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39話 闘魔祭開催

「じゃあ試し打ちでもしてくるか。」


 俺は学園都市から出てすぐそばにあるちょっとした草原に行く。


「まず火から使ってみるか……

 んー、ファイアボール。


 うわ!!」


 と俺の前に出てきたファイアボールはスキルが進化する前は野球のボールくらいの大きさだったが今ではバスケットボールほどの大きさになっている。


 それを、適当に地面に向かって打ってみるとファイアボールの熱で地面が溶け結晶化している。


 続けて水風土光闇と全てボール系を試していったが全て大きさが1回り大きくなり威力も上がっていた。


 そして俺がもともと持っていた氷魔法を使う。


 まず先ほどの魔法と同じようにアイスボールを作る。

 スキルが進化する前にでも大きさはバスケットボールほどあったが今ではバランスボール程の大きさになっていた。


 威力も上がっており、地面に向かって打つと地面がめくれ上がり小さな直径1メートルのクレーターのようになる。

 そのクレーターは氷で覆われていた。


 剣もアイテムボックスから取り出して使ってみると以前より剣の使い方がうまくなっていた。


 ちなみにこの魔法の練習は夜中に行なっていた。


 朝街の住人が街の外に出るとそこには焼かれて結晶化した地面や池が出来たり、地面が切り刻まれたりそして凍ったクレーターなどがあり街の住人には魔物が暴れた後だと思われしばらく恐怖に包まれた。


 この事を知った柚季は

「あぁーーー!証拠隠滅するの忘れた!!」

 と言って頭を抱えていた。



<><><><><><><><><><><><><>


「さぁ〜!始まりました!闘魔祭!今年も盛り上がっていきましょう!」


「「「「「うぉぉぉーーーーーーーー!!!!!」」」」」


「私は解説のキャリーです!では特出する選手達の紹介といきましょう!」


 と闘魔祭が始まり解説の女の子キャリーが早速仕事を始める。


 それを俺たちは観客席で見る。

 意外にも戦わない職人とか商人、さらには貴族席に貴族まで座っていた。

 意外としっかりとした祭だ。


「まずはこの人だ!昨年のチャンピオン!王国の冒険者!剣だけを使い成り上がったレオンハルトーー!!」


「「「きゃぁーーーー!!レオンハルト様ぁーーー!!!」」」


 実際に観客席にいたレオンハルトがステージに降り立ちそれを見た女がレオンハルトを見て歓声をあげる。


 見た目は金髪に整った顔。

 装備も剣一本を腰に携え防具も上質なものを使っている。


「「「「「チィっっ!!」」」」」


 と観客席の男達はほぼ同時に舌打ちをする。


「さぁ!次はこの人!冒険者ランクS!数多の魔物を瞬く間に屠って行くディザストォォ!!」


「「「おぉぉーーー!!」」」


 と今度は男達が歓声をあげる。

 今回ステージに降り立ったのは背中に巨大な戦斧を背負った巨大な体躯。

 見えている腕や身体からは沢山の古傷が見える。

 鎧などはきておらず必要最低限の防具だけしている。


「次はこの人だ!帝国から遠くはるばるやってきた帝国最強の氷魔法の使い手!アイリス!!」


「ほう、最強の氷魔法か………」


 このあとも次々と紹介されていく。


「では、まず闘魔祭の概要を説明します!闘魔祭は一週間行われA〜Fのリーグに分かれて戦います!

 一試合目は1リーグ全員で戦うバトルロイヤル式でそのあと勝ち残った3人が次の戦いに行けます!

 そしてルール説明をします!

 ルールは簡単!なんでもあり!

 剣を使おうが魔法を使おうが自由!

 ただし殺しはダメだ!半殺しにしておけ!以上!」


「では今から試合を始める!」


 と審判の方が言った。




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