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59話 討伐完了

 俺は剣と刀に加え魔法を使う。


「フロストサテライト」


 この魔法は氷の球を自分の周囲に浮かべまるで衛星のようになっていることからこの名前にした。

 効果は自動で球一つ一つが動き回り俺を守ったり相手に攻撃したりする。


「……………」


 吸血鬼は黙って近くに落ちていたバジリスクの死体を手に取り血を吸う。


 俺は吸血鬼が血を吸っている間に近づき刀で斬る。


 だが、先ほどよりも素早い速度で移動する。


「どうしていきなり早くなった?」


 吸血鬼は避けた先で2.3回軽くジャンプして、一気にこっちに攻めてくる。


「はやっ!!ぐゔぅぅ!」


 爪を剣で受け止めた時押される。


(クソ重くなったぞ。いきなり速くなったり力が強くなったりなんなんだ。)


 そのまま吸血鬼は無言でこちらを攻撃してくる。

 素早さで翻弄し鋭い爪で斬ってくる。


「半龍化ぁぁ!!」

 角や翼、爪や龍鱗が生えてくる。

 色は氷色で所々に植物の緑が混じっている。


氷砲(アイスバースト)


 手から本来は口から出すブレスを出す。


 吸血鬼はこの攻撃を食らって身体中が凍りつく。

 俺は凍った吸血鬼に近づき剣で砕こうとするといきなり動き出し魔法を使ってくる。


闇の世界(ダークワールド)


 吸血鬼が魔法を発動した瞬間あたりに漂っていた俺の光球が消え去りあたり一面闇になる。


 それもただの闇ではなくねっとりとして動きづらい。

 視界は1メートルも見えない。


「ちっ、聖魔法あんまり得意じゃないんだけどな……」


「聖光」


 吸血鬼がいた場所に向かって聖なる光を放つがそこにはもう誰もおらずただ闇が広がっているだけ。


「ぐはっ!!!」


 横腹を爪で切り裂かれる。


「ぐぅぅっっ!!こいつは闇の中で見えるのか……」


(攻撃されてダメージ負ったの久しぶりだな)


 俺は集中する。精神を研ぎ澄まし周りの空間を支配するように………


 攻撃を貰ってもそれは致命傷にはならない。


 足音、匂い、気配を感じ取る。


 相手の次の行動を先読みする。


 目を開けると周りがスローに見える。

 吸血鬼が目の前から爪を右上から左下に振り下ろしてくるのが見える。


(これは……)


 俺はそのスローの中を歩き吸血鬼の攻撃を避けて右手に持っている刀を吸血鬼の首に向かって横薙ぎする。


 その瞬間吸血鬼の首は取れ、闇が無くなる。


「しっかり燃やしとかないとな。聖炎」


 光と炎の合成魔法で吸血鬼を消す。

 吸血鬼がいた場所に残ったのは牙と爪5本だった。


(吸血鬼って魔物扱いなんだな。)


「帰るか……」


 俺はバジリスクの死体を集めてアイテムボックスに入れる。


「血とかないけどまぁいいか。」


 外に出ると坑道に入る時に突っかかってきた衛兵は罰を受けさせられていてその横で衛兵2が立っていた。


「ん?帰ってきたか。どうだった?」


「倒しましたよ」


「おお!そうか!じゃああとで我々で見に行く。

 大丈夫なら街に連絡するからな。」


 と言われ俺は了承して街に戻っていく。


「はぁ、疲れた。」

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