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13話 勇者の卵

 声がした方に駆けつけると、女の子が逃げ回っていた。


 うさぎ20匹くらいから



(なにがあった!!!)


 と思い、棒立ちになっていると、女の子がこっちに気づいたのか俺の方に近づいてきて


「たずげでください!!」


 と泣きながら逃げてきた。


「はぁー、しょうがないな


 くらえ!エクスプロージョン!」


 とうさぎの群れに某どこかの紅○族の爆裂娘が使っていた爆裂魔法である。


 この魔法を使うと確実に肉がダメになると思いうさぎには使ってこなかったが緊急事態だったので使った。


「凄い魔法ですね!

 それも詠唱なしであんな魔法を!」


「ん、まぁね

 それよりも君大丈夫だったかい?」


「はい、今は大丈夫です。

 今日初めて冒険者ギルドに登録して早速うさぎを狩りに来たのはいいんですけど、気づいたら周りにうさぎが寄ってきていきなり襲いかかってきたんです。」


「そうか……今日はもう帰るか、

 君も帰る?」


「はい!

 あっ、名前言ってませんでしたね。

 私はミーナです!

 よろしくお願いします!」


「俺は柚季だよ。

 よろしくね。」


 と言いながら俺は鑑定を使った。


 ________________________

 ステータス


 種族:人族

 名前:ミーナ

 職業:剣士

 レベル:2


 能力値

 体力:2000

 魔力量:2000

 筋力:100

 魔力:100

 知力:100

 俊敏:120

 幸運:500


 スキル:

 ・剣術LV1・勇者の卵LV1


 加護:


 _________________________



 となっていた。



(うわぁー、スキルに勇者の卵ってあるよ。どうゆうスキルなんだろ)


 と思うと鑑定スキルが発動したのかスキルの詳細が見えた。


 ________________________


 スキル名:勇者の卵


 効果:将来勇者になり得るものに与えられるスキル。

 LV10になると職業が勇者になり、他にスキル剣術と光魔法が使えるようになり、ステータスが上がる。


 ________________________



 となっていた。


「ん?どうしたんですか?」


「いや、なんでもないよ。

 さ、早く街に帰ろう」


 と言って俺たちは街に帰った。



 爆裂魔法でうさぎを倒したときに出来たクレーターも直さずに。




 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 後日、クレーターを見つけた冒険者がギルドに報告し、監察官の人がクレーターをみると魔法によるものだと判明し、これ程強い魔法は魔族しか使えない!

 と言うことになり、勇者に早く魔王を倒して欲しいと願っていた。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 魔王城では、


「なんで、人族ってわしらに攻撃してくるのかのー

 なんでじゃと思う?」


「わかりませんな

 それより早く書類を書いてください。」


「もしかして魔物の所為かの?

 魔って付いてるからわしらが生み出したと思っておるのか、

 わしらだって魔物には迷惑してるんじゃけどな。」


「そうですね。

 次はこの書類です。」


「もういやじゃー!

 早く柚季のところに行くのじゃ!」


 と魔王らしさのかけらもなく魔王と宰相は執務室で話していた。

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― 新着の感想 ―
[一言] めwwwぐwwwみwwwんwww よく女の子無事だったな…やっぱり氷薔薇の魔力制御がうまいからかなあ…
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