表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/71

53話 鍛冶開始

 マリオスは金属を1つ持ってきて炎の中にいれる。


「なんの金属を使うの?」


「ヒヒイロカネって言う頑丈で魔法の流動性もいい金属だ。粘り気も多い。

 なんで合金じゃないかと言うと合金でもいいんだがちょっとのヒビみたいなところから刀とか剣って割れちまうから特に刀は合金に出来ないんだよ。」


「へぇー、そうなんだ。」


 熱せられた金属を完全に溶かしてヒビの入った朧に纏わせるようにする。


 その上からハンマーで叩いてヒヒイロカネを馴染ませていく。


 朧を炉に入れ刀身を赤くしてまたハンマーで鍛える。

 これを繰り返してだんだんと刀の形を作っていく。


「俺が鍛えている途中でこの刀に自分が得意な魔法をぶち込んでくれ。

 そうしたら魔法剣ができるからな。なるべく小範囲高威力で刀が壊れない程度の威力で打て。」


「フリージング」


 刀に氷の吹雪を包ませるように使う。


「よりによって氷か……まぁいい続けるぞ。」


 だんだんと刀の形になってきた。

 以前とほぼ同じ大きさに見える。


 ヒヒイロカネが元の刀を薄くコーティングしてあるんだろう。それくらいの薄さだ。


 鍛えて終わったら何か土みたいなものをマリオスが刀の刀身につけている。


「なにしてるんだ?」


「これか?これは土置きって言ってな。薄く塗ったところは早く刀身が冷えて厚く塗ったところはゆっくりと冷えるんだ。その温度差で後で研磨するときに波紋ができるんだ。」


「そうなんだ。初めてしった。」


 その後時間が経って夜になってからもう一回来て焼入れをするために熱を750度から900度で熱して水で急冷する。

 この時どれだけ反りを作るかとかも計算してやる。

 俺が使っていた朧と同じ反りで。


「なんで、夜にしたの?」


「夜だとこの刀身の状態がよくわかるだろ?赤くなってるし。

 暗い中で焼き入れしないとわからんのだ。」


 と言われた。


 焼き入れし終わった後は研磨の作業だ。

 丁寧に砥石で研いで行く。


「ほい、完成だ。」


 鞘をつけて俺に渡してくる。


 鑑定してみると

 ________________________

 武器:妖刀

 名前:緋妖龍刀・朧

 スキル:不壊・進化・絶剣・飛斬・氷魔法強化


 詳細:この妖刀は柚季の魔力によりスキル進化を得てそのまま魔力を受け取り続けやがて進化した刀。

 ヒヒイロカネを纏って新たに氷魔法強化の力を手に入れた。


 ________________________

 となっていた。


 刀身を見て


「いい刀だな。」

 波紋が赤から緋色に変わっている。

 刀身はそのまま黒だ。


「じゃあ戻るか。」


「金はいいのか?」


「兄者の作った刀を打ち直しただけだ。金は取らんよ。」


 と言ってくれてそのまま刀を腰に携えてみんなの所に戻る。


「意外と早いのじゃ」


「たしかにはやい。」


「元があったからな。」


 アリアとミルが俺の刀を見てそう言っていた。

刀とかの鍛造はよく分からなかったから自分が知ってる事だけ書いたよ!

間違ってたら言ってね!直すから!



ブックマーク登録や評価よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