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49話 闘魔祭10

 そして表彰に移る。


 3位がミル

 2位が俺

 1位がクレナ


 になった。


 ちなみに表彰の時クレナは着ていたマントとフードを脱いで登場したため謎の美少女が来た!と言われて観客席で見ていた男達は歓声を上げていた。

 それを見た女達はその男達を冷たい目で見ていた。


「優勝者には賞金が与えられます!」


 パンパンに詰まった袋を持ってくる人も1人じゃ持ち上がらなくて数人で持ってくるほど重かったようだ。


「あと3人にはある人よりお話があります。」


 と最後にちょこっと言われる。


「付いてきてください。」


 俺たちはその人について行って部屋に入るとそこには妙齢の女性がソファに座って待っていた。


「この方はここの領地を納めている貴族の奥方様です。今回の件でお礼を言いたいそうなので。

 では、私は失礼します。」


 俺たちを案内してくれた人はどこかへ行ってしまった。


「すいませんね。主人が今王都の方で大事な事があるという事で私が代わりにお礼を。


 今回の魔物討伐ありがとうございます。

 あの魔物は遠い昔からこの地に封印されていた魔物でしてその討伐出来そうな人を見つけるためにこの闘魔祭が始まったんです。」


「そうだったんですか。」


「この名前は魔物と闘う祭という意味で闘魔祭というふうに伝えられています。

 こんなどうでもいい話は置いておいて報酬の話をしましょうか。


 あの魔物にはとてつもない賞金が掛かってまして、それこそ私が一生かかっても使いきれないくらい。


 ここで受け取りますか?」


「どうする?」


「ちなみにどれくらいあるの?」


「そうですね。まあざっとこんなものでしょうか。」


 紙に書いて見せてきたのは0が10個付いてその先に5が付いた数字だった。


「ご、500億コルナ……」


「ちなみに銀行的な物はありますか?」


「ありますよ。」


「じゃあそこに499億コルナ預けてここで1億コルナ受け取ります。」


「わかりました。

 では持ってきてください。」


 と後ろに控えていた人に命令して金貨をたくさん乗っけていく。


「ミスリル貨でもいいと思いましたが使われるなら金貨の方が使い勝手がいいと思いましたので金貨にしました。」


 と執事の方が教えてくれたので俺はお礼を言う。


「なぁミル…………………」


「いいと思うよ。」


「すいません。この闘技場って借りれますか?俺たちの金で今週参加した人達と闘技場で飲んだり食べたりしたいと思ったんですけど。」


「あら、いい考えね。

 そういう事なら闘技場の貸し出し代はただでいいわよ。

 食事代は全て貴方持ち?」


「えぇ、必要な分だけさっきのお金から抜いてください。」


 と言ってさっきまで戦ってたりしていた人と闘技場で飲んだり食べたりする事になった。


 そのあと街に向かって奥方様が魔道具を使って街中に知らせていた。

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