5話 魔力制御の覚え方。
「んむぅー、んぁ?もう朝かー」
と朝の7時、いつも学校に行くために起きる時間に起きた。
朝の寝言は母親にも毎回直しなさいと言われるが直せないまま高校生になってしまった。
俺は部屋を見渡すと、寝る前と寝た後ですこし家具の配置が違うような気がした。
「まっ、そんなことないか」
と独り言を言い、トイレに行くために部屋から出ると、部屋の前にメイドのミルティーに
「なにか御用ですか?氷薔薇様。」
と真顔で淡々と言われたので俺は
「トイレに行きたくて、
どこにあるか案内してくれる?」
「はい、構いませんよ。」
といい、ミルティーのあとをついて行った。
しばらく歩いていると、ミルティーさんが
「氷薔薇様は私になにもしないのですね。」
「ん?どうしてですか?」
「いえ、同じメイドの同僚で他の勇者様方のお世話をすると言う仕事で、ほぼ全員の勇者様方がメイドとお交わりになられたと言っていたもので。」
「・・・そうですか。
俺は別にミルティーさんとしたくない訳ではないですよ。
逆にそんな異世界に来てすぐにセックス出来るみんながすごいです。」
「氷薔薇様もしたくなったら言ってください。」
とこれまた真顔で言われた。
話しているうちにトイレに着いた。
トイレをし終わって部屋に戻った。
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朝ご飯を食べ終わり、魔法の勉強をするために椅子と机が沢山ある部屋にクラス全員が集められた。
しばらく待っていると、扉からとんがり帽子、マント、杖と言うザ・魔法使いな格好をした女性が入ってきた。
「さぁ、勇者諸君!
魔法の授業を始める!」
といい、魔法の授業が始まった。
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「魔法には、決まった形と言うものはない。
まず魔法を使うには魔力制御と言うスキルが必要だ。
魔力制御は魔力を感じてその魔力を自由自在に操れるようになったらスキルとして現れるはずだ。
さぁやってみろ!」
と、地球ではまずいない超絶美女の女性ゼラさんに授業を受けられクラスの男子どもはやる気を出していた。
そんな中、唯一やる気になっていないのは異世界転移した中で唯一大人だった佐伯先生だった。
佐伯先生は、おっとりとした先生で生徒の間でよく可愛がられていた先生である。
その先生が、
「先生だった私が………また授業を受けないといけないとは……」
とブツブツと呟いていた。
話を戻して、俺はゼラ先生に言われた通りにまず体の中にある魔力を見つけるところから始める。
・・・・・・・・・・・
んー、これかな?
動かしてみよう。
お!簡単に動くじゃん!
ニュルニュル動くなー
ステータス見てみるか。
と思いステータスを見てみると
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ステータス
種族:龍人族
名前:氷薔薇柚季
職業:魔剣士
レベル:1
能力値
体力:25000
魔力量:50000
筋力:1500
魔力:3000
知力:2400
俊敏:2500
幸運:1000
スキル:
・剣術LV2・氷魔法LV2・植物魔法LV2・魔力制御LV1・鑑定・言語理解
加護:
・フロスティアの加護LV10
・創造神の加護LV10
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と魔力制御が新しく生えていた。
「ん?君もう魔力制御覚えたのか?」
とゼラ先生が近づいてきて話しかけてきた。
「そうですね、意外と簡単に出来ちゃいました。」
「ほう、これは……
では、君は魔力制御のレベルを上げててくれ。
みんなが魔力制御を覚えないと次にいけないのでな。
あぁ、レベルの上げ方はとにかく魔力を体内循環させることだ。
これをすることによってレベルが上がる。」
「はい、わかりました。
頑張ってレベル上げします。」
といい、周りを見てみると、クラスのみんなは俺が出来たんだから俺、私にも出来るはず!と頑張っていた。
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