収まらぬ不穏と、異国よりの騎士
今回は、避難しに急いでいる幸希達とは別視点となる、
王都の真っただ中から、三人称視点でお送りします。
「予想通り、というべきかな……」
幸希達が避難場所へと急いでいる頃、王宮の外では見境のない業火が都を包み込んでいた。
ただの炎ではない……。黒銀の光を纏うその揺らめきは、天上に浮かび上がっている巨大な陣から降り注ぐ雨と押し合うように鬩ぎ合っている。
生温い嫌な風に肌を嬲られながら、真白の騎士服に身を包んでいる青年が視線を下に落とした。
自分の指示を受けて救助活動に当たっている騎士達は、事前に与えられていた情報のお陰で戸惑う事もなく、獅貴族の民達を導いている。
ウォルヴァンシア、ゼクレシアウォード、そして……、ガデルフォーン。
それぞれの国に属する騎士や魔術師達が、災厄の影響を阻む為に走り回っている姿が見える。
この祭りの期間中に何が起こっても対応出来るように進めていた準備は功を奏し、災厄をもたらす黒銀の炎は徐々に浄化の雨によって収束しつつあった。
「流石、フェリデロード家当主様の考案した術式だねー。俺とルイちゃんが行使した時よりも、負担が遥かに軽い」
「ニュイッ!!」
騎士服の青年が、さらりとした自身の青髪に不快さを感じながらそれを耳に掻き上げていると、彼の頭の上にどっしりとした重みが飛び乗ってきた。
薄桃色のぽっちゃりボディの愛らしいもふもふの動物は、ガデルフォーンでも希少な種族だ。
長いふさふさの二つの耳と、青年の首筋や背中に垂れているボリュームたっぷりの尻尾。
いつもはのほほんとしているこの動物、ファニルも状況を感じ取っているのか、丸いお目々にキリッとした凛々しさを湛えている。……人様の頭の上で。
術による雨が服や身体を濡らさないようにしてあるとはいえ、この重みもあまり良いものではない。
「あのねー、ファニル。そこ、座る場所じゃないからね? 俺の頭、わかる?」
「ニュイッ! ニュイ~!!」
「うん、わかってるけど陣取るんだね。はぁ……、頭が重いよ」
と、頭の上でもっふもふしている動物に暢気な注意をしつつも、青年は遥か先に見える建物の辺りに巨大な化け物から逃げ遅れている親子の姿を発見した。
彼が立っている建物の場所からそこまではかなりの距離がある。
すぐさま短い詠唱の音を紡ぎ、青年は弓を構える体勢に入ると、その間に現れた光り輝く弓の弦を強く引き締め、――魔力の矢を放った。
『ウガァアアアアアアアア!!』
狙いを外す事なく化け物の背中に命中させると、跡形もなくその存在が黒い靄と共に消え去っていく。青年の視界には、消えた化け物以外にも、まだ数多くの敵と認識すべき存在が認識されている。
「ファニル、ちょっと俺の仕事が終わるまで大人しくしててくれるかな?」
「ニュイ~」
素直に頭の上から建物の一部に飛び降りたファニルを見届け、青年は夜空の只中へと飛翔していく。騎士団の部下達もよくやっているが、その手が届かぬ場所には自分が手を差し伸べる事で補える。騎士服の懐からじゃらりとした音の鳴る布袋を取り出し、それを躊躇いもせずに闇夜へとばら撒き、魔力が内包されている欠片と自身の魔力を共鳴させる。
先程の攻撃よりも、圧倒的に広範囲の強力な魔術を詠唱と共に発動させ、獅貴族の民を襲わんとしている化け物達を光の槍雨によって滅ぼしていく。
「うん、こんなもんかなー。あぁ、でもあっちも手が足りてない感じだねー」
『――こらあああああああ!! サージェスぅうううううううう!!』
すぐに王都全体の被害や化け物の位置を確認出来る術を発動させ、映像によってそれを確認していると、うんうんと頷いている青年の遥か後方から、轟くように大きな怒声が。
ワインレッド色の巨大な竜が全速力で青年、――ガデルフォーン騎士団長、サージェスティン・フェイシアの許までやって来ると、人の姿へと変じ胸倉を掴み上げてしまった。
