26話 半龍化
俺は後ろからつけてきているやつを誘き出すため路地裏に入った。
路地裏に入り少し進んで俺は立ち止まる
「気配まで消して俺に何の用だ?」
と歩いてきた方に向かっていうと
「俺がつけてたってよくわかったな。」
と声が聞こえたと同時に気配がより感じられるようになる。
「昨日はてめぇーの所為でギルド追放されちまったから今日からてめぇが稼いだ金を俺によこせ。
そうしたらてめぇがしたことは許してやるよ。ギャハハ!!」
と言われたので俺は
「なんでお前みたいなクズに大切な金を渡さなきゃ行けないんだよ。」
「そういう事言っちゃうんだー
おい!出てこい!」
と言うと俺の周りから10人くらいの人が武装しながら出てきた。
「こいつらは俺が雇ったんだ!
てめぇの何倍も強いぜ!
やっちまいな!ギャハハ!!」
とザクォーが言うと黒ずくめの服装で武器を持った奴らが襲いかかってきた。
こいつらは黒1黒2・・・黒10と呼ぶことにしよう。
先頭にいた黒1は剣で早速俺の首を切りにきた。
「うぉ!!あっぶねーな!」
と避けるとその先で黒3が次は足を切り落とすように攻撃してきた。
それをジャンプして避けると黒9と黒10が後ろから魔法を撃ってきた。
俺は刀を取り出し黒9が撃ってきたファイアボールと黒10が撃ってきたウォーターボールを叩き切った。
俺は魔法を叩き切ったあと立ち止まった。
俺の周りには囲むように黒いやつらが円形に立っている。
「お前らが先に攻撃してきたんだ。
攻撃するって方はされてもいいってことだよな!!!!」
と俺から右に立っていた男に一気に近ずき朧で黒の身体を頭から股にかけて一直線に切り抜いた。
殺したと同時に力が湧き上がる。
続けて殺した奴の隣で立っていた奴も首を切り落として殺す。
するとまた力が湧いてくる。
2人殺されると他の黒は
「よくもやったな!」みたいな感じで俺に突撃してくるが俺は敵の攻撃に合わせカウンターで攻撃をする。
それを続け10人殺し終わると殺す前より何十倍にも力が溢れてくるように感じた。
「な、なんなんだ!
なんなんだよ!てめぇ!!」
とこっちに指を指しながら言ってくる。
よく見るとその指は俺の後ろを指しているように見えた。
俺は後ろを振り向いて見ると視界の端に氷に血を垂らしたみたいな色をした龍の羽が見えた。
そして、頭を触って見るとおでこの横から捻れた角が左右対称に2本生えている。
腕は龍の鱗が生えており爪も伸び鋭くなっていた。
「おい。てめぇがやってきたんだ
だから俺もお前を殺す。」
「ひいぃ〜」
とザクォーは腰を抜かし手で後ろに逃げようと必死になっているところに俺は後ろから近づき首を切り落とした。
すると腕にある鱗や背中の羽、おでこの角は消えて無くなっていた。
服も背中は破れていなかった。
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