63話 人間をやめるぞぉ!!
俺は魔国の冒険者ギルドに来ている。
人族の冒険者ギルドは国から独立してギルドとして各国に広がっていたがこの冒険者ギルドは人族の真似をして作られたものらしい。
中もほぼ人族の冒険者ギルドと同じだが1つ違うところは酒場に酔っ払いがいない事だろう。
そして喧嘩をふっかけてくるやつも居ない。
人間達より魔族の方が紳士じゃん!
魔族の方が助け合い精神が強いみたいだし。
あ、またやってる。
「おい!てめぇ!冒険者になるの初めてだな!」
「は、はいぃぃ、そうですけど……」
「なら丁度いい!俺と一緒に依頼受けにいくぞ!」
と言葉遣いはアレだがふつーにいい奴らだ。
ちなみに今のは狼の獣人が狐の獣人に言っていた。
酒場で昼ご飯を食べている黒い全身鎧を着た騎士はめっちゃ丁寧な仕草で料理をもらいスプーンを手に取り頭を取って、取って?………あぁデュラハンか。あれどうなってんだろ。頭取ってから食べてるぞ。不思議だなー
俺も依頼を取って受付に持っていくと受付嬢の背中に6枚の真っ白な羽が左右3枚ずつ生えていて頭にはどこかで見た事ある天輪が乗っていた。というか浮いていた。
「天使?」
「そうですけど初めて見ました?」
「いや、天使って魔族なのかなーって思って。」
「いえ、我々の種族は翼人といいまして昔から神の使いとされていましたので公には天使の名乗っています。」
「そうなんですか。それにしてもいろんな種族の方がいらっしゃるんですね。」
「いや貴方も相当珍しい種族ですよ?」
そっか俺龍人だったわ
「あっ、この依頼お願いします。あとこの冒険者カードって使えますか?」
「使えますよ。ここの魔道具も元々は人族からパクっゲフンゲフン盗んできたものですから。」
「誤魔化してるようですがなにも変わって無いですよ。」
「では冒険者カードをください。」
無視されたし…
「Aランクとは凄いですねー」
「気持ちがこもってないですね。」
「めんどくさくなりました。
では行ってらっしゃいませ。」
じゃあ行くかー。
確か天使って翼の数によって位階が違うんだよな。
6枚ってどんなもんだっけ?
まぁいいか。
依頼はヘルハウンドの討伐だな。
場所はヘルフォレスト。
ここから10分近く歩いた所の森だな。
さっさと森に行ってヘルハウンドを狩る。
「そういえば最近ステータス見てないな。ステータス」
________________________
ステータス
種族:龍神族
名前:氷薔薇柚季
職業:龍魔剣士
レベル:257
能力値
体力:8200000
魔力量:16500000
筋力:970000
魔力:1800000
知力:1300000
俊敏:1600000
幸運:1000
スキル:
・剣神LV10・神炎魔法LV10・神水魔法LV10・神風魔法LV10・神土魔法LV10・神聖魔法LV10・神黒魔法LV10・神氷魔法LV10・植物魔法LV10・神雷魔法LV10・時空間魔法LV10・魔力制御LV10・龍神魔法LV10・魔眼・龍化・半龍化・魔纏・鑑定・言語理解・覚醒・大罪
加護:
・フロスティアの寵愛LV10
・ライゾネスの加護LV5
・創造神の加護LV10
・魔法神の加護LV10
_________________________
ふぁ!!!!!!!
なんか変なことになってるぅぅぅぅ!!!
レベルはまぁいいとしてスキルがやばいことになってる!
元々剣術のスキルだったのが剣神になってるし魔法とかも全部神ってついてるじゃん!
通りで最近魔物が一撃で死ぬと思ったよ!
能力値もヤバイし!
ん?あれれー?おかしいぞー?
ぐふぅぅ………俺いつのまにか人間辞めてる……
これはあれだな…俺は人間をやめるぞぉ!!ジ○ジ○ーー!!みたいな感じだな。
龍人の時はまだ龍人だったのに人の文字が消えた。
…………まぁいいか。
じゃあヘルハウンド狩ったし戻るか……
俺は魔国の冒険者ギルドに戻ってそのまま城に帰ってアリアと色々話すのであった。まる
ブックマーク登録や評価よろしくお願いします!




