61話 懐かしい味
すいません投稿時間を1日間違えてましたので今出させていただきます
確か名前は西園真紀だった筈だ。
俺が西園を見ていると西園も俺の視線に気づいたのかこちらを見てくる。
「あれ?氷薔薇君?」
「あぁ、久しぶりだね。」
それで会話が終了する。
(えぇー、何話せばいいんだよ!特に仲良かった訳でもないし!)
俺がそんな風に思って眉をひそめていると西園が
「なににするの?」
「何が?」
「注文に決まってるじゃん。ここに何しにきたの?」
俺は牛丼にする。
ミルはメニューを見ても何がなんだかわからなかったため俺と同じ牛丼でクレナはチーズバーガーを頼んでいた。
「なんでチーズバーガーなんてあるんだよ…」
「私地球にいたことマッ○でバイトしてたし、材料とかも全部知ってるから作れるの。」
まじか…異世界に来てチーズバーガーが食べられるとは!もう西園に足を向けて寝れないな!
そのくらいファーストフード系を食べていないと食べたくなる。
注文を取った西園は厨房に戻り1分程で牛丼2つとチーズバーガー&ポテトセットがくる。
「うまぁ〜〜〜」
まんま吉○家の牛丼の味や。
ミルの方をみると目を輝かせて牛丼を食べている。
クレナに関してはうまうま言いながらもうチーズバーガーを食べ終わり2つ目のチーズバーガーの注文をしていた。
「よくこんなの作れたな。」
「もともと料理人志望だったしこのくらいは作れるわ。」
と言われてそんなもんかと納得して食べ進める。
他に入っている客はキング牛丼を食べていた。全員ペロッと食べてアイスまで食べていた。
ミルは他の客が食べているアイスを見て
「柚季!あれ食べたい!」
と少し幼児化しながらミルが言ってくる。
そんなこんなで1時間ほどで帰る。
金は意外と少なくて済み日本の牛丼やチーズバーガーと同じくらいの値段設定になっていた。
俺たちは「また来る」と言って宿に戻る。
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柚季が帰った後の店では。
閉店時間なのにだれかが入ってくる。
私は厨房から出て入り口に向かうとそこには英梨がいた。
「今月も材料持ってきたでー」
「いつもありがとね!えりちゃん!」
「私は真紀の料理が食べれれば十分や」
と嬉しい事を言ってくれる。
「そういえばさっき氷薔薇君が来てね。それも可愛い女の子2人と!」
「ほー、氷薔薇もハーレムか!」あっはっは!
英梨独特の笑い方を聴きながら最近あった話を聞く。
すると勇者の光輝チームが四天王の一人を倒したという情報を手に入れたと言っていた。
「最近王国の雲行きが怪しい。近いうちに私もこっち来ると思う。」
と大阪弁なしで少し真剣に英梨が話してくる。
「えりちゃんがこっちに来たら私は楽になるよ!」
私とえりちゃんはそのまま日付が変わるまで話していた。
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柚季サイド
「またしばらくしたら行くか……」
「なんでー?明日も行こうよ!」
「ああいうものはたまに食べるから美味しんだよ」
「でもいろんなメニューがあるし飽きないでしょ!」
と言い合いになって最終的に週一で食べに行くことが決まった。
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