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45話 闘魔祭6

「次は俺か………」


 次はC対Dで俺とアイリスが戦う。

 この前アイリスが準決勝で戦うって言ってたけどこうなるってわかってたんだな。


 ステージに降りるとアイリスは手を振って口パクで「頑張ろう」と言ってきた。


「試合開始!」


 アイリスは杖を右手に持っておりその杖の先にはバカデカい魔水晶がはまっていた。


「あら、杖を見たことがないのかしら?

 杖は種類にもよるけど魔法増幅の装置が組み込まれているの。

 だから純粋な魔導師は杖を持つの。」


 俺は確か王城の宮廷魔導師は杖を持っていたのを思い出した。


「それってそんな効果があったのか。」


「そして、これは氷魔水晶、氷の魔法を増幅してくれる。

 じゃあいつまでも話してないで試合を始めましょう。」


 とアイリスが言った瞬間にアイリスの足元から氷が勢いよくせり上がってくる。


 俺はアイリスがやったように足から氷魔法を発動し同じようにせり上がらせ氷同士を衝突させる。


「やるわね、じゃあこれはどう?」


 と今度はアイリスは杖から魔法を発動させ氷の塊を高スピードで打ち出してくる。


 それを俺は剣で砕いて避ける。


 そして、そのまま左手に魔法を発動させアイリスに近づいていく。

 アイリスは逃げるかと思ったらそのまま魔法を使った。

「氷華」


 アイリスの周りに種類はわからないが氷の花弁が咲き乱れる。


 その本来はおしべとめしべが生えている場所に杖を持ったアイリスが佇んでいた。


 その光景をみた観客達は驚く声もあげられないようだ。


「じゃあ俺も、氷薔薇!」


 と俺の苗字を元に作ったこの魔法は氷の蔓が自由自在に動き相手の魔力を吸収することができる。


 蔓はアイリスに巻き付いていき魔力を吸収し始める。


「これ、魔力を吸ってる?

 早く解かないと!」


 と言いアイリスは火の魔法を使い出した。

 火は小さいながらも俺の蔓を少しずつ溶かしていっている。


「すこし、隙を見せすぎ」


 と言い俺はまた魔法を使う。


「氷化」


 すると体が凍っていくのがわかる。

 だが冷たくなく体を全て包み込むと体が光り氷を纏ったようになった。

 この技はミルが雷魔法で雷を纏っていたのを参考にして作った。


 ミルの技と違うのは体が割れて欠けても再生するという事だ。


 地球の某海賊の王を目指すアニメの技をパクっ…げふんげふん、インスパイアした。


 そして、この戦いでもっとも有利に働くであろう氷魔法吸収がある。


 ようやくアイリスは火魔法で俺の蔓を取ってこっちに氷魔法を放ってこようとしていた。


 そして今回はその魔法をそのまま受ける。


「おっと、ここでアイリス選手の攻撃をくらってしまったぁ!」


 と解説が言っていたが俺はしっかり魔法の吸収を確認する。


「なんでなんのダメージもないの?」


「さぁ?」


 と俺は誤魔化す。


 そのままダメージを喰らわないことをいいことにどんどん攻めていきやがてアイリスの魔力がなくなってアイリスがリタイアした。



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