「貴様!! あれはわざとか!? 何故、瘴獣ではなく、俺の翼ギリギリの所を術が狙ってくる!?」
まさに容赦なしの怒声をサージェスティンにぶつけているのは、こちらへと一緒にやって来たガデルフォーン魔術師団の青年で、名をクラウディオ・ファンゼルという。
魔術師としては有能なのだが、どうにも短気で怒りっぽいのが彼の弱点でもある。
クラウディオは魔竜の姿の時と同じワインレッド色の髪を風に遊ばせながら、ぶんぶんとサージェスティンの胸倉を揺さぶって怒鳴り続けている。
「クラウディオのすぐ背後にも瘴獣がいたからねー。助けてあげたんだよ? ほら、俺って君より年上でお兄さんだから、つい世話を焼きたくなっちゃうんだよー」
「やかましいわ!! 絶対にわざとだろう!! 貴様という奴は、俺を一体何だと思ってるんだ!!」
「いつまで経っても精神的に未熟なお子ちゃまかなー?」
「貴様ぁあああああああ!!」
あぁ、煩い。するりとクラウディオの拘束から逃れ、サージェスティンは放置の状態になっていた映像を確認した。瘴獣、瘴気と呼ばれる有害な力と『核』によって生み出された化け物達の数は、さっき発動させた術によってかなりの数が消滅している。
王都を侵食していた炎の勢いも弱まり、こちら側は収束に向かっていると思っていいだろう。
「まぁ、色々と仕掛けてくるのが好きな人達だしね……。警戒を怠らないのは当たり前の事だけど、さて、どうしようかなー。ねぇ、クラウディオ、こっち任せてもいい?」
「貴様……っ。どこまで俺を愚弄すればっ。……どこに行く気だ」
「勿論、ルイちゃんのとこだよ。何かこれ以上の事が起こるとすれば……、王宮の方じゃないかなって思うんだよね」
サージェスティンのアイスブルーを宿した双眸が、獅貴族の王城へと向かう。
彼の知る、不穏を抱くあの者達ならば……、まだ何かを仕掛けてくる可能性が高い。
餌をばら撒き、翻弄と誤魔化しに特化しているあの者達ならば、何の収穫も得ずに引き下がる事は……、あり得ないだろう。
まだ腹を立てつつも、クラウディオはサージェスティンの言葉を受け入れた。
「さて、それじゃあ行こうかな。ファニル、おいで!」
「ニュイ~!」
建物の近くへと寄り、両手を広げたサージェスティンの腕の中へと、ファニルが勇ましく飛び込んで行く。ウォルヴァンシアの王宮医師であるルイヴェルの話では、ガデルフォーンでの遊学時に可愛がっていた幸希が、記憶喪失に陥っていると聞いている。
いずれ戻る記憶ではあるが、彼女がペットとして可愛がっていたこのファニルが傍に行けば、その日が早まるかもしれない。
サージェスティンはしっかりとファニルを腕に抱くと、獅貴族の王宮へと向かって道を急いだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ルイちゃーん! 皇子くーん! 無事かなー?」
「……一応、な。くそっ、あの野郎!」
ルイヴェルの気配を辿って王宮内の一角に降りたサージェスティンは、息を切らしながら座り込んでいるイリューヴェルの第三皇子カインと、その隣で何かを考え込んでいる王宮医師の姿を見つけた。王宮を支えている回廊の柱は倒壊し、一面焼け野原……。
激しい戦闘の気配が色濃く残っているその場所には、負傷している者達の姿も見えている。
「誰と殺り合ったの?」
「俺とよく似たあの野郎だよ!! 散々暴れまくった挙句、どこかに消えちまった……」
不穏を抱く者の一人……。
ガデルフォーンで騒動が起こった際、カインとすり替わって自分達の傍にいたあの男の事だ。
イリューヴェルの第三皇子、そして、その国の皇帝とよく似た面差しの……。
どうやら、まだ名も知らぬその男が、カインや他の者達に手酷い真似をしてくれたらしい。
サージェスティンはファニルを抱えたまま、ルイヴェルの傍へと近づく。
