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47話 闘魔祭8

 俺が起きてミルを見ているとミルも起きる。


「ん、ようやく起きた。」


「おはよう?なのかな?」


 とミルと話しているとこの医務室の扉が開く


「ミル、柚季は起き……起きてるようなのじゃ。」


 アリアが入ってきてミルの隣に椅子を持ってきて座る。


「今回の闘魔祭の優勝はあの村人Xってやつなのじゃ。」


「あいつの正体ってわかるか?」


「柚季は分からなかった?詠唱の時暴露してた。」


「あやつも龍の子孫なのじゃ。

 珍しいのじゃ。こんなに龍の子孫が無意識に集まるのは。」


 てことはあの決勝て龍対龍対龍ってことだったのか。

 するとまた扉が開く。


「ミルティーか?」


「いやミルティーは寝てるはずなのじゃ。」


 入ってきたのは赤い髪に茶色い目、胸はまあまあの大きさ。

 身長はミルより小さい。


「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃぁーーん!私の名前はクレナだよ!」


 と入ってきていきなりどこかのくしゃみすると出てくる大魔王のような事を言ってきた。


「やっぱり………」


「ひっしぶりだねぇ!ミルちゃん!大きくなって!」


 とクレナはミルに抱きつき頰ずりしている。

 ミルはめんどくさそうにしている。


「この人。私が小さい時からこの姿。つまりとてもおばs…「なにを言おうとしてるのかな?かな?」……なんでもない。」


(こえぇー、今一瞬目で人を殺せるほどの眼光だったよ)


「ん?おお!さっきはごめんね!」


 とクレナさんはこっちを向いて俺に謝ってくる。


「いやぁー、君が強すぎて本気を出しちゃったよ!でも私の本気の技を食らってなんで生きてるのかな?って思ったよ。」


 するとミルが得意げにクレナさんに向かって話し出す。


「柚季も私達と同じ龍人だから……」


「え!そうなの?どこの子孫なの?」


「フロスティア様の」


「すいませんでした。許してください。」


 とクレナさんは俺に向かって土下座で謝ってくる。

 頭を地面に擦り付けて。


「ちょっとなにしてるんですか!」


「なにって土下座です。」


「早く辞めてください。」


「ほら、どの龍人もフロスティアは怖い。」


 たしかにミルも最初は俺がフロスティアの子孫だと聞いて震えていたな。


 ん?まてよ?


「なんでクレナさんは俺が龍人だって分からなかったんですか?

 ミルはすぐにわかったのに」


「あぁ!あのミルだけが出来るやつね。

 あれはミルだけの技って言うか特性だね。小さい時もそう言ってたよ。

 ミルは他の龍人も出来るって思い込んでるけど」


(てことはミルって他人に出来ないことを強要してたの?)


 といろいろあり今日はもう夜遅いと言うこともあり今日は休むことにした。


 翌日の闘魔祭最終日、なにをやるかが発表される。


「さぁ!今日この最終日に行うのは!

 魔物と対決!決勝で戦った3人で力を合わせて魔物を討伐する戦いだ!

 この魔物と戦うのは今年の闘魔祭が最初!

 戦う魔物はこいつだぁ!


 ヨルムンガンド!」



 解説の人が言うと檻に入れられた魔物が出てくる。


 出てきた魔物はとてつもなく巨大な蛇だった。


 たしか地球の北欧神話に登場する毒蛇だった筈だ。


 それは俺たちの前に放たれ今にも蛇は俺たちに襲いかかろうとしていた。

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