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9話 騎士団長と訓練

 異世界3日目の午後、俺たちは鍛錬場に集まっていた。


「よし!全員集まったな!

 俺の名前はガルドだ。同じ騎士団の仲間はみんな団長と呼ぶから団長でもいいぞ!ガッハッハ!

 それじゃあ、まず鍛錬場の端に沿うように走り込みだ!

 敵と戦うにしても体力がないとすぐに動けなくなって殺されてしまうからな!

 さぁ走れ!まず10周な!」


 と言って身長190センチくらいで、全身筋肉で覆われている武人のような人が俺たちが走り出したと同時に剣の素振りを始めた。


 〜〜〜〜〜〜〜〜


 俺たちが10周走り終わる頃にはみんなクタクタに疲れてしまっていた。

 地球とは違いステータスがあるが、この鍛錬場の1周は約3キロあり、それを10周ということは30キロ近く走っていることになる。


「さぁ、次だ!

 今から武器庫に連れて行く。

 置いてある武器は全て木製だが、当たりどころが悪いと死んでしまうから気をつけるんだぞ。


 ここだ。

 早く選べよ!」


 俺はクラスのみんなが選び終えるら辺で武器庫に入り木剣を選んだ。


 武器庫にあった武器は、剣、槍、槌、斧、弓、棍、杖、刀などがあり、武器庫の奥の方には槍と斧が合体したハルバードやトンファー、鉄扇など様々な種類の武器が置いてあった。


 俺が武器庫から出ると、ガルド団長が、


「じゃあ鍛錬場に戻って日が暮れるまで武器を扱う訓練だ!

 いい武器を持っていても使い手が下手くそだと武器の性能を出しきれないからな!

 じゃあまず素振りをしてみろ。」


 俺はなんとなくこんな感じかな?と腕の力だけでなく全身を使って剣を振った。


(確か中世のヨーロッパの直剣は切るんじゃなくて、叩き潰す感じで振るってたんだよな。)


 などと考えながら素振りをしていると、


「君、名前はなんて言うんだい?」


 とガルド団長が聞いてきたので


「氷薔薇柚季です。よろしくお願いします!」


 と言うと、


「そうか、柚季は剣を振るのは初めてか?」


「そうですね。地球にいた頃も何も武術はやってなかったですし。」


「ほう、では……

 柚季!君は初めてにしては出来すぎている。

 だが素振りをして損は無い!

 剣以外を使ってみるといい。

 もし敵が武器を使ってきた時、どう言う攻撃をしてくるか、自分が使ったことがあるだけでだいぶ変わってくるからな。

 さぁ、違う武器を取ってくるんだ。」


 と言われ俺は新しく武器庫から槍を持ってきた。


 そして、俺は槍を素振りし続けて、そのまま日が暮れてしまった。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 晩ご飯中


「明日は、1日魔法の練習です。

 先生はゼラ団長にお願いしてあるので、前回の部屋に行ってください。」


 とメイド長が淡々と話しそのまま部屋から出て行った。




 ーーーーーーーーーーー

 魔王城



「魔王様、今回の勇者どもはどうでした?」


「ん?1人を除いてカスだったのじゃ

 でもその1人が、わしの友のフロスティアの子孫での。

 その子とは友達になったのじゃ

 種族も龍人だったし、わざわざ隠蔽で隠してたからの

 いい判断だと思うの。

 人族は人族以外みな魔族と言う風に捉えているからの。

 バレたら殺されてしまのじゃ。」


「ほう、あのフロスティア殿の子孫ですか。

 その子孫殿も懸命な判断でしたな。

 召喚した国を考えれば即処刑と言うこともあり得ましたからな。」


「そうだの。

 あぁ名前は氷薔薇柚季だ。

 いずれこっちに来るかも知れないから魔王軍幹部たちには伝えるのじゃ。」


「はい。分かりました。」


「じゃあまた遊びに行ってくるのじゃ!」


「待ちなさい。

 魔王様しか処理できない書類などを片付けてからにしてください。

 結構溜まってるんですから。」


「えぇー嫌じゃ!

 やったら柚季のところに行ってもいいかの?」


「いいですから早くやってくださいね」


「やったの!」


 といつもこんな感じで魔王城の魔王の間に魔王と魔王に仕える宰相が話していた。

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