表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/71

17話 龍化

 アリアに魔眼を教えてもらったその日の夜、いつも使っている宿で寝ていた。


 すると、ゆっくりと柚季の寝ている扉が開いた。


「なにしてるんだ?ってあなたはミルティーさんじゃないか」


「起きてたんですか。柚季さん」


「なにしにきたんですか?」


「なんで私を連れてかなかったんですか?

 他の勇者様方はほぼ連れて行ったのに私だけ連れて行かれなくて………。

 行為もされてないですし………」


「えっ、メイドさん達って連れてって良かったの?

 あと普通はあってすぐに行為をするか?」


「そうだったんですか。

 じゃあ付いてくるんですか?」


「はい。お願いします。」


 と俺とミルティーさんが話しているとまだ夜なのにアリアが訪ねてきた。


「またきたのじゃ!

 ………ん?ミルティーではないか

 ここでなにしてるのじゃ?」


「ミルティーのこと知ってるのか?」


「しってるもなにも同じ魔族じゃからの。」


「バレてしまいましたか。

 それにしても魔王様とお知り合いとは………

 どこでお知り合いになられたんですか?」


「城に偵察しに行った時にフロスティアの気配を感じたのじゃ。

 だから会いに行ったら柚季があったのじゃ。」


「そうなんですか。

 懐かしい気配がすると思ったらフロスティア様の気配でしたか……」


 とまだ夜にアリアとミルティーが話し出したので俺はそれを横目に寝直した。



 朝起きるとアリアとミルティーはいなくなっており、部屋の扉に紙が貼ってあった。


 ________________________

 魔王様と久しぶりに会ったので話しながら魔王城に行ってみようと思います。


 ps.私を置いてかないで下さいね


  byミルティー


 ________________________


 と書いてあった。


 それを見ているとまだ朝なのに急に街が騒がしくなった。


 宿の1階に降りると宿屋の主人家族が荷纏めをしていた。


「なにがあったんですか?」


「ああ!柚季か、

 この街に魔物の大群が襲ってくるってさっき拡声魔導器で放送があったんだ。

 だから襲われる前にこの街から逃げようと思ってな。

 多分他の家もこの街から出て行くと思うぜ。」


 と言われ俺は冒険者ギルドに向かった。


 冒険者ギルドは多くの冒険者が受付に迫って


「魔物がくるってどういう事だ!おい!」


 と受付に言っていた。


 するとギルドの2階の奥から女が出てきた。


「おい、うるさいぞ。

 今魔物どもについて会議中だ。

 少し待っておれ。」


 と言われた瞬間受付で騒いでいた冒険者が一気に静まった。


 俺は街の外に出て見ると遠くから土埃が見え始めていた。


 それを見た俺は無意識に「龍化」と言っていた。


 次の瞬間俺は気を失っていた。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 街にいた冒険者


 俺が冒険者ギルドでギルド長の話を聞くために冒険者ギルドに残っていると街の外の方で地響きがした。


 冒険者ギルドにいた人や俺は今の地響きが気になり、街の外に行くことになった。


 街の外壁に近づいて門から外が見えるようになったところで


「なんだあれ!

 なんであんなバケモンがいるんだ!」


 と1人の男が気が狂ったように騒ぎ出した。


 その声を聞いた俺たちは門から街の外を見た。


 それを見た瞬間この男がこうなっても仕方ないというものを見た。


 それは身体が氷に覆われ身体中に薔薇の蔓のようなものか巻きついている竜、いや龍がこれから向かってくる魔物に襲っていた。

ブックマーク登録や評価よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