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46話 闘魔祭7

 そして、今日最後となるE対Fの試合はあっという間に終わった。


 村人Xとディザストの試合だったが試合が始まってから終始村人Xが圧倒していた。


 ディザストが仕掛けようとしていたことを事前に察知してやらせない。

 まるで未来を見ているように……


 そして試合が終わった後も村人Xはマントとフードを取らずにそのまま何処かへ行ってしまった。


「うーむ、あの感じは多分人族じゃないのじゃ。」


「てことは決勝って龍、龍、人族じゃない謎種族って事?」


「そうなのじゃ」


「これって人族の祭り?」


「人族の祭りなのじゃ。」


「「「…………」」」


「まぁこんな事もあるでしょう」


 俺とミルとアリアが黙った後にミルティーがそう言ってくれた。


 ーーーーーーーーーーーーーー

 決勝戦


「さぁ!まもなく決勝が始まります!

 今日も解説のキャリーがお送りいたします!今年の決勝は三つ巴対決!

 その中で生き残った奴が優勝だぁ!」


「ミル、頑張ろうな。」


「柚季こそ頑張る。」


 俺達は分かれて円形のステージの丁度60°ずつ離れる場所に着く。ここが試合の開始場所らしい。


 全員が指定場所に着くと審判が言う。


「試合開始!」


 俺は植物魔法と氷魔法でこのステージ全体に針葉樹林の森を作り出す。

 見た目は完全に凍りついた木である。


 そして早速こちらに向かってくる人影が見える。


 その人影はマントとフードを被っており樹氷の隙間をスムーズに縫って走ってくる。


 走ってきたマントから微かに声が聞こえてくる。


「く、これは!」


「インフェルノ」


 とマントの奴が言うとマントの周りの地面から炎…いや焔が吹き出してくる。

 その焔が俺が作った樹氷を溶かしていく。溶かすだけではなく蒸発もしているようだ。


 そしてその横から「スパーク」と言う声が聞こえてくる。


「ぐぅ、くそ!そう言うことか!」


 と俺は地面にまだ溶けている水を睨みつける。


 ミルは水に雷魔法を使って俺達に攻撃してきたようだ。

 その証拠に俺だけではなく村人Xも少し痺れている。


「氷化!」


 俺は氷に変化する。


 だが、残りの2人も同じ技を使う


「ライトニング」「イグニス」


 ミルは体に雷を纏って村人Xは炎を纏った。

 いや村人Xの体が炎に近づいている。


(あれは俺と同じか?)


 村人Xは炎になってもマントとフードは焼けなかった。

「おいおい、あのマントどうなったんだよ。………あとで買った場所聞こ。」


 やべぇな俺ってこの2人と相性が悪い。

 どうすれば………


 と考えていると雷化したミルと炎化した村人Xが戦おうとしていた。


「ブラスト」


 と村人Xが右手を下から前に振り上げるとその横から爆発が連鎖してミルに攻撃する。


 わかりやすく説明するとモン○ンのブラ○ディオスの技だ。


 それをミルは俺の方に超スピードで避けてそのまま攻撃に繋げてくる。


「ふっ!」


 ミルは雷を纏った剣で切り掛かってきたが俺はそれを避けてミルの腕に手を置きミルの腕を凍らせる。


「くぅぅ、」


 とミルは凍った所に雷を流し体の熱で溶かす。


「プロミネンススフィア」


 声がした方から超高温の擬似小太陽が飛んでくる。


 ミルは体を雷に変えて空へ


「絶氷!」


 イメージは絶対に溶けない氷を俺の目の前に円形シールドの様に出す。


 着弾と同時に俺が覆っている地面以外の地面が焼け爛れる。


 ミルは地面に降りてきたが地面に残っていた熱で


「あつっ!」

 と言って少し浮かぶ。

 多分地面に+か−の電気を流してその反対の電気を纏ってるんだろう。


「少し溶けてる……」


 俺は剣と取り出し魔法の詠唱を始める。


「原始の氷、終焉よりきたる、

 神の力を借り、全てを凍てつかせる。


 アブソリュートゼロ」


 次の瞬間このステージ全体に一瞬で氷が張り巡らさせる。


 ミルは横で氷に包まれている。

 だが殺さない。

 これは最初に考えた魔法とは違い奪うのは生命力ではなく魔力。


 ミルは魔力がなく氷から出ることが出来ないためここでリタイア。


 もう俺の魔力も少ない。

 あと打てて3、4発だろう。


「な、なんだと?」


 と俺の視線の先にあるのは氷の中で燃える焔。


 魔力を吸収する氷を内側から少しずつ溶かしている。


(どうすれば……あのままでは時期に外に出てくる。

 考えろ。どうすれば勝てるか。)


 だが考えている間に村人Xは氷の中から出てきた。


 そして村人Xは詠唱を始める。


「我が母フレイアスより受け継ぐ、

 原始の焔、全てを焼き尽くす、

 永遠なる焔に焼き尽くされろ。


 ヘルフレイム。」


 俺は村人Xの詠唱を止めるべく剣で切り掛かったが避けられを繰り返しているうちに詠唱が完成してしまった。


 最後の魔力を出し目の前に氷の壁を作ったが村人Xの焔に呑まれるのを見て俺は気を失ってしまった。


「今年の優勝者は村人Xだぁ!」


「「「「「うおおぉぉぉぉ!!!」」」」」


 今年の優勝者は村人Xに決まった。


 俺はあの炎に焼かれたがすぐに神官の聖魔法で回復したためその日の夜に目を覚ました。


 俺のベットの横にはミルが椅子に座って寝ていた。



今回出てきた魔法の詠唱ですがあまり納得のいくものではないため皆さんに少し知恵を分けてほしいです。

感想などにこっちの詠唱の方がいいでしょ!ってのを教えてくれると嬉しいです。


ちなみに村人Xの魔法は完全に変えてもらっても構いません。

作者自身どう言うのにすればいいか分からないのです。



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