カフェオレ奢ったらね
今回は赤宮sideでお送りします
あれから時間は過ぎてもう放課後。
朝の見て改めてわかったけど、美緒の事二人とも本気みたい。山川に至っては杉下が動かないから奪いに動こうとしてる。
私は美緒の恋を応援したいけど、美緒が自覚するまではこの2人のこと平等に助けるつもり。
「赤宮。今日一緒に帰れないか? 相談に乗ってほしい。無理にとは言わないけど」
まず、動き出したのは杉下か。杉下さえ素直になれば解決......しないか。美緒が自覚して認めないと!
「いいけど、山川は美緒の方に行っちゃうんじゃないの?」
あえて煽ってみる。この反応次第でどこまで真面目に相談にのるか決めるとしますか。
「それは嫌だけど、まずは中野の親友の赤宮に意見を貰ってから動いた方が確実かと思って。下手に動いて仲野のこと傷つけることがあった方が嫌だから」
なるほど。まあ、ちゃんと聞いてあげますか。
「りょーかい。帰り道カフェオレ1杯奢りで手を打ちましょう」
"まじかよ"と言いながら顔をしかめる杉下。
美緒の親友が直々に美緒の事を教えてあげるんだから当然の対価だとおもうんだけどねぇ。
「分かった。奢る」
交渉成立っと。
少し短いですが、次は美緒&山川の様子でその次に杉下sideで杉下の相談を書きます。