「ルイちゃん……、今捕獲出来ているのは?」
「アヴェル、マリディヴィアンナ……、それと、さっきアレクから受けた報告では、ヴァルドナーツは器を破壊され、魂を回収されたらしい」
「三人、……捕獲済み、ね。話だけ聞けば大漁、って感じだけど、全然安心出来ないのは、これまでの経験のせいかな?」
サージェスティン達の把握している範囲では、アヴェルを筆頭に不穏を抱く者は全部で四人。
その内の三人が、神としての目覚めを迎えたウォルヴァンシアの騎士、アレクディースの協力によって捕らえられている。
不穏を成す為に力を与えている神、つまり、アヴェルという少年が囚われている今、有利になっているのはこちら側のはず。しかし……、誰の心にもまだ、油断は生まれていない。
「サージェス……、カイン、一度、上にあがるぞ」
「はあ? 上?」
「了解。行くよ、ファニル、皇子君」
魔術師達が展開していた巨大な陣が消え去った夜空へと飛び、サージェスティン達は遥か上空から王宮や王都内を見回した。
禍々しい黒銀を纏う炎は収束しており、瘴獣の気配もなくなっている……。
普通に考えれば、このまま平穏な夜が戻ってくると……、誰もが信じた事だろう。
「ニュイ~……」
まだ何も終わっていない……。
動物的な本能で、愛らしいファニルはぶるりと恐怖を感じているかのように震えると、落ち着きなく視線を彷徨わせた。
サージェスティンの傍で眼下を見下ろしていたルイヴェルが、右手のひらに一冊の書物を出現させる。転移の陣で遠くにあったそれを呼び寄せたのだろう。
禁書の類に指定されている印が、背表紙に刻まれている。
「アレクからの情報を元に、俺なりに色々と調べてみたんだが……、ひとつ、気になるものを見つけた」
それは、この獅貴族の歴史上、秘された存在として……、一部の許された者達だけが受け継いできた記録らしい。
資格なき者が触れれば、施された術によって苦痛を負う羽目になる、封じられし存在。
獅貴族にとっては外に出せない歴史の不祥事が綴られているに違いないそれを、何故ルイヴェルが……。
「ルイちゃん……、やっちゃったの?」
「心配するな。バレずに返しておけば問題はない」
つまり、獅貴族の禁書が収められてある場所からこっそりと拝借してきたわけか。
仮にもウォルヴァンシア魔術師団を率いる長が、他国の書庫から無断で拝借……。
サージェスティンは獅貴族の魔術師団長の事を思い出しながら嘆息した。
確か、真面目過ぎる程に真面目な人物で、不正や礼儀を欠く真似を嫌うような男だったはずだ。
まさに、目的の為ならば手段を選ばないルイヴェルとは真逆……。
「まぁ、禁書とかの閲覧許可を求めたら……、軽く一か月以上はかかるもんねー……」
「国交にヒビ入れる気かよ……、ルイヴェル」
「そんなにダラダラと待っていられるか。ともかく、俺が手に入れたこの禁書の内容が事実であれば、王女の魂に禁呪を使ったヴァルドナーツは……、相当に扱いの難しい化け物だ」
どこかで不穏な気配がないかどうか、探索用の術を展開するルイヴェルが、その書物から得た情報をサージェスティン達へと共有していく。
かつて、この獅貴族の王国、ゼクレシアウォードに生まれた一人の男。
類まれなる才と強大な魔力、蓄えた多くの魔術知識と……、その手にしていた地位。
道さえ違えなければ、彼は真実……、歴史に名を遺す英雄となっていたはず、だった。
禁じられた魔術さえ従えたその男の名は、――ヴァルドナーツ・ロヴェルガーヴ・ゼクレシアウォード。
その名に、サージェスティンとカインが目を瞠った。
ゼクレシアウォード……、それは、この獅貴族の王族が継ぐ家名ではないか。
「じゃあ、ヴァルドナーツは……、あの金髪のガキと同じで、王族出身なのかよ!?」
カインの張り上げた声に、ルイヴェルは黙って頷きを見せた。
