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山川からの頼み
ずっと更新してなくてすみません!
杉下の事がちょっとだけ、心配になった時、山川によって私は廊下に強制連行された。
「なぁ、仲野。お前って大和の事、どう思ってんの?」
その上、唐突にこんなことを聞かれた。
私は杉下をどう思ってるんだろう。自分でもよく分からないけど、分かることが一つだけある。それは、
「私は杉下の事がよく分からない。人の事いきなりバカにしてくるし。でもね、小2の時あいつに励まされたことがあるんだ。あいつは覚えてないだろうしそんな気は無かったのかもだけど。昔と変わっちゃってるけど少し信じてみたいかな」
っていうこと。
「そうか。なら良かった。俺がこんなこと言うのも変なんだけどさ、大和は根はいい奴だよ。素直じゃなくて人の事怒らせることもあるんだけど寂しがり屋だから。余計なお世話かもしれないけど、あいつの事気にしてやって欲しいんだ、仲野に」
山川はとても真剣な顔でそう言った。
「分かった。できるだけ気にはかけてみる」
「よろしくな」
何で私に頼まれたのかは分かんないけど昔の借りを返すと思えば良いか