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  作者: 師走
11/15

次にあったのは巨大鷲の集団だ。

嘴をぎらぎらさして涎をたらたらさしながら飛んでくる。

しかしそんな鋭い嘴も眼光も鉤爪もレタスはなんともないように飛んで行っていとも簡単に背中に乗ってしまった。

その鷲を操って私も一緒に乗せると上へ上へと飛んでいく。

火山まで来ると私の手を引きながら飛び降りる。

「ありがとおぉぉぉ!」とレタスの鷲に対しての声は糸を引きながらくるくる落ちていく。

このまま行けばマグマに落ち込む。

どうするんだ。

レタスにはなんの対策もないようだ。

どうするんだ。

もう風で私の顔は上へ引き千切れんばかり、目も見えず、口もきけず、体は冷え込み、今にでもマグマに落ちるだろう。

どうするんだ。

途端、風がやんだ。

私は目を開けようとしたが、開かない。

すると今度は、体が前へ引っ張られるように進んでいく。

やっと薄眼を開けると、レタスは、マグマぎりぎりの宙を私を連れて走っている。

だんだんレタスの凄さは増している、と感じた。

熱くないのも、恐らくはレタスの仕業だ。

私はそう思ううちにまた気絶した。


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