「うわぁー……、じゃあ、あのアヴェルって子は、王族の中でも堕ちた魂を狙って仲間にした、って事かな?」
「てか、その法則でいくと……、俺とよく似たあの野郎も、イリューヴェル皇族出身って事か?」
「だろうな……。王族は、その種族の中でも特に祖先の血を色濃く受け継いでいると言われている。さらに言えば、王家の血を特に強く継いでいる者に至っては、他の王族にはない特別な力に目覚める事があると聞く。ウォルヴァンシアの現国王、レイフィード陛下の黄金眼がそれだ」
瘴気や悪しき力を消し去る清らかなる力……、ウォルヴァンシアの王であるレイフィードの瞳がその色に染まる時、祖先の血が色濃く現れる。
勿論、ウォルヴァンシアだけでなく、各国の王族の中には稀にそういう希少な存在が現れる事を、サージェスティンも聞いた事があった。
「王家の血に目覚めている王族は、名前と家名の間に特別な音が入るようになっている。ヴァルドナーツの場合は、『ロヴェルガーヴ』……、古の獅貴族の言葉で訳すると、ロヴェルは光、ガーヴは剣の意味を持つ。だが、他者に名乗る場合、その間の音は名乗らないのが常だ」
「けどよ……、確か、獅貴族のカマ、じゃなくて、王弟の事を、『レオン・ロヴェル』様って、呼んでたよな? お前」
「それか。詳しくは面倒だから省くが、昔世話になっていた事があってな。その際に、レオン王弟殿下の本来の名の一部を知ったというわけだ。それでも、完全な音にはならないが」
王家の血を色濃く受け継ぐ者は、何かしらの法則によってその証が与えられる。
それが、名前と家名の間に入る特別な言葉であり、音。
聞いた事はあったが、まさかあのヴァルドナーツが、獅貴族の王家に連なる者だとは……。
「そういや、俺もイリューヴェルの血が濃いとかで、正式な名前を与えられたような気もするが……、長すぎて覚えてねぇな」
「皇子君、それ軽く流していい事じゃないよね? イリューヴェルの皇帝陛下に怒られるよー」
「ふあぁ、別に構わねぇよ。血が濃いとか言われたって、その特別な力とやらを体感した事もねぇし、イリューヴェルの次期皇帝も兄貴達が勝手に継いでくれるだろうしな」
いやー……、それはどうだろう。
大国イリューヴェルの次期皇帝に関する問題は遥か先で解決すべき事だろうが、サージェスティンはエリュセードの裏側と呼ばれるガデルフォーンだけでなく、表側の情報収集にも余念がない。
イリューヴェルの第一皇子は、その伯父が引き起こした失態により皇位継承権を皇帝に返し、今は伯父の罪を償う為に、皇国に尽くしていると聞く。
第二皇子に至っては、政治手腕はあるものの……、側室の子供である為か、強き竜としての血筋で考えれば、弱い。
しかし、現皇帝と勇ましき英雄と名高い竜の血を交わらせて生まれた第三皇子のカインは、相当にその血が濃いはずだ。そして、特別な名を与えられたという事は、誕生時に検査を受けた結果、次期皇帝に相応しい力を秘めていると判断されているはず……。
それなのに、この完全に他人事な竜の皇子に、サージェスティンは頭痛を覚えざるをえない。
「ねぇ、ルイちゃん……。この子、早目に教育しなおした方がいいんじゃないかなー」
「カインの事は放っておけ。それよりも、今はヴァルドナーツの事だ。獅貴族に受け継がれる血が濃く、本来であれば羨望を受けて生きていくはずだった男が、妄執に囚われる事になった原因……、それが、レアンティーヌ王女の魂を抱いてその時代を生きていた一人の女だ」
「魂に干渉して永遠に縛り続けるとか、それ、普通の上位術者でも無理だよ……。ルイちゃんも無理でしょ?」
フェリデロード家の次期当主に対して失礼な問いではあったが、サージェスティンは確信を持ってルイヴェルに尋ねた。禁呪にも様々なタイプのものがあり、発動までいけても、効果を成さずに術者の方が先に死んでしまう事もある。
