60話 遭遇
今日は用事があったため短めです。
俺は街に戻りバジリスクの部位を見せる。
バジリスクは死んだ瞬間、瞳が硬質化しまるで水晶のような見た目になることからそれがバジリスクを討伐した証拠ととして見せないといけない。
「こ、こんなにですか……総計68個……34体も……」
「どれくらいになりますか?」
「バジリスク一体の討伐で金貨10枚です。
10×34で金貨340枚です。」
と言われ渡されたのは袋一杯に詰められた金貨だった。
(え?こんな堂々と渡すのか…)
俺はバジリスクの死体は出さずに冒険者ギルドを出ると明らかに着けている人の気配が3人する。
(やっぱり来るよなー、受付嬢だったら分かっとけよー)
俺はそんな事を心の中で愚痴りながらどう処理するか考える。
(殺すか……そっちの方がこの街のこれから的にいいよな。)
俺は処理する事を決め気配のする方をチラ見する。
そこには3人歩いてきている。
確か冒険者ギルドでこちらを見て話していた人たちだ。
俺は大通りから裏通りに入る。
俺を見失うものかと後ろの3人は急いで追いかけて来る。
俺は裏通りに入ってすぐに止まって3人を待つ。
「おい!見失う前に追いつけよ!」
「へい!」
と言う声がだんだんと近づいてくる。
俺は見えてきた奴らを見る。
あいつらもこっちが見ているのに気づいたのか止まって何かを言ってくる。
「てめぇがさっき貰った金貨を寄越せ!お前より俺たちの方が有効活用できる!」
と俺に言ってきたのは真ん中にいる多分ボスなんだろう。
俺はその言葉を聞いた瞬間に氷魔法で3人を氷漬けにする。
それで3人は絶命する。
「ふん、めんどくさい。」
俺はそのまま泊まっている宿に戻り武器を点検する。
「…………………異常なし。」
俺は剣と刀に傷がない事を確認して布で手入れする。
もう1年も続けていれば慣れになる。
いつものように仕上げてミル達を呼びにいく。
ちなみにまだアリアとミルティーは帰ってきていない。
まだ業務が終わらないんだろう。ミルとクレナと俺は宿から出て飯屋に向かう。
行く先はこの世界初牛丼屋だ。
半年前俺たちを召喚した王国から店舗を開いたらしい。
中に入ってみると内装は地球の吉野家の様になっていて店員はこの世界の人で違和感を感じまくりだ。
「こんな風になってる食べ物屋始めて」
「すごいね!」
とミルとクレナは言っている。
俺は内心絶対同じ転移者だよなーと思っていると厨房から見覚えのある顔が出てきた。
それは料理人の職業をもらった女の子だった。
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