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14話 武器屋で、

 俺はミーナを街に連れて帰り、そのまま冒険者ギルドに入りキャサリンさんに依頼達成の報告をした。


「んー、順調ね!

 明日からはもう少し強い魔物でもいいんじゃない?

 東に森があるからそっちに行ってみるといいよ」


 と助言的なものを頂いた。


「明日は武器屋に行くんだ。

 だから明日は休むよ。」


「あら、そうだったの………

 まって!!

 今までのうさぎってなにで狩ってきてたの?」


「魔法ですけど……」


「魔法使えるの……

 なら早く言ってよ!

 それならもっと強い魔物とも戦えそうね!


 じゃあまた今度ね」


 と言われ俺は冒険者ギルドにある酒場を横目に冒険者ギルドを出た。


 宿に到着すると、宿の食事をするところにさっき助けたミーナがアルミラージの肉を頬張りながら食べていた。


「ミーナここの宿だったんだね。」


「もごもごもご…………

 ん、そうですね、ここは他の宿に比べて値段は普通くらいだけど部屋とかが綺麗なのでここにしてるんです。」


「じゃあまたな」


 と言い俺は部屋に戻り、今日は晩ご飯を食べずにそのまま寝た。


 ーーーーーーーー


 朝起きると、俺が寝ているベットに何かいた


 ……………ナニカイル


 恐る恐る布団をめくってみるとロリのじゃ魔王が中で眠っていた。


「おい、アリアなぜお前がそこにいる。」


 と言いながらアリアの頬っぺたをつねってねじねじした。



 ちなみにアリアとは魔王のことだ。



「いたい!痛いのじゃ!

 早く辞めるのじゃ!」


「わかったけど、なんでここにいるんだい?」


「ようやく書類の山が片付いたから柚季に会いたくなってきたのじゃ。」


「いや、なんで一緒に寝てるのかも聞きたいんだけど。」


「一緒に寝てた理由はわしが一緒に寝たかったからじゃの。」


「はぁー、まぁいいか。

 俺は今日武器屋に武器を買いに行くけどアリアはどうする?」


「一緒に行くのじゃ。」


 と言って俺はベットから出て、簡単な服を着てそのまま宿から出た。


 宿の部屋から出るとき、アリアは幻影の魔法を使い、頭の角と背中の羽を周りからは見えないようにした。


 こうしないと人族の街中に魔族がいるとバレてしまうからである。

 以前見つけたエルフもこうやって耳を隠していたらしい。

 魔族はほぼ確実に覚えさせられる魔法なのだそうだ。



 そして、街を探索しながら俺は良さそうな武器屋を探していった。


 良さそうな武器屋を見つけたのは探し始めてから1時間程経った頃だった。


 場所は、大通りから2本横に行った裏路地にあり、ぱっと見は武器屋に見えない建物だった。


 武器屋の中に入ると奥から1人の男が出てきた。


 鑑定をすると


 ________________________

 ステータス


 種族:ドワーフ族

 名前:ゴリアス・マグナス

 職業:鍛治師

 レベル:57


 _________________________


 となっていた。


「ドワーフ族……」


「ほう、坊主何故気づいた。」


「いや、俺スキルで鑑定持ってるから

 ちなみに俺は龍人族だ」


 と言い俺は背中から龍の翼を見せた。


「この子はアリアで魔王だよ。」


「アリアじゃ。」


「すげぇーな、珍しい龍人と魔王様とは。

 んで、どんな武器が欲しいんだ?」


「直剣で長さはこれくらいの大きさのやつとあと刀ってある?

 もしあるならその2つを買いたい。

 金はある。」


「あるぜ、

 金があるならいいのを売ってやろう。

 少し待ってろ」


 と言われドワーフのゴリアスが奥の部屋に入っていった。


 少し待っていると両手に一本ずつ剣と刀を持っていた。


「こっちの剣の名前はミストルティンだ。剣の特性として氷属性を持っている。いわゆる魔剣だな。


 こっちの刀の名前は朧だ。

 今は若干妖刀に成りかけてるな。


 この2振りでどうだ。

 今のお前ならちょうどいいだろう。」


「あぁ、これにする。

 いくらだ?」


「今回はタダでやる。

 珍しいもん見れたしな。

 だが、次もここで武器とか買ってくれよ。

 お前さんにあった武器を選ぶからな!」


「そうか!

 ありがとう!

 武器とかの手入れってどうすればいい?」


「手入れは俺に持ってきてくれればやってやるが、遠出するときはお前さんが手入れしろ。

 手入れの仕方は布かなんかに油を少し含ませてそれで磨いてやれ。

 それだけやってればまず大丈夫だ。」


「わかった。また来るよ。」


 と俺は言って、俺たちはこの武器屋を出て行った。


 左腰に刀をぶら下げ、剣は城でもらったアイテム袋に入れて。

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