今回のケースで言えば、命を代償にするだけでなく、死後もそれをコントロール出来る力があるかどうか……。
「あまり肯定したくないところだが、……今の俺には無理だな。挑戦しようとも思わないが、俺の父親と同格、いや、それ以上の研鑽が必要となるだろう」
「じゃあ、ヴァルドナーツは本当に桁外れの化け物、って事かな……。禁呪に及んだ理由は?」
「愛する女からの裏切りと呼べばいいか……。ヴァルドナーツからすれば、そういう認識のはずだ。そして、禁呪が発動したのは、奴が害されたその瞬間に、だそうだ」
つまり、色恋の果てに身を滅ぼした。そういう事なのだろうか……。
だとしたら、類まれな才能と力、王族という何不自由ない立場に恵まれながら、ある意味で不幸な男だったと憐れむべきか……。
いずれにせよ、サージェスティン達がヴァルドナーツに同情し、レアンティーヌ王女を譲り渡すという選択肢はない。あれは敵だ。今を生きる者達の現実を脅かし、害となる存在。
「抗うのなら、こちらも本気で迎え撃つといったところだが……。ヴァルドナーツが過去に死したその人物と同一の存在であるのなら、……事は厄介な方に転じるだろう」
「どういう事だよ?」
「あの男は……、誰よりもこのゼクレシアウォードの地に詳しく、また、王族であると同時に、ゼクレシアウォード魔術師団を率いる存在でもあった。そして、魂に干渉し得る研究を行っていたという記述もある。つまり」
治療以外の目的で魂に触れようとする者など、滅多に存在しない。
今のエリュセードの医学と魔術であれば、前世の記憶に目覚めた者の負荷を取り除く為に治療という名目において干渉を行う方法もあるが、それもまた、本当に極稀なケースと言えるだろう。
ルイヴェルの話によれば、遥か遠い昔に生きていたヴァルドナーツは、趣味と称して様々な知識を蓄え、自身の長い寿命を無駄にせず、あらゆる研究に興味を示していたらしい。
その中でも、この世界を巡る魂の存在は興味深く、死後も禁呪を行使し続けられる程に、彼の研究は進んでいた。
「神とやらの力を借り、自身の魂をどこまでも便利に使いこなせる方法を見つけていたとしても、不思議ではない、という話だ」
「その上、この獅貴族の都は彼の庭みたいなものだしね……。ホント、油断出来ないよ、これ」
夜が明けるまでに、本当の意味での収束を迎えたいところだが……。
肩を落とすサージェスティンとか細く鳴いたファニルの声が闇夜に溶け消えた直後、嫌な期待を裏切らないその事態が、彼らの眼下で起こり始めたのだった。
☆サージェスティン・フェイシア
共通ルート、第四章序盤以来の参戦。
ガデルフォーン騎士団、団長。
ガデルフォーン騎士団の一部を率いてゼクレシアウォード入りをしました。
現在は部下達に指示を出し、民の救助や瘴獣の対応に当たらせています。
途中から、現場をガデルフォーンの魔術師団を率いてきたクラウディオに任せ、
王宮内のルイヴェル、カインに合流。
ぽっちゃりボディの愛玩動物、ファニルを連れています。
☆クラウディオ・ファンゼル
ガデルフォーン魔術師団の団員。(王宮魔術師の一人)
サージェスティンと同じく、共通ルート第四章序盤以来の登場。
現在は、魔術師団と騎士団の指揮権を託され、王都の騒動に当たっています。
☆ファニル
ガデルフォーンの希少動物。
薄桃色のぽっちゃりもふもふボディ。
幸希(今はキャンディ)の、一番目のペットを自負していますが、
実際は二番目のペットだという事をいまだに知らされていない、
マスコット的キャラ。
人でもなんでも丸のみにしてしまう事があるので、要注意。
2015年、10月11日。追記。
不穏を抱く男、ヴァルドナーツ過去編その1を、
番外編ページにアップしました。こちらです。↓
『悲劇への幸福~ヴァルドナーツ編~』
http://ncode.syosetu.com/n0962by/29/