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57話 モヒカン

 街の外壁が見えてから到着するまででとても時間がかかり夕方に街に到着した。


「でかいなー」

「そうだねー」


 城壁が大きすぎて結構遠くまで見えていたようだった。


 そこから街に入るまでに1時間近く並んでようやく街に入れた。


 入った頃にはもう空は暗くなり夕方から夜に移り変わろうとしている。

 丁度黄昏時と禍時の間くらいだ。


 入る時は冒険者カードを見せて入るだけだった。


 ちなみに待っている間テンプレの野蛮冒険者の横入りがあったがミルが気絶するくらいの丁度いい雷を割り込もうとしていた冒険者に打ち込み転がしていた。(物理)


 あったことといえばそのくらいで前にいた商業人みたいなおっちゃんがここの街について色々教えてくれた。


 教えてくれた事を簡潔にまとめると

 1.この街は貿易都市だよ!

 いっぱい物とかがあるから何かしら欲しいなと思ったやつも探せば見つかるよ!


 2.詐欺とかに結構あうから気をつけた方がいいよ!


 3.俺が持ってる商会の名前はパンデモニウムだよ!是非来てね。


 くらいだった。


 いい事は聞かせてもらったけど話を聞いていた俺たちが思ったのは「「「「「なんでその名前にした?」」」」」


 だと思う。確信している。………あとで聞いてみよ。


 


 

 

  〜回想終了〜


「まず宿探さないとな。案外その場で3部屋ってあんまないんだよな。」


「別に同じ部屋でも……」


「ん?なんか言ったか?」


「なんでも」


 ミルが何か言ったようだが聞こえずに聞き返したら顔を赤くして下を向いていた。


「ここ良さそうじゃね?」


「そうじゃの、宿の前もしっかり掃除してあってどのくらいの金額かも書いてある看板があるのじゃ。見た目も清潔だ なのじゃ。ここでいいと思うのじゃ。」


「アリアもそう言ってるしここにするか」


 俺たちは中に入って女将さん?に声をかける。


「お客さんかい!泊まりかい?飯かい?」


「泊まりだ。3部屋借りれるかい?」


 おばちゃんの口癖がうつっちゃった。


「ちっとまっとくれよ。」


 おばちゃんは宿の見取り図のような物を取り出して見る。


「4部屋空いてるがどうする?自由に選びな。」


「じゃあこの3つ続いてるところで」


「あいよ!じゃあこの鍵で入れるからね!飯は食うかい?」


「どうする?」


「ここで食べてこ?」


「食べてきます。」


「荷物置いてきな。そのあとでメニューもってくよ。」


 そのあと荷物を置いてご飯を食べる。


 味はまあ普通だった。


 夜、俺の部屋に集まって相談した結果

 しばらくここを拠点として近くの山や森で狩りをする事になった。


 そのためおばちゃんに連泊のお金を前払いで払っておいた。


 次の日

 俺たちはバラバラに行動することにした。

 俺は冒険者ギルドに行きなにか依頼を探す。


 ミルは剣の素振りをすると言っていた。


 クレナは甘いものをたくさん食べてくると。


 アリアはミルティーと一緒に魔王城に転移して溜まった仕事を片付けに行った。


 そのため俺は1人で冒険者ギルドに来ている。


「んー、どの依頼にするか………」


「おい、ガキ!てめぇみてぇな雑魚がなんでAランクの依頼を見てんだよ!てめぇはEランクの依頼でも見とけばいいんだよ!ぎゃはは!」


 と突っかかってきたのは闘魔祭で突っかかってきたモヒカンヒャッハーだ。


「またお前か……うるせーぞ」


 俺はモヒカンヒャッハーだけに威圧をかける。


「て、てめぇは闘魔祭の時の野郎じゃねぇか。

 済まなかったな。」


 と身体中から汗をかいてどこかに行った。


「おい、あいつすげーな。モヒカ相手に。」


「あいつ見た目はあれで性格もクソだけど強いからな。」


 と話していたのが聞こえた。


(あいつ強かったか?)


 そんな事を思いながら依頼書を取り受付に持っていく。





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