聖の久我大輝、賢者の楪留衣、狩人の結城陽毬、魔導師の間谷茉莉花の6人だ。


 そして、その後にも誰かがいるのが見える。


 あれは………


「ミーナ?」


 そう確かあれは2年ほど前、王都で助けた勇者の卵のスキルを持っていた女の子だ。

 その子が仲間を3人連れている。

 白銀の鎧を纏い剣も聖なる力を持っている。


「ふふ、あの時助けた子が人形とは言え四天王を倒す逸材になるとは。」


「なに言ってるんですか?」


 ミルティーが冷たい目で見てくる。


「ごめん、1回やってみたかったんだ。

 ミルティーは隠れといてね。」


「私も戦えますよ?メイドですから。」


「じゃあ残ってもいいけど死なないでね。」


「わかってますよ。」


 俺とミルティーが話しているとミルが


「来る。」


 と言う。


 すると光の光線のようなものが城を突き抜けて空高くまで登っていく。


 外では勇者が剣をこちらに向けて何かをしていたのをやめ走って城に突撃してきた。


 俺はそれに合わせ魔王の間の玉座に座り勇者を待つ。


 ミルやクレナ、アリア、ミルティーは俺の横に立って待機している。


 閉じた魔王の間の扉がゆっくりと開いていき勇者が入ってくる。


 俺は魔王の真似をして言う。


「貴様が勇者か……我は貴様達を見ていたがお前たちに脅威も感じなかった。どちらかといえばあの氷と植物の魔力を持った男の方が強く感じたぞ。」


 と俺が言うと


「魔王!俺はお前を倒して地球に帰る!みんな行くぞ!」


「おう!」「「「「はい!」」」」


 ん?なにあいつ人の話聞いてるの?耳付いてる?


 俺は小さな言葉で言っていたらしく横でミル達は笑うのを耐えながら震えていた。


 俺は向かってきた勇者に先制攻撃として氷魔法のアイスボールを放つ。


 それを勇者は大袈裟に避けて


「く、やはり強いな。」


 と言っている。


 俺はミルに向かって小声で


「なぁ、あれくらいで強いっておかしくないか?」


「弱すぎ、」


 ミルはなかなか辛辣な事を言うが俺も同じ事を思ってしまった。


 賢者はさっきのお返しのように魔法を打ってくる。

 飛んできたものは光の槍のようなものが3本飛んでくる。


 俺は最初に飛んできた槍を手に魔力を纏い掴んで残りの2本を撃ち落とす。


「そんなものか?」


 俺は余裕綽々の笑みを浮かべて勇者を見下ろす。



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